『ロックマンX DiVE』プロデューサーへ直撃!「ロックマンXのアクションの全てを詰め込んだ」カプコン初のスマホ向け横スクACTに君はついて来られるか?

ロックマンXが帰ってきた。

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『ロックマンX DiVE』プロデューサーへ直撃!「ロックマンXのアクションの全てを詰め込んだ」カプコン初のスマホ向け横スクACTに君はついて来られるか?
『ロックマンX DiVE』プロデューサーへ直撃!「ロックマンXのアクションの全てを詰め込んだ」カプコン初のスマホ向け横スクACTに君はついて来られるか? 全 25 枚 拡大写真

本格アクションゲーム『ロックマンX』シリーズを軸とした最新作ゲームアプリ『ロックマンX DiVE』が10月26日配信です。
エックス、ゼロ、アクセルを初めとする『ロックマンX』シリーズのキャラクターたちが数多く登場し、さらに『ロックマン』や『ロックマンゼクス』などシリーズの垣根を超えた人気キャラクターが参戦するドリーミーなタイトルになっています。


実はカプコン台湾からアジア版が3月に先行配信されており、満を侍しての日本配信となった本作。日本版のプロデューサーを務める橋本賢一氏に「ロックマンXのアクション全てを詰め込んだ」と太鼓判を押す自身の裏付けを訊きました。


『ロックマンX』のIF世界が舞台。従来のアクションや面白いという試みの全てを詰め込んだ仕上がりに


――さっそくですが、本作はカプコン台湾が開発したものを日本で運営するという形でしょうか?

橋本賢一(以下、橋本)元々、台湾で企画開発が始まったタイトルですが、アートワークやキャラのモーションは大阪のカプコンのデザイン室で全て監修していますので、カプコン日本が関わっていないわけではありません。なので、日本版はカプコン台湾と密に連絡を取りながら、日本向けに開発拡充して配信していきます。

――なぜ『ロックマンX』を題材にしたのですか?

橋本企画はカプコン台湾なのですが、台湾版のプロデューサーがエックス好きで、『ロクマンX』の面白さを世界中の人に知ってもらいたい熱い思いがありました。カプコンとしても横スクロールアクションのスマホゲームをあまりリリースしていないので、チャレンジになりますし、実現できたら面白いゲームになるという想いから決定したと聞いています。

――『ロックマンX DiVE』は原作(従来のシリーズ)とは関係のないIF世界の話になりますか?

橋本そうですね。どちらかと言えば、現実世界に近くてゲームデータが保管されているゲーム世界にダイヴしてイレギュラーを修復していくという世界観です。なので、原作のストーリーとは関係ありません。


――リリース時のメインストーリーはどこまで実装されるのですか?

橋本アジア版と同じ所までオープンしますね。エリア11のノーマルまで解放されています。レベルキャップも120くらいまでですかね。なので、スタートダッシュしたらすぐ遊ぶことがなくなることはありません。あと、原作になかったPVPや協力プレイも楽しんでもらえるはずです。


――従来のシリーズは硬派なアクションのイメージがありましたが、本作では敵をロックオンしたり、ダメージポイントが表示されたり、あとはRPGに寄っている印象がありました。

橋本コンセプトの一つとして、「ロックマンXを知らない人にも本格アクションを楽しんでもらう」のがあります。『ロックマンX』シリーズならではのアクションを保ちつつも、これまでプレイしたことがない人にも本格アクションを楽しんでもらいたかったので、補助的な機能も追加しました。RPG要素はスマホゲームと相性が良かったから採用しました。

――確かに、今回は高所から敵が攻撃してくるステージが多いので、斜めに撃てないとしんどいですよね(笑)。ロックオンがありがたいです。

橋本ただ、ゲーム内設定でロックオンなど補助を外せるので、より原作に近いプレイも楽しめます。少しマゾっ気になりますが(笑)。例えば、手動ロックオンにはできるので、パッとロックオンして撃つ形にはできます。プレイヤーのやりたいように設定してもらえればいいと思っています。


――アクションも最初から二段ジャンプや空中ダッシュができるのは新鮮でしたね。慣れるまで割と大変そうではありますが。

橋本すぐ慣れると思います。ビジュアルパッド上の操作ボタンも大きさや配置を自分好みにカスタマイズできますし、スマートフォンの機種にもよりますが、Bluetoothに対応しているコントローラーやゲームパッドを接続して遊ぶこともできますよ。


――これまではロックバスター、ゼットセイバーの2つがメイン武器でした。『ロックマンX DiVE』では実に様々な武器が登場します。かなり思い切ったなと感じました。葛藤があったのか、それとも武器を変えられたら面白いんじゃないかと思ったのでしょうか?

橋本どちらかと言えば、後者ですね。コンセプトの一つに「ロックマンXでこんなことができたら面白いんじゃないか?を全部実現しよう」がありました。エックスがガトリングガンを撃ったり、ゼロがショットガンやライフルを撃ったりしたら面白そうじゃないですか。シリーズとは違うIFの世界観で、ゲーム中ではキャラだけでなく武器も再現されたプログラムですから、組み合わせを楽しんでもらいたいです。


武器ごとに特徴を持たせているので、どの武器でも楽しめるよう追求しています。ただ、ゼロであればセイバー系の武器の威力がアップするパッシブスキルを持っているなど得意な武器の設定があるので、個性が失われるわけではありません。

――原作はいわゆる“死んで覚える”所がありますが、『ロックマンX DiVE』だとその辺りはどんなバランスになっていますか?

橋本ステージで落下しての一撃死がないですし、あるアイテム持っていれば死んだその場からすぐ復活して再挑戦できるように調整しています。かなりレベルを上げないとオープンしない1人用のエンドコンテンツに近い形で、タイムアタックやヤコブ(タワー型コンテンツ)があるんですが、難易度がかなり高いので、そちらも楽しめる要素になると思います。


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《乃木章》

現場に足を運びたい 乃木章

フリーランスのライター・カメラマン。アニメ・ゲームを中心に、親和性のあるコスプレやロリータ・ファッションまで取材。主に中国市場を中心に取り上げています。

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