『アークザラッド R』2周年記念、開発者特別座談会・後編―真の主人公はミズハ、新キャラ・ウルトゥスは“勉強できるアーク”など怒涛の情報解禁

『アークザラッド R』2周年おめでとうございます!

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『アークザラッド R』2周年記念、開発者特別座談会・後編―真の主人公はミズハ、新キャラ・ウルトゥスは“勉強できるアーク”など怒涛の情報解禁
『アークザラッド R』2周年記念、開発者特別座談会・後編―真の主人公はミズハ、新キャラ・ウルトゥスは“勉強できるアーク”など怒涛の情報解禁 全 32 枚 拡大写真

「トリビュート」シリーズがあるから、それまで断念していた情報が伝えられるようになる


――あと気になるのがノルです!デザインが現状とは全く違いますね!

小山『R』と原作ではノルの見た目も性格も違うんですけど、理由を説明するお話を「トキワタリノ方舟」とは別で制作しています。元々の構想でもあったんですけど、説明できる場所がなかった。そういうのを自由にやれる「トリビュート」ができたので、そちらで触れられたらいいなと思っています。


――ヨシュアのラフ絵があるのも気になります。「トキワタリノ方舟」に登場するのですか?

小山前日譚というよりは本編に関わってきます。これ言っていいのかな…。原作ではマントを閉じた絵しかなかったので、國末と一緒に考えてデザインしました。忍者刀のような短い剣だけを持った軽装備で、長旅を意識しています。アークのインナーと似ていますが、そもそもアークが着ていたのはヨシュアの服だったので。


――ヨシュアの能力がトキワタリに関わりがあるということですか?

小山『II』でも「ヨシュアの形見」という時を越えられる精霊の力が宿ったアイテムがありましたよね?なんらかの能力を持っているのは間違いないと思ってください。

安藤小山さんや米坂さん、土田さんたちが『I・II』制作時から練られていた設定を、今の時代に向けてアレンジして、20数年の時を経て謎が明かされていくというのがこのコンテンツの醍醐味だと思います。ミズハもそうですけど、プレイしてもらううちに「あ!そういうことだったのか!」というユーザーの声が聞けるのは、時間をかけて解禁していくコンテンツだからこそ得られる反応だと思っています。開発チームも本当に楽しんで製作しています。

――おっしゃる通り、『R』と『I・II』では明らかに物語の見せ方が違いますよね。

安藤『I・II』は一本のゲームだったので、見せ方としては映画に近かったと思います。『R』は動画配信のようで、コメント欄でユーザーとコミュニケーションしつつ開発しているイメージです。

小山そうですね。『R』はネット番組みたいな感覚はありますね。特にユーザーのリアクションに応えやすいのが「トリビュート」シリーズで、公式が情報を取り扱う価値もあると思うんですよ。『III』の扱いに疑問を持つ方も初期は居たと思うんですけど、公式でちゃんとやっていくという意思表示にもなっています。

あとは制作のわがままでもあるんですけど、当時は尺が足りないなどでボツになったネタを取り扱いたいです。メインストーリーで不足している情報を補うために、「トリビュート」で見せていきたいです。

安藤ユーザーの反応によって変わってくるものもあるんですよね。『R』の本筋はブレませんが、ユーザーの「この情報の真偽はどうなんだろ?」に対する回答の伝え方は工夫しなきゃと思っていて、「トリビュート」はユーザーとのコミュニケーションの中で生まれたんです。

小山情報量が多いので歪曲して伝わっている部分は確かにあって、公式ツイッターで解説して軌道修正するのは簡単ですけど、クリエイティブではないですから。我々はゲームで答えを出していきたい。

メインストーリー第6章がまもなく配信!カリスマ的リーダーに成長した『III』のお嬢様が登場!?


第6章キービジュアを初公開

――目玉は神獣戦?

安藤第5章ラストの展開から、どう見ても神獣と戦わざるを得ない状況ですし、もちろん神獣バトルは用意しています。将来的にはユーザー同士で協力する形も考えてはいますが、まずは一人で遊んでもらえる形をお届けします。

小山そこを担当してくれているのが、『I・II』オリジナルスタッフの佐藤さん。私と米坂さんの相棒みたいな人で、当時のアイテム名や効果などはほとんど彼が考案していましたし、戦闘システムも担当してもらっていました。彼が中心となって神獣戦のバトルシステムを構築している所です。

――神獣バトルは今後も増えていく?

小山全部が神獣とは限りませんが、要所要所で大きなモンスターとのバトルは増えていく構想はあります。

――これも満を持してというか、アンリエッタが登場しますね。

小山ロシュフォール家は『R』の世界でもお金持ちなんです。その力で主人公達に何らかの協力があるのかもしれませんね。


――アレクの「トリビュート」でもアンリエッタが登場しましたけど、まさメインストーリーでこんなに重要な役割だとは思わなかったです。

小山アンリエッタを第6章で登場させるのは以前から決まっていて、せっかくなら『III』を再現したいよねと作ったイベントが「ロシュフォール家の極秘事業計画」(7月22日実施)だったわけです。「ロシュフォール家の極秘事業計画」で登場したアンリエッタを記憶していただいた上で、第6章に登場するアンリエッタにビックリしてもらいたい(笑)。

