
『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』のマップ上で度々見つかる「プレート」。これはリメイク元の『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(ダイパ)及び『ポケットモンスター プラチナ』(プラチナ)にも存在していましたが、みなさんはその「プレート」に「シンオウ地方」の“神話”が刻まれていることをご存知でしょうか。
これを読み解いていくと、「アルセウス」と「レジギガス」にまつわる意外な仮説が浮上するようです。もしかすると、2022年1月28日に発売される『Pokemon LEGENDS アルセウス』(ポケモンレジェンズ アルセウス)の物語にも、深く関わってくるのかもしれません。
プレートに刻まれたシンオウ神話
プレートに刻まれた神話には、「宇宙生まれる前、そのもの一人呼吸する」「宇宙生まれし時、その欠片プレートとする」「プレートに与えた力、倒した巨人たちの力」という一節があります。
この神話に登場する“そのもの”とは、おそらくアルセウスのことでしょう。アルセウスは、ポケモンの世界における万物の創造神。1000本の腕を用いて宇宙を創り出し、この世界に生命を与えたとされています。「プレート」がタイプごとに存在しているのは、アルセウスが巨人たちから奪った力を欠片に与えたから…というわけですね。

“巨人たち”の正体は?
ここで気になるのは、アルセウスに倒されたという“巨人たち”。文脈から察するに、それぞれタイプを司った巨人が複数体存在していたはず。また“そのもの”がアルセウスだとするならば、この巨人たちもポケモンである可能性が高いでしょう。
ひょっとすると、アルセウスによって倒された巨人たちとは、レジギガスたちなのではないでしょうか。レジギガスは4mに迫る巨体が特徴で、「シンオウ地方」においては「縄で縛った大陸を引っ張って動かした」という逸話が残されています。また、レジギガスには「レジロック・レジアイス・レジスチル」たちを特殊なマグマ・氷・粘土から生み出したという伝説も残されているのだそう。

もし、この伝説が事実だとすれば、レジロックたち以外にも他の「レジ系」が存在してもおかしくはありません。実際、『ポケットモンスター ソード・シールド』では、新たにドラゴンタイプの「レジドラゴ」とでんきタイプの「レジエレキ」が登場していました。
つまり、アルセウスは存在していたであろう各タイプの「レジ系」たちを倒し、その力を「プレート」に付与した…ということになります。なお、「プレート」にはレジギガスが司るノーマルタイプの力を持つものが存在しません。それは単純にアルセウスがノーマルタイプだから必要なかったのか、あるいは強大な力を持つレジギガスだけは倒せなかったのか…。
その他にもまだまだ謎の多いアルセウスですが、果たしてその全貌が『ポケモンレジェンズ アルセウス』で明かされるのか…。楽しみで仕方ありませんね!