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2022年2月25日は、フロム・ソフトウェアが手掛ける高難度“死にゲー”こと『ELDEN RING』の発売日。『DARK SOULS』1作目からプレイしている筆者としては、この日をどんなに待ち望んでいたか。発売日の朝から配達員さんを待って、玄関先で全裸待機しているくらいの気持ちでいました。そう、まるでサンタさんの来訪を待つ子供のように……!
かくいう筆者は1児の母であります。まだ1歳の子供を育てながら、“褪せ人(「あせびと」。本作を楽しむプレイヤーの通称)”になれるものでしょうか?そこで今回は、子供が保育園に行っている時間と眠っている時間だけ、褪せ人「エルデンママ」になることにしました。1日3時間程度のプレイ。そんな「エルデンママ」のリアルな一週間をお届けします。
なお縛りは特に設けておらず、フレンドや他のユーザーともプレイします。明確なストーリーのネタバレ等には触れませんのでご安心ください。
◆2月25日(金)プレイ1日目、エルデンママ大地に立つ。
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筆者は『DARK SOULSIII』にかなりハマっており、1周目はソロ、2周目以降はフレンドと一緒にやり込んだという思い出があります。それももう5年ほど前になるかもしれません。『ELDEN RING』起動時に表示される、ダークファンタジーなタイトル画面も、また懐かしい。
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まずはキャラクターベース(職業のようなもの)の選択とキャラメイク。個人的に気になったのが「毛穴」の項目です。何度も調整してみましたが、違いがよくわからない!毛穴が見た目に及ぼす効果が気になるところです。だって現実では大事ですからね、毛穴ケア。
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そしていよいよママは『ELDEN RING』の世界へ。操作ができるようになってから間もなく、シリーズ恒例、誰かが「この先、宝箱があるぞ」と丁寧に教えてくれているメッセージがありました。その周りが血痕だらけだったのでフェイクか……と思うことも。開始早々、メッセージと血痕だらけな光景を見て「ああ戻ってきたな」と思いました(笑)。
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そして眼前には広大なワールド。どこに行ったら良いのか、全然わかりません。ママは特に方向音痴というわけではないのですが、さすがに広すぎますね。
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風の吹くままに探索を続けると、『DARK SOULS』シリーズにおける「篝火」と同様の役割を持つ「祝福」を見つけました。やっぱりこれを見ると安心するなあ。……というところで、保育園へお迎えの時間になりました。とりあえず今日はここまで。明日はどこへ行こう……?
◆2月26日(土)プレイ2日目……にならず。
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この日は保育園がお休みのため、昼間のプレイはなし。滑り台が大好きな子供の横で、ブランコを楽しむ筆者。よく見ると「6~12歳」と書いてありました。倍以上の年齢ですが、大事なのは年齢より体重だ、きっと。なんて、自分に言い聞かせていました。
◆2月27日(日)この日もプレイはお休み。
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この日も保育園はお休み。今日も今日とて、息子と公園に出かけます。ちなみに昨日とは違う場所です。あちこち歩き回る子供と夫の様子を見ながら、ほんの少しだけ『ELDEN RING』への想いを馳せておりました。いかんいかん、今はママだ。
◆2月28日(月)プレイ2日目、容赦ない「死にゲー」の洗礼を受ける。
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腰を据えてプレイできる日がやってきました。そしてそれは、「死にゲー」の洗礼を受けまくるということにもなります。最後に『DARK SOULSIII』をプレイしてからかなりの時間が経っていることもあり、感覚を掴むのに一苦労。緊急回避が×ボタンじゃないだと……!?
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私生活においてもゴリ押しが苦手な筆者……ママは、基本的には敵の隙をついて攻撃する訳ですが、まず敵の攻撃パターンを学習しなくてはなりません。一体ずつ誘導しながら、チマチマ倒していきます。そうしているうちに、新しい防具が揃いました。
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『ELDEN RING』では、アイテム製作ができるようになっており、広大なフィールドのあちらこちらに素材が落ちています。素材は敵を倒した時にドロップすることもあるため、戦闘後は何か落とさないか気を配る必要があります。
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とりあえずボスを殲滅するくらいには成長できました。が、ここまでくるのに何度死んだことか。でもママはめげないゾ!
◆3月1日(火)プレイ3日目、レベル上げのためにウロチョロしていると……!?
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チキンな筆者は『DARK SOULS』シリーズをプレイしていた時も、“やりすぎ”なくらいにレベル上げに時間を掛けていました。『ELDEN RING』も例に漏れず同じ場所を何度も行き来したり、新しい場所を開拓したりしながら、レベルを上げています。でも、この地道な作業も結構好きだったり。
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その日もフィールドを駆け回っていると、遠くで争いが起きているのを見つけました。止めに入るべきか、眺めるべきか。いやいや、ケンカはいけません!第三勢力として乱入し、両成敗しました。もう一度言います、ケンカはいけません。でも、理由もわからずに第三勢力として乱入するのはもっといけませんね(笑)。
◆3月2日(水)プレイ4日目、エルデンママ、協力プレイに勤しむ。
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毎週水曜日は筆者に予定があり、プレイ時間は1時間程度。量より質のあるプレイが求められます。時間がない時はレベル上げ。レベル上げは協力プレイに限る。ということで、サイン書きまくりでした。
◆3月3日(木)プレイ5日目、エルデンママ、やっぱり協力プレイが楽しい。
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一人の旅も楽しいと言えば楽しいのですが、やはり旅の醍醐味といえば仲間。新しい場所にきた時は、探索を兼ねて必ずサインを書いています。呼んでくれた方には少し申し訳ないですが、地形を学ぶためにも。自分の時のためにしっかりと準備したいですからね。
◆褪せ人と子育ては両立できる!
褪せ人『エルデンママ』の一週間をお届けしました。褪せ人と子育て、時間は限られるものの、十分両立は可能です。昼間は褪せ人として敵と戦い、夕方にはまた母に戻り保育園へお迎えに行く生活は、まだまだ続きそうです。
プレイヤーとして感じたのは、過去作よりも祝福(休憩地点)が多かったという印象です。あと武器が手に入るルートが少ない気がしました。これはもう運としか言えませんね。武器が欲しい!