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きめ細やかなドット絵の女の子モンスターが話題の『箱庭えくすぷろーらもあ』。もともとPC向けにリリースされていたものが、この度ニンテンドースイッチでもダウンロード販売される運びとなりました。
モンスター少女たちのセクシーさが話題に上がっており、ダウンロードページのPVでも主人公が彼女らに蹂躙される様がクローズアップされていました。こんなゲームが本当にニンテンドースイッチで遊べてよいのか。日本の若い少年少女に与える影響を憂いつつ、下心満載でプレイに臨んでみました。
※本記事中の画像はすべてSteam版『箱庭えくすぷろーらもあ』のものです。
高いクオリティのドット絵とアニメーションの美しさ
ゲームスタートして最初に出迎えてくれるのは、丁寧に描きこまれたのドット絵の世界です。メッセージウインドウに映る少女の口元はかわいく動き、特徴的なおさげ髪がぷらんぷらんと揺れる。その様子に一瞬で心を奪われてしまいます。かなり高いクオリティのドット絵です。
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滑らかでありつつドット絵らしい粗さも兼ね備えたアニメーションは、思わず見入ってしまう魅力があります。特にお尻のモーションは必見。青少年の教育に大変悪い影響を与えることは否めません。本作は街の人に後ろから接触するとお尻にタッチすることができるようになっています。触った時の反応も多様。少女はこちらを「変態」と罵ってくるし、妙齢のおばさまはまんざらでもない様子。もちろん男性のお尻も触ることができるのでその反応も要チェックです。
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プレイヤーキャラクターは、マス目上のドット絵の上に描かれた世界を冒険します。この雰囲気も非常に良質。マップのデザインは、アトリエシリーズの原点である『マリーのアトリエ』や『エリーのアトリエ』を彷彿とさせます。ドット絵のゲームが好きな人ならば、このマップとキャラクターを見ているだけでも十分に楽しめることでしょう。
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ローグライク的なシステムと、単純操作で楽しめるアクション、そして充実の育成要素
ゲームシステムはいたってシンプル。10×10のマップを舞台に、フィールドやダンジョンを移動。敵を倒し、レベルを上げ、お金を集めて武器や防具をそろえてまた新しいダンジョンに挑む、という一般的なRPGです。冒険はリアルタイムに進行し、戦闘はジャンプと攻撃と道具使用を組み合わせたアクション性のあるもの。リアルタイムのローグライクゲームといえばわかりやすいでしょうか。
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時にはジャンプアクションなどを駆使すべき状況も発生します。
ダンジョンではモンスター少女がお出迎え。RPGでよくお目にかかるモンスターたちが少しかわいくなって登場します。「ラミア」は「らーみやん」、「バンパイア」は「ばんぱいやん」などとちょっとやわらかい名前に。攻撃も主人公を締め付けたりするものが多く、密着感があります。中には子供には見せられないような攻撃も。
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しかし、プレイしているうちに思い知らされるのはモンスターたちの強さ。はっきり言って一筋縄ではいかないものが多数。中でも個人的に恐ろしい思いをしたのは「わかまんどら」。いわゆる「マンドラゴラ」の一種です。見た目はただの植物の女の子。近づくと触手を伸ばしてプレイヤーをからめとります。モンスター少女との触手プレイだと思って期待して、見ていると、目の前で起ったのはまさかのレベルダウン。それも1レベルではなく、一気に3レベル下げられてしまいます。これまでの努力があまりにも簡単に奪われる様に絶望。やはり世の中ハニートラップより恐ろしいものはないのだと痛感しました。
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どのモンスターもモーションの作り込みに余念がありません。ただ見ているだけでも楽しめる作品になっています。PVにも登場した「どらいあど」は必見。美しいボディラインに、色気たっぷりの動き、そして両足で主人公を締め付けるというセクシー攻撃。製作者の強いこだわりが感じられるボスキャラクターです。
