2013年にPS Vita向けで発売された『サイレントヒル ブック オブ メモリーズ』や、新作『Silent Hills』のプレイアブル・ティザーとして2014年に配信され現在は入手不可能な、小島秀夫監督が手掛けた『P.T.』以降、新作が発表されず世界中で数多くのファンが待ちわびている『サイレントヒル』シリーズ。そんな中、先日コナミのグッズ通販サイト「Official Konami Shop」がとあるティザー画像をTwitterに投稿して話題となっていました。
この画像には『サイレントヒル』のロゴと赤い魔法陣の上に、シリーズを象徴するキャラクター「三角頭」が描かれています。さらにロゴについては少し左にずれているように見えるため、一番右に「S」が付き「SILENT HILLS」になるのではないかといったものから、この文字は『1』から『4』までの歴代シリーズ作から少しずつ取ったものであるというファンの推測などもあがり、新作やコレクションが発売されるのではないかと一時的にTwitterを賑わせました。
— Richard Chirkin (@UselessMouth) June 19, 2021
Ok, you have my attention. pic.twitter.com/u1IwuizMuC
— Zig (@Zig077) June 19, 2021
……しかしこのツイートの翌日に発表されたのは、コレクションでも完全新作でも、ましてや小島監督が手掛ける作品でもなく、バブルヘッドナースが描かれた「スケートボード」。もちろんスケボー自体が悪いわけではありませんが、この思わせぶりな匂わせに期待したファンからは落胆の声が上がっています。
さらに、Blue Box Studiosが開発しPS5向けに発売を予定しているリアルなホラーFPS『Abandoned』についても、『サイレントヒル』に関した騒動が発生しています。というのも、本作は発表当初より小島監督が『メタルギアソリッドV ファントムペイン』で“Moby Dick Studio”という架空のスタジオを使い『メタルギア』新作であることを隠したティザーを発表したときのように、小島監督が関わる『サイレントヒル』新作なのではないかと噂されていました。
その後同スタジオは小島監督とは全く関係がないと否定したものの、6月15日頃に公式Twitterアカウントで「Abandoned=(First letter S, Last letter L)」と意味深なツイートを投稿(現在は削除済み)。再びコミュニティをざわつかせたものの、『サイレントヒル』を匂わせる意図はなく誤解させる内容になってしまったことを謝罪し、小島監督およびコナミとは無関係であることを改めて表明しました。
なお、『Abandoned』は当初はPS5向け作品として発表されていましたが、Twitterにてユーザーからの「PS5持っていないよ」というリプライに「PCコミュニティは喜ぶでしょう」と返信し、PC向けにも発売されることも示唆しています。
新作が出なくなって久しい『サイレントヒル』シリーズ。今後もシリーズは続くのか、それともここでストップしてしまうのかは不明瞭なままですが、復活を願いながら気長に進展を待ちましょう。