しかしながら、ストーリーやバトルに手一杯で、実はまだまだエオルゼアのことをあまり知らないという新米ヒカセンのみなさんや、あるいは、『ファイナルファンタジーXIV』に興味があるけれども、まだ足踏みをしてしまっているという未来のヒカセンのみなさんもいることでしょう。
そこで今回は、『ファイナルファンタジーXIV』の世界にてユーザー文化として発展してきた、ゲーム内カフェやバー文化という、少し変わった角度から本作の楽しみ方をご紹介します。
ユーザー独自のカフェ・バー文化
『ファイナルファンタジーXIV』はボリュームたっぷりのメインストーリー、歯ごたえのある数多くのレイド、制作・採集などの生活系コンテンツ、さらには麻雀まで、非常に多くのコンテンツが充実しています。
そのなかでも人気の高い「ハウジング」コンテンツから、ユーザー間の文化として独自に発展してきたカフェやバー経営というロールプレイが存在します。
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これは、ハウジングを利用して室内をカフェやバーのようにデザインし、お店を営むというものです。すでに長くエオルゼアで暮らしてきたベテランヒカセンの方々のあいだでは、この文化は比較的よく知られています。
文化としてはずいぶん古くからあったようですが、このような文化はここ最近で飛躍的に増えてきたという印象があります。それは、やはり2019年に同じデータセンター内の各ワールド間の自由な行き来を可能にする「ワールド間テレポ」が実装されたことも大きな要因になっているでしょう。いまではたくさんのカフェやバーが立ち並んでいます。しかも、そのどれもが非常に個性的なものばかりです。
お店を探すには?
しかし、実際にそういったカフェやバーを訪れてみたことのあるという方は、もしかすると意外に多くないのではないでしょうか。筆者もごく最近まで、そういう文化があることは知っていたものの、なかなか最初の一歩が踏み出せずにいました。それは、お店をどうやって探していいのかわからない、というこの一点に尽きます。
まずはパーティ募集のリストを開いてみましょう。パーティ募集と聞くと、ダンジョンやレイドなどのバトルコンテンツの募集がずらっと並んでいると様子を想像するかもしれませんが、実際にはたくさんのカフェやバーの営業告知のお知らせが並んでいます。
平日の23時ころのパーティ募集。ご覧の通り、個性豊かな宣伝文句が並んでいます。
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一見しただけでわかるそのジャンルの多さに驚くばかりです。これを撮影したのは平日の夜ですが、週末にはさらに多くの募集がずらりと並びます。
気になったお店を見つけたら、場所を確認してまずは足を運んでみましょう。もし異なるワールドにあるお店だったら、リムサ・ロミンサ、ウルダハ、グリダニアのエーテライトから、「他のワールドへ遊びにいく」を選択してテレポ!ハウジングエリアは構造が複雑なので迷わないように注意しましょう。
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筆者もそうだったのですが、やはり最初の一軒というのは勇気がいるものです。しかし、そう思うのは誰でも同じです。どこのお店も店主さんもお客さんもみなさん優しく気さくな人達ばかりです。どうしていいかわからなければ、初めてであることを伝えれば、色々とサポートしてくれるでしょう。
リアルでのカフェやバーと同じく、ゲームのなかでも同じようにたくさんのヒカセンたちがいます。彼ら、彼女らと言葉を交わすのはとても刺激的です。もちろん、『ファイナルファンタジーXIV』のことでなくてもOKです。話題のゲームや音楽、アニメや映画のこと、あるいは経験豊富なエオルゼアの英雄たちに人生相談というのも良いのではないでしょうか。
ゆったりとした時間を過ごしながら、会話に興じるのもよし、スクリーンショットを撮影するのもよし、静かに一人の時間を楽しむのももちろん良いでしょう。
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ほとんどの場合、昼夜を問わず、営業中のお店があることが多いため、仕事や学校の都合でゴールデンタイムに時間が合わないという方でも安心です。例えば、リアルでは時間の都合で行きづらいけれど、シックなバーの雰囲気を楽しんでみたい、という方にもおすすめです!
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最も多いお店の形態はカフェやバーですが、そのなかにも様々なテーマやモチーフを持ったお店があるため、カフェ巡り、バー巡りをするのも一興です。ロックバーやジャズバー、水族館をテーマにしたものも見かけたことがあります。
そのほかにも料亭、銭湯やスパ、占い師を営むヒカセンもいるようです。さらに、なかにはホストクラブや幼稚園といったお店のロールプレイまであるとも聞きます。余談ですが、ここ最近で筆者が見たロールプレイのなかでも特に異色だったのは、指定した場所に料理アイテムを届ける「ウーバーイーツ」ロールプレイというものです。ちなみにロールプレイですので、基本的にはほとんどのお店を無料で楽しむことができます。
注意点も:お店とはいえあくまでロールプレイ!
お店と言っても、店主は生身の人間、もちろんほかのお客さんもそうです。あくまでロールプレイとしてお店を開いてくれていることは忘れてはいけません。過度な要求やクレームなどの迷惑行為はご法度です。郷に入っては郷に従え、それぞれのお店で定められているルールには従い、お互いに思いやりをもって、楽しい時間を共有しましょう。
また、ハウジングエリアに行くためにはそれぞれ開放条件があります。レベル10以上になってさえいれば各都市から該当のクエストを受注することで開放することが可能です。ただし、フリートライアルの場合、「紅蓮のリベレーター」は含まれていないため、「クガネ」のハウジングエリア「シロガネ」には行くことができないため注意が必要です。
フリートライアルでストーリーを一気に走り抜けてきたけれどこのあたりで少し休息を、という新米ヒカセン、これから世界を救おうという未来のヒカセン、そしてもちろんベテランのヒカセン、すべてのエオルゼアの民に、ゆったりとしたひと時を楽しめるカフェ・バーはおすすめできる遊び方です。きっと素敵なお店や人々に巡り会えることでしょう。