『ポケモン』シリーズには、「たんパンこぞう」や「ミニスカート」など多種多様なトレーナーが登場します。しかし、その中にはイマイチよくわからない肩書きのトレーナーも…。
そこで今回は、数いるトレーナーの中から「謎肩書きトレーナー」を3種類ピックアップして紹介。一体どんな“謎肩書き”を持つトレーナーがいるのでしょうか。
ひふきやろう
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『ポケットモンスター 金・銀』から登場した「ひふきやろう」は、ピエロのようなコスチュームに身を包み、その名の通り口から火を吹いているのが特徴の男性。またリメイク作の『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』では、うってかわって炎をモチーフにしたジャケットを着用しています。
作中では、主にフィールド上で主人公を待ち構えていることが多い「ひふきやろう」。バトルになると、火にちなんだブーバーやロコンといったほのおタイプのポケモンを繰り出してきます。
そんな「ひふきやろう」ですが、そもそもこの妙に直球な肩書がピンとこない人も多いはず。火吹きはサーカスや大道芸の定番パフォーマンスではありますが、我々の世界だと「ひふきやろう」というよりは「大道芸人」という肩書きで活動する人がほとんど。
SNS上でも、「ひふきやろうとかいう一番意味不明なNPC」「ひふきやろうって結局なんだったんだろうな」などと疑問の声が上がっていました。
サイキッカー
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いわゆる超能力者である「サイキッカー」は、『ポケットモンスター 赤・緑』から登場するモブトレーナーの1人。ポケモントレーナーとしてはもちろん「サイキッカー」としても修行を積んでいるらしく、実際にボールを宙に浮かべたり、相手の考えていることを言い当てたりすることができます。
また、「カントー地方」の「ヤマブキシティ」には、「エスパーしょうじょ」と呼ばれる「ナツメ」がジムリーダーとして君臨。彼女は未来予知や空中浮遊が可能で、またアニメではタケシやカスミを人形に変えるという恐ろしい超能力も披露していました。
今や『ポケモン』シリーズでは定番のNPCとなっている「サイキッカー」ですが、そもそも超能力者が当たり前のように存在していることに驚きを隠せません。ひょっとすると、エスパータイプのポケモンの影響により、後天的に「サイキッカー」として目覚めたのかも…。
かじばどろぼう
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サイキッカーと同じく、『赤・緑』から登場するトレーナー…というよりはただの犯罪者といっても過言ではない「かじばどろぼう」。その肩書きの通り、『金・銀』では「ロケット団」によるラジオ塔占拠事件が発生した「コガネシティ」の「ちかつうろ」に潜んでいました。おそらく騒動に乗じて盗みを働くつもりだったのでしょう。
「かじばどろぼう」は火事にちなんでいるのか、主にほのおタイプのポケモンを手持ちに入れている模様。なんでも『赤・緑』の時点だと、ほのおタイプのポケモンを専門に扱うモブトレーナーは彼だけなのだとか。そのため、プレイヤーの間では放火魔の疑いもかけられているようです。なぜそんな極悪人がモブトレーナーの肩書きとして採用されたのでしょうか…。
ちなみに、「かじばどろぼう」のポケモンに向かってモンスターボールを投げると、通常通り「ひとのものをとったらどろぼう!」と注意されてしまいます。仮にも泥棒を生業にしている彼からこのセリフを言われると、なんだかモヤモヤしてしまいますね。
どんな肩書きだろうとポケモントレーナーを名乗ることが許されるポケモンの世界。それこそが、ある意味最大の魅力なのかもしれません。