『遊戯王 マスターデュエル』のオススメデッキを徹底解説!今回のテーマは墓地からモンスターを除外することでリンク召喚できる共通効果を持ったビースト系(獣族・獣戦士族・鳥獣族)モンスターで戦う「鉄獣戦線(トライブリゲード)」デッキです。
「LL(リリカル・ルスキニア)」や「十二獣」など、他のビースト系テーマと相性がよく、様々な型でデッキが組めるのが特徴です。
今回は純正の「鉄獣戦線」デッキだけでなく、派生型の「LL鉄獣」や「十二鉄獣」も紹介します。
<デッキレシピ>



デッキの動かし方
動かし方1:墓地を肥やしてリンクモンスターを展開

まずは《炎舞―天キ》などを使って《鉄獣戦線 フラクトール》を手札に用意しましょう。鉄獣3体の効果で墓地肥やしやサーチを行い、最終的に墓地に「鉄獣戦線」モンスターが3体、手札に《鉄獣戦線 ケラス》がある状態を作ります。
様々なリンクモンスターを展開できる状態なので、自分の手札状況や相手の盤面に合わせて、リンク召喚するモンスターを使い分けていきましょう。
動かし方2:ビースト系以外も活かして戦おう

ビースト系以外のモンスターも召喚することができます。先攻時の展開であれば、ベアブルムの効果で《鉄獣の抗戦》をサーチし、相手ターン中での《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》の特殊召喚を狙いましょう。
手札に余裕があるのであれば、妨害能力に長けた《召命の神弓―アポロウーサ》もオススメです。
純構築の長所と短所
「長所」
・自由枠が多い
展開に必要なカードが少なく、汎用的な妨害カードや、妨害からのケアカードを多く積むことができます。
「短所」
・妨害を受けると苦しい
他の構築と比べて、二の矢三の矢が無いため、相手からの手札誘発等の妨害が通ってしまうと苦しくなります。相手からの妨害は細かくケアして戦っていきましょう。
その他のテーマとの混合型
「鉄獣戦線」は他のビースト系テーマのほとんどと相性がよく、「メルフィー」や「炎星」など様々なテーマで使われています。ここでは「LL」や「十二獣」と組み合わせたデッキを紹介します。
1:LL混合型
<デッキレシピ>



デッキの動かし方
妨害と封殺、そして連続直接攻撃によって素早くゲームを終わらせよう
「鉄獣戦線」による展開と合わせて「LL」の展開も行えるので、より幅広い妨害と制圧盤面を組み上げることができます。《LL-ベリル・カナリー》の効果を使うとエクシーズ召喚しか行えなくなる点には気を付けましょう。基本的には「鉄獣戦線」による展開を先に行うのがオススメです。
LL構築の長所と短所
「長所」
・相手の場にモンスターがいても関係ないワンキル力
《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》は素材が7枚以上あれば、連続直接攻撃によって相手のLP8000を削りきることができ、「LL」モンスターたちの素材を追加する効果や《LL-バード・サンクチュアリ》を使えば7枚まで素材を増やすことは容易いです。
・妨害を踏み越える展開力
「鉄獣戦線」と「LL」それぞれの高い展開力によって、どの構築よりも妨害突破力に優れています。
「短所」
・展開のやりすぎに注意
展開力には優れていますが、その分手札消費は激しいので次のターンも動けるリソースが残っているのかどうか、仮に妨害を受けても大丈夫なのかどうか気にしてプレイしましょう。
2:十二獣混合型
<デッキレシピ>



デッキの動かし方
連続エクシーズによる展開で厚い妨害と除去

十二獣構築の長所と短所
「長所」
・高速墓地肥やしによって、鉄獣戦線のコストを稼ぎやすい
「十二獣」の連続エクシーズ召喚によって、4~5枚ほどビースト系モンスターが墓地に落ちます。「LL」と違って墓地にあって強いということもないので、気兼ねなく「鉄獣戦線」のコストに使えます
「短所」
・増殖するGに注意
「十二獣」による展開は、特殊召喚する回数が最も多いため、《増殖するG》を撃たれた場合は「鉄獣戦線」の展開のみに留めておきましょう。
まとめ
今回は「鉄獣戦線」デッキを紹介しました。たった1枚の手札から一気に墓地を肥して、リンク召喚に繋げる動きはシンプルながらも強力です。エクストラデッキから召喚するモンスターの選択肢も多く、使用すれば使用するほど経験値が溜まっていき、勝率が上がるのを体感出来るデッキといえるでしょう。