――え?そんなに違う人なんですか?『R』だとアレクとも会っていない世界線の話になるわけですもんね。

小山それを言うのであれば、『III』におけるアレクとアンリエッタの関係性は恐らくないでしょうね。異なる世界線で二人が出会ったらどうなるのか?『III』ファンには注目していただきたいです。ただ、『R』からのユーザーは二人の関係性を知らないので、「トリビュート」などでも二人の関係性をちょいちょい出せたらとは思っています。

――この只者じゃなそうな執事やメイド達は一体・・・?アンリエッタといえば、お嬢様に仕える老齢のセバスチャンのイメージしかなかったので・・・


小山彼らは『III』では登場していませんよね。アンリエッタの身の回りの世話をしたり、この傘を使って敵を薙ぎ払ったりする人たちです。傘は発明品で、キャラクターによって内容が違うかもしれません。この二人に関しては兄弟なんですけど、「AG7」(仮)なので、あと5人いる設定です。

――彼らを束ねるアンリエッタは、カリスマ的なリーダーシップを持つまでに成長しているんですか?

小山はい、そういうところで想像していただければと思います!

――飛空挺も登場するんですか?


小山この飛空挺は元々あるタイプのもので、塗装を変えているだけですね。アンリエッタが乗っているのかは想像を膨らませていただければ(笑)。

――今後はどんなアップデートを予定していますか?

安藤2周年に合わせて「記憶浄化」や「トキワタリノ方舟」、「トリビュート」などストーリー面で盛り沢山になっているので、その各要素をきちんと遊びやすくするためのアップデートを考えています。第一弾はバトルの、オートモード時のAIがもう少し賢かったら・・・といった要望が多い部分を今やっています。「何でこの時にこんなことするんだよ?」といった点を修正し、ちゃんとしたタイミングで、スキルを使って戦ってくれるAIを実装したアップデートを2周年の後に予定しています。

あとは、もう一度みたいイベント限定のカットシーンなど、キャラクターに絡んでいる部分はアーカイブとして気楽にわかりやすく見られるようにすることも考えていますね。

黒騎士が登場する48時間限定のガチャを見逃すべからず


今回のイベントは【初級】~【高難度】で構成された期間限定クエスト。イベントクリアで入手できるポイントで新★5装備『ブラックメイル』の製作書など、様々な報酬を獲得できます。【実施期間】2020年8月23日(日)15:00 ~ 9月1日(火)23:59


――周年イベントとして、ちょこが主人公の「あにばーさりーダンジョン」が開催中ですが、兎にも角にも周年に合わせた様々なガチャが大変魅力的だと感じています。

2周年を記念して2回限りの有償限定ガチャ『ちょこからのお祝いプレゼントガチャ』が開催。「フェスばーじょん」では、フェスキャラが1体必ず出現し、「アニバばーじょん」ではアニバーサリーキャラが1体必ず出現。また、同一の対象キャラクターを所持している際に入手できる魂が通常時の最大5倍に増量しています。【実施期間】2020年8月23日(日)15:00 ~ 9月1日(火)23:59


小山2周年イベントに連動している形で現在開催中のガチャは、アニバちょこです。2周年記念のアニバーサリーの衣装として登場しています。今回は、清楚だけど楽しいテンションが伝わるような衣装でデザインしてあります。

【実施期間】2020年8月21日(金)18:00 ~ 9月1日(火)23:59

――さらに目玉として、「48時間限定!始まりの勇者ガチャ」がありますね。

安藤「お!」と驚くガチャをたくさん用意しているんですけど、「48時間限定!始まりの勇者ガチャ」に注目して欲しいですね。

【実施期間】2020年8月25日(火)15:00 ~ 8月26日(水)23:59


強力な武器でありながらもデメリットが大きかった「黒騎士の剣」。しかし、筆者が検証したところ、黒騎士が持つオートスキルによって3ターン目の状態異常発生が防がれていました

小山アークに関連するガチャなので、黒騎士も登場します!2周年だからこそのラインナップになります。

安藤記憶浄化エルクがあり、特別な衣装のちょこがあり、ウルトゥスがあり・・・2周年に向けて、特別高性能なキャラクラーがズラっと揃っています。

小山やはりお祭りですからね!1周年ではそこまではご用意できなかったのですが、今回は開発運営チーム全員でファンの皆様がお楽しみいただけるものが何か考えて考えてたどり着いたところがあります。ちょこのイベントも、話の緩さや気の抜けた所を今後のイベントストーリーで出すきっかけと思って制作しました。

安藤ユーザーの皆さんに支えられての2周年です。永らく遊んでいただいて、本当にありがとうございます。。『R』2018年からの2年分以上に『アークザラッド1』リリースからの、25年におよぶ様々な歴史が積み重なったコンテンツになっております。『R』から知ってもらった人、『I・II・III』から知っている人がみんなで交流して楽しめるようなサービスであり続けたいと思っています。これからもよろしくお願いします!



『アークザラッド R』は好評配信中。基本プレイ無料のアイテム課金制です。


(C)Sony Interactive Entertainment Inc. (C)2018 ForwardWorks Corporation.
Developed by AltPlus Inc.
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《乃木章》

現場に足を運びたい 乃木章

フリーランスのライター・カメラマン。アニメ・ゲームを中心に、親和性のあるコスプレやロリータ・ファッションまで取材。主に中国市場を中心に取り上げています。

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