『UNDER NIGHT IN-BIRTH Exe:Late[cl-r]』はシリーズ独自のシステムで奥深い駆け引きを楽しめる
筆者が今一番推したいタイトルが、『UNDER NIGHT IN-BIRTH Exe:Late[cl-r]』です。対戦格闘ゲームではありますが、本作のジャンルは“正統派近代小説感覚2D対戦アクション(ピュアラノベナイズ”Dヴァーサスアクション)”となっています。
要はライトノベルの異能バトル的な世界観とキャラクターたちによる格闘ゲームということで、その開発は『MELTY BLOOD』シリーズのフランスパン。同シリーズやそういった世界観が好きな方は特にハマるのではないでしょうか。
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『UNI』シリーズの際立ったポイントでもあり対戦を特に熱くしてくれているのが、相手と共有することになる画面下部のゲージで表現された“グラインドグリッド”周りのシステム。これは簡単に説明するならば、両プレイヤーの立ち回りをゲーム側が採点し、より高得点を取ったプレイヤーが有利になるボーナスを得られるといえばいいでしょうか。
このゲージは例えば相手プレイヤーに上手く接近して攻撃を加えたり、上手く相手の猛攻を防ぎきったりすることで増加し、逆に防御に失敗するなどで減少。この攻防を繰り返していき、一定時間毎にゲージを多く獲得したプレイヤーが“ヴォーパル”という状態に移行します。
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ヴォーパルに入ることで、操作キャラクターの攻撃力や必殺技に使うゲージの増加量が増えます。そしてヴォーパル状態の一番大きなメリットが、自分のキャラクターの行動を強制的に中断させ必殺技用のゲージを増加させる“チェインシフト”の使用権を得られる点。
これだけでも中々強力な効果ですが、発動すると一瞬だけ時間が止まるような演出が入るので、相手の攻撃の隙間を狙って発動しその間に切り返しに使う技のコマンドを入力してしまうなど、立ち回りの幅をも広げてくれています。実際の対戦ではぜひこの点を楽しんでみてください。
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『グラブル』の人気キャラクターたちを簡単操作で自由自在に動かせる『グランブルーファンタジー ヴァーサス』
現在の格闘ゲームシーンで外せない特に熱いタイトルと言えるのが、『グランブルーファンタジー ヴァーサス(GBVS)』でしょう。大人気スマートフォン用RPG『グランブルーファンタジー(グラブル)』のキャラクターを直感的な操作で自由自在に動かすことができるとあっては、プレイしたくなってしまうこと請け合いです。
『GBVS』では初心者が躓きやすい必殺技のコマンド入力を、ワンボタンで簡単に出すことができます。突き詰めると従来の格闘ゲームのようにコマンド入力したほうが良いのですが、「キャラクターを動かしたい!」ということであれば気にならないレベル。ド派手な必殺技を簡単に出せるのは、嬉しいポイントではないでしょうか。
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『グラブル』はサイゲームスの版権タイトルではありますが、『GBVS』はアークシステムワークス開発ということで、キャラクターたちのグラフィックは『GUILTY G Xrd REV 2』のようにアニメ調。これが『グラブル』との親和性が中々に高く、キャラクターを動かしている時の満足感に繋がっている点も見逃せません。
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初心者が特に挫折しやすい空中コンボなどはほぼなく、地上戦メインで遊びやすいものになっています。どのキャラクターもコンボの難易度が抑えられており、誰でも自由自在に好きなキャラクターで遊べることを目指していることがわかります。
格闘ゲームである以上勝ちたいと思うのは当然ではあるのですが、それ以上にこの作品はキャラクターを直感的な操作で動かせる楽しさを感じさせてくれます。まずは、“グラブルのあのキャラクターを動かしてみたい”。ここをスタートにして、はじめてみるといいかもしれません。
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格闘ゲームと言えばやっぱりこれな『ストリートファイターV』
格闘ゲームの紹介となると絶対に外すことが出来ないのが、「ストリートファイター」シリーズではないでしょうか。その最新作である『ストリートファイターV』はやはり人気タイトルであり、最近は『チャンピオンエディション』が発売され更なる盛り上がりを見せています。
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筆者も『チャンピオンエディション』から『ストリートファイターV』に参戦しようと練習を重ねているのですが、基本的にコンボ重視のタイトルを中心にやり込んでいたのでこれがまた難しい。技の振り方から“波動拳”の様な飛び道具の撒き方、コンボの考え方にいたるまで、これまで経験してきたタイトルとは何もかもが違い過ぎて逆に楽しめています。
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まだまだ初心者として練習中のタイトルのため、あれこれ偉そうなことをいうのは差し控えますが、今まで上手い人の対戦を見ているだけだったタイトルで、自分のできることが増えていっている感覚を味わえるのは感慨深いものがあります。
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筆者と同じように上手い人の対戦を見て楽しんでいるだけだった人は、ぜひ一度体験してみることをオススメしたいです。プロシーンで活躍している選手の方たちがどんなに凄いことをしていたのか、自分でプレイすることでさらに実感できることでしょう。
普段格闘ゲームをプレイしない人は『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』で好きなキャラクターを動かす楽しさを
今回最後に紹介するのは、『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』。こちらは少し前のタイトルになってしまいますが、タイトルにもある通りライトノベルの人気レーベルのひとつである“電撃文庫”のキャラクターたちを自分の手で動かせる点がウリとなっています。
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参戦タイトルは多岐にわたっており、『ソードアート・オンライン』や『とある魔術の禁書目録』『魔法科高校の劣等生』といったカッコいい異能バトルものの作品はもちろん、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』や『とらドラ!』といった格闘ゲームでどんなふうに動かせるのか想像もつかないラブコメものの作品まで多種多様な作品のキャラクターを動かせます。
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システム周りもボタン連打でコンボができる“クイックコンビネーション”などシンプルにまとまっており、格闘ゲームをはじめて遊ぶ人も安心。またキリトなら“二刀流”、司波達也なら“フラッシュ・キャスト”といった具合に、原作で持っている能力が各キャラクターに“切り札”というシステムでゲームに上手く落とし込まれている点も見逃せません。
加えてプレイアブルキャラクター以外にも、サポートキャラクターとしてかなりの電撃文庫作品が参戦しています。特定のプレイアブルキャラクターとの組み合わせで掛け合いがあるので、原作ファンの嬉しいポイントになっています。こういった所を探すのも中々に楽しいので、格闘ゲーム初心者の方には特にオススメです。
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以上、7作品をご紹介しました。今回は筆者がプレイしたことのあるタイトルが中心となってしまいましたが、この他にも『ドラゴンボール ファイターズ』『ミリオンアーサー アルカナブラッド』『スカルガールズ』『SAMURAI SPIRITS』『SOULCALIBUR VI』などなど、まだまだ色々なタイトルがあります。本稿がこれからみなさんが遊ぶ対戦格闘ゲームの参考になれば幸いです。