【特集】『Fallout』が濃縮された『Fallout Shelter Online』幻のコンバットゾーン実装や新たなタッチで描かれたキャラなど、シリーズファン必見のネタが盛りだくさん!

過去シリーズのキャラクターが登場したり、本来のコンバットゾーンの姿を見られるなど、『Fallout』の世界観が濃縮された作品です!

モバイル・スマートフォン iPhone
【特集】『Fallout』が濃縮された『Fallout Shelter Online』幻のコンバットゾーン実装や新たなタッチで描かれたキャラなど、シリーズファン必見のネタが盛りだくさん!
【特集】『Fallout』が濃縮された『Fallout Shelter Online』幻のコンバットゾーン実装や新たなタッチで描かれたキャラなど、シリーズファン必見のネタが盛りだくさん! 全 11 枚 拡大写真
ついに緊急事態宣言が解除され、人々が活動を再開する日が来ました。とはいえ、外の世界にあふれる危険に注意して外出する必要がありますよね。今回は、そんな環境で生き抜く練習のために『Fallout Shelter Online』をおすすめします!


今の情勢に似ている『Fallout Shelter Online』の世界


『Fallout Shelter Online』は、iOS/Android向けとして6月1日に配信された『Fallout』シリーズのスピンオフ作品です。『Fallout』シリーズは1997年に発売され全世界で人気を博しているアクションRPGシリーズですが、本作はシミュレーションゲームとなっています。

核戦争が起き文明が崩壊した世界が舞台、プレイヤーは「Vault」と呼ばれる核シェルターの指揮官となり、シェルターの運営をしながら放射線で汚染された土地へ旅立ちます。外の世界は放射線による汚染とそれに伴う危険な野生動物、倫理観が欠如した武装集団が跋扈する世紀末。ここに旅立つ理由は主人公によって様々ですが、どれも世界の運命を左右する問題に関わっていきます。


再現されている部分のマップ、比較している動画を見るのも楽しい

『Fallout Shelter Online』の世界はこの『Fallout』シリーズの4作品目である『Fallout4』の世界を継承しており、実際のボストンがベースになっています。危険な外の世界へと飛び立って行く様子は、現在の私たちと似たものがありますね。情勢も相まって感情移入しやすい主人公に自分を重ねながら『Fallout Shelter Online』をプレイすると、より没入感を高められると思います。

『Fallout Shelter Online』でも変わらない『Fallout』らしい魅力!


『Fallout』の世界は、放射線に汚染された世紀末感だけが特徴ではありません。この作品の魅力のひとつに、作品全体がレトロフューチャーで統一されていることが挙げられます。

一般家庭に核燃料で駆動するお手伝いロボットがいるのに、テレビがブラウン管でモノクロでしか映らない。スマホにあたる携帯式PCが腕に巻きつける大型の機械かと思えば、「Vault」のような大型の核シェルターを建築できる技術を持っていたりと、もしかすれば到来したかもしれないと感じる不思議な世界です。

また、音楽からもこういった世界の片鱗を味わえます。このゲームで流れる音楽は、1940から1950年代の英語圏で流行した曲調のものが採用されています。ジョニー・マーサーや同年代の作曲家の曲に似たものが流れているのですが、1周回って新しいような独特の雰囲気の演出に一役買っています。車のデザインやファッションも同じ年代のものが採用されているため、『Fallout Shelter Online』を始める前にこの年代の流行について調べるとより楽しめると思います。

『Fallout4』ファン必見のネタが盛りだくさん


『Fallout Shelter Online』は『Fallout』を初めてプレイする人が楽しめるのはもちろんのこと、シリーズファンにうれしいネタが多く散りばめられています。ここからは筆者の独断と偏見となりますが、シリーズファン必見のネタの数々をお伝えします。

過去の『Fallout』で登場したキャラクターが登場!


『Fallout4』の世界である連邦を舞台に、同シリーズで登場したお馴染みのキャラクターたちが登場します。ミニッツメンからはブレンストン・カービ、B.O.Sからはパラディン・ダンスなどの主要人物たちが、さらにロニー・ショーのようなサブキャラクターもしっかり登場します。過去作からの出演もあり、『Fallout3』で一番美人と言われたアンタゴナイザーさんなどもラインアップされています。

『Fallout4』を代表する派閥のリーダーたち

スーツ
を脱ぐと美人なアンタゴナイザー、ロニー・ショウのイラストはある意味で必見

コンバットゾーンでNPCと戦える!


『Fallout4』のロケーションのひとつであるコンバットゾーンには有名な裏話がありましたね。そうです、コンバットゾーンではケイトと出会う以外に、NPCと戦えるアリーナになる予定だったのです。惜しくも未実装に終わってしまった悲しいロケーションでしたが、『Fallout Shelter Online』で念願のアリーナ機能が実装されました!ファンとして感無量なのですし、もしかするとこれを見越しての実装見送りだったのかもしれないとも考えてしまいますね。

本来のコンバットゾーンの姿を見られる!

あのキャラを原作アートブック調の絵柄で堪能できる!


『Fallout』に登場するキャラクターはみんな一癖も二癖もあり、それぞれ魅力があって語りつくせないのですが、ほぼ全員に共通していることがあります。それはみんな等しく薄汚れていること。

世界設定を考慮すれば水も貴重な世界で十分にお風呂に入ることは難しいでしょうし仕方がないのですが、好きなキャラクターのオシャレした姿だって見てみたい……。ない物ねだりはしょうがないと思って過ごしてきたプレイヤーのみなさんも多いでしょう。今なら綺麗な推しのキャラを見られます、そうこの『Fallout Shelter Online』で!

ドッグミートかわいい

『Fallout Shelter Online』ではキャラクターを獲得すると、各キャラクターのアニメーションイラストとバックストーリーを鑑賞できます。このイラストがファンにとっては垂涎の代物。推しのキャラクターが薄汚れていないうえに原作とは違うタッチで描かれており、新たな一面をのぞかせてくれます。まれに原作よりもだいぶ若く描かれているキャラクターもいますが、それは一生懸命おしゃれしたんでしょう多分。

『The Art of Fallout4』でしか見られなかった設定が登場!


これはだいぶ細かい部類の話ですが、『The Art of Fallout4』でしか紹介されていなかった設定が採用されるうれしいサプライズもありました。例えば、ママ・マーフィーが座っているこの車椅子。初期段階ではゲームでもママ・マーフィーはこれに乗って移動する、体が弱いおばあちゃんの設定だったのです。

しかし、技術上の問題が生じてしまい、紆余曲折の果てに自分で立って歩ける健康的なおばあちゃんとして登場することになりました。そういった3Dモデルで表現するには難しかった設定がしっかりと拾われて、スピンオフ作品という形で見られることはうれしいですし、製作者の作品への愛情も感じます。


『Fallout Shelter Online』は『Fallout』が濃縮された作品


『Fallout Shelter Online』はスマホに最適化されてはいますが、しっかりと『Fallout』の世界を継承しています。ここから『Fallout』に触れる人も、何度もウェイストランドを救った人にもおすすめできる作品です。外に危険が多い今こそ、『Fallout Shelter Online』で対処法を予習しておきませんか?

《Takumi》

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]

特集

関連ニュース