90%以上のゲーマーが「滝」を見たらその裏側に行きたがる―もしかして本能?

1,788人が回答してくれました。

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90%以上のゲーマーが「滝」を見たらその裏側に行きたがる―もしかして本能?
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インサイド編集部は「ビデオゲームに登場する滝」の意識アンケートを実施しました。

ビデオゲームをプレイしていて滝があったら、その裏側を調べるか、あるいはそのまま通り過ぎるかというシンプルな内容です。1,788人の読者が解答してくれたのですが、驚異の結果になりました。

なんと滝の裏側を調べようとする人は全体の92.6%(1,656人)、そのまま過ぎ去る人はわずか7.4%(132人)!10人中9人が滝を見かけたら隈なく調べることになります。

確かに思い返すと、滝の裏には何かしらありました。『メタルギアソリッド3 スネークイーター』では、ネイキッド・スネークがEVAと密会する場所として登場しましたし、最近の作品だと『Ghost of Tsushima』でも(ネタバレのため詳しくは紹介しませんが)色々と隠されていました。そういえば、往年の名作『ロマンシング サ・ガ3』でも滝の裏側に隠された空間があり、強敵が待ち受けていましたね。

それとアンケートの参加とともに情報を提供してくれた読者によると、1986年に発売された『ゼルダの伝説』では、ヒント爺さんが滝に関わることを教えてくれるのだとか。1998年に発売された『バンジョーとカズーイの大冒険』でも滝の裏側にアイテムが隠されているとのことです。


そうそう、筆者が今まさにプレイしているオープンワールドアクションRPG『アサシン クリード ヴァルハラ』でも高確率で何かが隠されています。いや、高確率というか“ほぼ”です。

筆者はオープンワールドゲームをプレイする時は、メインストーリーを放り出して探索をするタイプなので、よく滝と遭遇するのですが、同作の滝の裏側には、ダンジョンがあったり、キャラクターがいたり、アイテムが置かれていたりして、まるで「ようこそ!滝の裏へ!」といわんばかりの歓迎を受けました。

もはや“何かがある”というシンボルと化していました。


さて、話を戻します。90%以上のゲーマーが滝の裏側を調べるとなると、もはやそれは本能の類といえます。

我々は、幼少の頃からゲームに限らず映画や漫画、アニメ、小説などで「滝の裏側は何かがある」ということを知らないうちに教え込まれたのでしょう。それはゲームクリエイターも例外ではありません。

そして彼らは、自分の作品の滝の裏側に何かを仕込むようになり、『スーパーマリオブラザーズ』シリーズの土管や『ドラゴンクエスト』シリーズのタンスのように、自然と調べなければいけないモノのひとつとしてゲーマーから認識されたのではないでしょうか。

もちろん、ゲームだからといって滝の全てに何かが隠されているわけではありません(たとえオープンワールドゲームでも)。ただ、それもまたミスリードを誘う表現として我々ゲーマーの探究心を煽っているようにも感じます。


そういえば日本の滝には、裏側に神仏を祀っている場所もあるのだとか。確かに滝の裏側には神秘的な何かを感じます。まるで神が、激しい水流のカーテンを使って滝の裏側の空間を隠しているような……。

もしかしたら滝の裏側を覗きたがるのは、ゲーマーの習性というよりは人間の全てに備わった本能なのかもしれませんね。

《真ゲマ》

『ドラゴンフォース』が一番好き 真ゲマ

吉田輝和の絵日記やトイレオブザイヤー、ギャグ漫画「ヴァンパイアハンター・トド丸」、洋ゲー漫画「メガロポリス・ノックダウン・リローデッド」など、これまでゲームメディア業界に影響を与える様々な企画を立ち上げてきました。他社メディアでも活動中なので、気軽にお仕事の依頼をお願いします。 ちなみに、ユウキレイ先生が手掛ける4コマ漫画「まほろば小町ハルヒノさん」(まんがタイムで連載中)で教師役として出演中です。

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