『ポケモンユナイト』で「ゼラオラ」を先行体験! ポケモンに囲まれてのプレイは本当に天国だった

『ポケモンユナイト』メディア向け先行体験会で「ゼラオラ」をプレイ!ところがリアルにポケモンたちが現れて、大変なことに!

任天堂 Nintendo Switch
『ポケモンユナイト』で「ゼラオラ」を先行体験! ポケモンに囲まれてのプレイは本当に天国だった
『ポケモンユナイト』で「ゼラオラ」を先行体験! ポケモンに囲まれてのプレイは本当に天国だった 全 25 枚 拡大写真

いよいよ2021年7月21日にニンテンドースイッチ版が配信されることが決まった『ポケモンユナイト』。ポケモンたちと協力して5vs5のチーム戦を繰り広げる本作を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

インサイドでは、株式会社ポケモンの社員によって結成された「チームユナイト」から「配信前に本作で勝負だ!」という挑戦状を受け取りました。個人的にも『ポケモンユナイト』を楽しみにしていますし、これはまたとないチャンス。しかも、この戦いには意外な展開が待っていたのです……!

◆新ポケモン「ゼラオラ」の特徴をチェック!

会場に着くと、なんとポケモンたちがお出迎え。ピカチュウ、ルカリオ、エースバーン、カビゴンと『ポケモンユナイト』にも登場するポケモンが……、いやちょっと待ってください。

ゼラオラがなぜここに!? そう、実はこのとき『ポケモンユナイト』に「ゼラオラ」が登場するとはまったく情報が出ていなかったため、取材に訪れた我々は驚いたのです。

そしてすでに発表されているように、ゼラオラも本作に参戦決定! 実際に使用もできたので、まずは気になるゼラオラの性能に関してレポートしていきましょう。

ゼラオラは近接スピード型の上級者向けポケモン。ファイアローやガブリアスと同じく、中央で野生のポケモンと戦ってレベルをガンガン上げて、上下に位置する味方のフォローをするような戦い方を得意とします。

前方に移動できる「こうそくいどう」、前方への移動攻撃&戻ってこれる「ボルトチェンジ」、最大3回まで攻撃しつつ移動できる「スパーク」などが使えるため、機動力がかなり高いのが特徴です。技の組み合わせによって特殊効果が発生しやすいので、それをうまく使えばより有利に戦えるでしょう。技は以下のとおり。

■通常攻撃
・3回目が強化攻撃となり、ダメージ増加&まひ付与&自分のHP回復。

■特性「ちくでん」
・受けたダメージを蓄え、一部を自分の攻撃に変える。

■技A「こうそくいどう」
前方に移動する技。わざの待ち時間は6秒で、通常攻撃が少しのあいだ速くなる効果も。

■レベル6の習得技1「ボルトチェンジ」
こうそくいどうから派生。前方に攻撃しつつ移動する技。通常攻撃が少しのあいだ速くなる効果もあるほか、一定時間内にもう一度ボルトチェンジを撃つことができ、二回目では元の位置に戻る。わざの待ち時間は8秒。

■レベル6の習得技2「スパーク」
こうそくいどうから派生。前方に移動しつつ攻撃する技で、こうそくいどうやボルトチェンジよりは距離が短め。ただし最大3回連続で使用できる。わざの待ち時間は10秒。

■技B「きりさく」
前方に攻撃。最後の一撃には吹き飛ばし効果あり。

■レベル8の習得技1「ほうでん」
きりさくから派生。ゼラオラの周囲にダメージを与える技。技が命中するとシールド効果が得られるほか、まひ状態の相手に当てると引き寄せ効果&追加ダメージ&行動不能付与あり。わざの待ち時間は12秒。

■レベル8の習得技2「ワイルドボルト」
きりさくから派生。ピカチュウのボルテッカーに近く、ターゲットした相手に連続攻撃をしかける。ただし自分も一定ダメージを受ける。ボルトチェンジ or スパーク or 強化攻撃が相手に当たっていると攻撃回数が増加する特殊効果もあり。わざの待ち時間は12秒。

■ユナイトわざ「疾風迅雷撃」
雷を放つ攻撃。吹き飛ばし効果があるうえ、プラズマのゾーンを同時発生させる。ゾーン内にいると通常攻撃の距離が伸び、ダメージも増加する。

ゼラオラは最初から「こうそくいどう」があるおかげで非常に動きやすく、レベル上げもやりやすいうえに相手を追い詰めるのも得意です。序盤から一気にレベルを上げて差をつけ、それを守りきるような試合運びがよいと思われます。

ユナイト技は発生させたプラズマのゾーンをうまく使う必要があり、なかなか癖が強い印象でした。技そのものは強いはずなのですが敵も一箇所には留まってくれないので、相手が足を止めざるを得ないときに使うといいのかもしれません。

◆メディア連合軍 VS チームユナイトはどうなった!?