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本作はゲームオーバー時のペナルティがほとんどなく、レベルアップはかなりスムーズ。その分、敵は結構強めに設定されている印象です。容赦の無いレベルダウン攻撃はもちろん、体力や武器の耐久度などのリソース管理もわりとシビア。一方でアクション要素もしっかりしているため、敵の行動パターンや立ちまわりかたを覚えれば簡単に攻略も可能という良いバランスになっています。
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ローグライクゲームは結構慎重な行動が求められるジャンルだという印象がありますが、このゲームは思い切った挑戦ができるのが特徴です。大胆に攻めて、ぼこぼこにやられるのもまた一興。
女の子たちを忘れてしまうほどハマってしまう 充実のやり込み要素
システム面にも触れていきます。武器や防具はそれぞれ耐久度が設定されています。使うほどに消耗し、やがて壊れるという流れ。状況に応じて武器を使い分けたり、時には温存することが重要になっています。武器のバリエーションは非常に多彩。剣、こん棒、爪などの物理攻撃武器や、弓矢といった遠距離攻撃武器、魔法を放つことのできる杖など様々。武器によってできることが異なってもいるため、使い分ける楽しみもあります。
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同じ系統でも異なる使い勝手の武器も多くあるので、自分にあった武器を探す楽しみも。
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武器防具が壊れるという仕様は、「もったいない」精神の人には苦しいものでもあります。しかしこのゲームでは、武器を消費すると最終的に素材が手元に残る仕様。これらの素材は店で売ることで、店のレベルが上がり、新しい商品が店頭に並ぶという仕組み。元となったアイテムが良いものであればあるほど、手に入る素材が上質なものになり、上質な素材ほど店のレベルが上がりやすくなります。
つまり、良い武器を消耗してしまっても、損しっぱなしではないということ。良い武器を後生大事に持っておくほうがむしろ「もったいない」というシステムになっているのです。手に入れた武器はガンガン消費してどんどん売却することが推奨されます。
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『ウィザードリィ』や『世界樹の迷宮』などでおなじみですね。
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どの街の店のレベルを優先してあげるのかが重要になってきます。
ちなみにゲームオーバーになっても「やり直し」を選べばその時手元にあるアイテムは失われません。まずはじめにダンジョンに潜って素材を集めまくり、武器をそろえて準備。その後で、武器防具が整ってきてからしっかり腰を据えて攻略する、という段階を踏んだ遊び方もできます。
武器だけでなく、防具やアクセサリにも様々な効果が。どれを使うべきかとても悩ましいところです。武器防具の収集と取捨選択、素材売却による店のレベル上げなど、プレイヤーごとに異なる遊び方ができるため、他人のプレイを見ることで新たな発見があるかもしれません。
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同じ武器でも付与した能力によってまた使い勝手が変わります。
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実績トロフィーのコレクション要素も充実。普通の攻略に関するものもあれば、ゲームオーバーに関するものや、隠しイベントを発見した場合の実績など多岐にわたります。モンスターだけでなく、街の人々にも喧嘩をふっかけて戦闘することが可能であり、街の人から嫌われることで解除される実績もあるようです。
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高いとデメリットがあるようですが…。とにかく何でも試してみることが重要です。
通常の攻略でも多様な遊び方が可能な上に、実績まで解除しようと思えばかなりの時間遊ぶことができます。慎重派、スピードプレイ派、低レベル攻略派、コレクション好きな人などなど、様々なプレイスタイルに対応できる作品だと言えるでしょう。
『箱庭えくすぷろーらもあ』は、モンスター少女にかなり力を入れているので、年頃の少年少女ならば性癖になんらかの影響を与えることは間違いありません。しかし、下心満載でプレイを始めたにも関わらず、いつの間にか普通に戦いやコレクションにのめり込んでしまいました。スケベ心で遊んでも楽しめますし、純粋なRPGとしても十分遊びごたえ十分の作品となっていますので、ぜひ年齢性別を問わずプレイしてみていただきたいと思います。