「最下位予想」を覆してみせるライバーたち
予選から本戦に出場するための条件は「5位以上」のライン。予選参加者の半数が敗退する厳しい戦いで、結果としては大方「最下位予想」に近いものとなりました。しかしそんな中、リスナーの予想を華麗に裏切ったライバーたちも。
レオス・ヴィンセントさんの成績は、まさに大番狂わせ。そもそも『にじさんじマリカ杯』には今回が初参加ということで、リスナーたちも実力があまり読めなかったようです。Cリーグの「最下位予想」では2位に入り、投票コメントでは「煽りながら先頭から最下位まで落ちる姿が想像できたから」といった文言も。

しかしいざレースが始まってみれば、堅実かつ安定したレース運びによって高順位を連発。なんと1位で予選通過を果たします。その後の勝利者インタビューでも、開口一番「どーもーマッドパワー炸裂でございます~!」とパワフルな言動を見せていました。
また、月ノ美兎さんはゲームが苦手そうなイメージがありますが、実は過去の大会で3回中2回予選突破を果たしている腕前。それにもかかわらず、Fリーグの「最下位予想」では1位に輝いてしまいます。しかも投票コメントでは「やっぱり委員長」「次回頑張ろ!」といった煽りが並んでおり、本人としては中々に不服だった模様…。
しかしそんな憤りをパワーに変えたのか、予選レースでは見事4位に。今年も本戦進出を果たし、リスナーに向かって「敗退の予想の中に入れたみんな…見たかよおい」と煽り返していました。
また、Bリーグの「最下位予想」3位で、「知能がない人は最弱」と侮られていたフレン・E・ルスタリオさんは、3位で本戦進出。Dリーグの「最下位予想」3位、雪城眞尋さんは「負け癖チワワ」「落ちろ そなたは美しい」とネタにされていましたが、2位で予選通過しました。いずれも最下位予想の“フリ”があったからこそ、勝利の輝きが増したことは確かでしょう。
やはりライバーとリスナーによる“バチバチ”なプロレスこそ、「にじさんじ」の大きな魅力。『にじさんじマリカ杯』を経て、さらにその奇妙な絆が深まったのではないでしょうか。