▲挑戦状を受け取る筆者。

さて、今回はゲームメディア連合軍 VS チームユナイトの対戦が行われました。入り口で挑戦状を受け取り、いざ勝負! ちなみにメディア側は、インサイド、ファミ通、4Gamer.net、マイナビニュース、Gamerから1人ずつ参加しました。

即席チームとはいえ、ゲームに慣れたライターたちが参加しているので「負けるはずがねえ!」と思っていましたが、1回戦目は驚くほどボロボロにされました。最終スコアは102対655のとんでもない大差! こうになった理由はシンプル。チームユナイトはふつうにガチだから。

・上レーン、下レーンに2人ずつ、中央で1人が動く基本戦術は当たり前。
・ピンチになるとだっしゅつボタン(短距離ワープできるバトルアイテム)で即離脱。
・カジリガメ(倒すと経験値&シールド入手)が出ると4人くらいで一気に狙ってくる
・こちらがサンダー(倒すと逆転のチャンス)と戦っていると、ユナイト技をまとめて撃ってきてすべてを奪い取る。

このように、相手は勝利に必要なポイントを確実に抑えている上に、チームワークまでバッチリ。即席チームに対してなんという容赦のなさ!

2戦目は明らかに優しくしてくれたおかげでメディア連合軍が勝利できたのですが、3戦目はチームユナイトが半分くらいの力を出してきて敗北。結果としては1-2で負けたうえ、その1勝も明らかにお情けなので実質完敗といえるでしょう。特に、ルカリオやガブリアスを使って中央で暴れていたチームユナイトのプレイヤーが非常にうまかったです。

◆『ポケモンユナイト』の気になるポイントを質問

また、試合のあとは質疑応答の時間があり、気になるポイントをいろいろ聞くことができました。正式リリース版ではゼラオラ追加が目玉で、新ポケモンも今後いろいろと登場する模様です。

Q:サービス開始後に追加されるポケモンはどんなものになる?
A:具体的には話せないものの、いろいろなポケモンを実装予定。

Q:『ポケモンユナイト』に登場するポケモンを選んだ基準は?
A:バトルスタイルのわかりやすさを重視した。知名度で選んでいるわけではなく、本作ならではのポケモンがいろいろ登場する予定。

Q:先日行われたネットワークテスト版と正式版の違いは?
A:ゼラオラ追加のみでほかの大きな変更はなし。調整や追加は随時実施予定。

Q:ゼラオラの特徴は?
A:移動する技が豊富で動きの幅が大きいポケモン。初心者はカッコいい動きができる、上級者は機転の効いたプレイができるのが特徴。

Q:試合中に誰かが切断した場合はどうなる?
A:CPUが代理になることも可能。また、切断された人が戻ってくれば試合に復帰できる。切断を繰り返すと「フェアプレイポイント」が下がり、試合に参加できなくなるなどのペナルティがある。

Q:オフラインの大会は開催される予定?
A:現時点では未定なものの、何かおもしろいことができればと考えている。

Q:発表時のゲームプレイ映像にはカメックスが登場していたが、実装はいつごろ?
A:“近々”の予定。

Q:ネットワークテスト版ではマッチングが驚くほど速かった。これはプレイヤーのスキルを合わせるよりもマッチング速度を優先にしているため?
A:特にそういった仕様ではない。プレイヤーの腕前に合わせてマッチングしているので安心して欲しい。

Q:今回の試合では伝説のポケモンがサンダーしか出なかったが、ほかも登場する予定?
A:別のスタジアムでは、雰囲気にあわせた違うポケモンが出現する。

◆まさかのポケモンたちに囲まれてゲーム!

残念ながら今回はチームユナイトにまったく歯が立ちませんでしたが、プレイ中に会場へポケモンがやってくるサプライズが! さらに我々を応援してくれるではありませんか!

▲カビゴンに圧をかけられる筆者。デカいので本当にインパクトがあります。
▲ゼラオラとエースバーンに覗かれている場面。
▲ゼラオラとエースバーンは気さくに絡んでくれました。性格は「ようき」?
▲ピカチュウとツーショット。仕事している写真とは思えません。
▲ルカリオとグータッチ! 「2試合目はルカリオで勝ったよ!」と言ったら喜んでくれました。
▲試合の様子をじっくり見ているルカリオとエースバーン。肩にかかった手がかわいい。
▲プレイ中「なんか横にすごい存在感があるな……」と思ったら、ピカチュウが見ていてくれました。
▲ポケモンたちと記念撮影もできました。完全なる役得。

というわけで、ポケモンたちに囲まれて『ポケモンユナイト』をプレイするというなかなか珍しい体験ができたのでした。おまけに対戦相手は株式会社ポケモンの精鋭のみなさん。人生に一度くらいしかなさそうな体験でした。

ニンテンドースイッチ版『ポケモンユナイト』は7月21日配信予定。ちょうど連休にあわせてプレイできるのもニクいところです。今年の夏は『ポケモンユナイト』が盛り上がるかも。

《すしし》

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]

特集

関連ニュース