『ポケモンGO』アフガニスタンにポケモンたちが置き去りに―ハスボーやココドラがジムを守り続ける

礼拝堂や戦死軍人の記念碑を守り続けるポケモンたち。

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米軍やNATO軍が駐留していたアフガニスタンのバグラム空軍基地が閉鎖され、『ポケモンGO』でポケモンたちが取り残されているようです。


バグラム空軍基地は、米軍やNATO軍がアフガニスタンでのタリバンやアルカイダといった反政府勢力に対抗するための拠点でした。この基地はサブウェイやピザハットといった飲食店も楽しめるほどの広さで、さらには『ポケモンGO』のジムが点在しており、基地内で独自のコミュニティが形成されていました。そのため、海外で活動する多くの若者にとって危険から逃れるための手段でもあり、友達を作るための手段でもあったそうです。


バグラム空軍基地での実際の生活の様子。

基地が閉鎖されアフガニスタンの地元軍に引き継がれたことで、かつて活発だったジムが放置され失われたポケモンが出てくる可能性も浮上。閉鎖した後のバグラム空軍基地では、普通であればすぐに倒されてしまう低レベルのポケモンがジムを守り続けており、「ハスボー」は旧戦士礼拝堂を10日間、「ココドラ」は戦死した軍人の記念碑を2週間ほど守っているとのことです。


退役軍人のひとりであるジョン・サッター氏は、他の人たちと同様に米軍撤退後のアフガニスタンの将来について悲観的であるとのことですが、状況が改善され再び『ポケモンGO』がプレイできるほどの平和的な環境になることを望んでいます。

『ポケモンGO』空軍基地が閉鎖されアフガニスタンにポケモンたちが置き去りに―低レベルのハスボーやココドラがジムを守り続ける

《みお》

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