悲劇的な事件で亡くなった15歳の若者が、15年目の命日に『FIFA 21』に登場―父の画像と組み合わせて30歳の姿を再現

2006年に殺人事件で命を落とした若きサッカー選手が『FIFA 21』に登場。

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悲劇的な事件で亡くなった15歳の若者が、15年目の命日に『FIFA 21』に登場―父の画像と組み合わせて30歳の姿を再現
悲劇的な事件で亡くなった15歳の若者が、15年目の命日に『FIFA 21』に登場―父の画像と組み合わせて30歳の姿を再現 全 2 枚 拡大写真

エレクトロニック・アーツは、15年前に殺人事件で命を落とした故キヤン・プリンス選手を『FIFA 21』に登場させることを発表しました


キヤン・プリンス選手は、クイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)のU-16(16歳以下)のチームで活躍しており、そのスピードと天性の能力から「The Bullet(弾丸)」というニックネームで呼ばれていた選手でした。



今から15年前の2006年5月18日、キヤン選手はエッジウェアにあるロンドンアカデミーの校門の外でいじめられていた友人を庇い、状況を平和的に解決しようとしたものの、加害者に胸を刺されてわずか15歳でその生涯を閉じました。


2021年に30歳となるキヤン選手はストライカーとして全盛期を迎え、トップレベルの技術を何年もかけて習得して、最高の状態になるはずでした。そこでエレクトロニック・アーツは、その才能と可能性に敬意を表して、『FIFA 21』のキックオフモードとキャリアモードでQPRの選手として登場させることにしたといいます。


登場させるにあたってはFrostbiteエンジンを活用し、キヤン選手の父親と協力して、本人の15歳の時の画像と30歳の父親の画像を融合させ、30歳のキヤン選手の姿を再現しています。


さらに父親やコーチ、チームメイト、友人と協力してキヤン選手のスタッツを作成し、彼のプレースタイルを構築。また、元チームメイトやライバルからの個人的な証言をもとに、スピード、スキル、純粋なストライカーとしての本能などのユニークなバランスを正確に把握し、可能な限り忠実にゲームに組み込むことで、キヤン選手をスーパースターとして実装しているとのことです。


キヤン・プリンス選手はPCでは現地時間5月18日から、PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Stadiaでは現地時間5月19日から配信され、『FIFA 21』のQPRの選手としてキックオフモードやキャリアモードで使用できるようになります。



《田上》

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