『遊戯王 マスターデュエル』ランクマで猛威を振るう「鉄獣戦線」!新規・復帰勢も把握しておきたい特徴を解説

カッコよくて厄介な「鉄獣戦線(トライブリゲード)」テーマをざっくり解説!

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『遊戯王 マスターデュエル』ランクマで猛威を振るう「鉄獣戦線」!新規・復帰勢も把握しておきたい特徴を解説
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コナミデジタルエンタテインメントが手掛ける、PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Steam/ニンテンドースイッチ/スマートフォン向け『遊戯王 マスターデュエル』。本作にて猛威を振るっている環境テーマを挙げるなら「鉄獣戦線(トライブリゲード)」テーマは外せません。

エルドリッチ」「電脳堺」などと並び高ランク帯の常連となる本テーマ。エースモンスター「鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ」はタイトル画面に出てくるほどの人気カードとなっています。

そこで本記事では新しく「鉄獣戦線」デッキを構築してみる方や、効果を把握して対処したい方に向け、共通効果などの特徴や、繋ぎやすいコンボなどを解説していきます。

◆そもそも「鉄獣戦線」ってどんなテーマ?

「鉄獣戦線 ナーベル」

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。(1):自分の墓地から獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。除外した数と同じ数のリンクマーカーを持つ獣族・獣戦士族・鳥獣族リンクモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。このターン、自分は獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターしかリンク素材にできない。(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「鉄獣戦線 ナーベル」以外の「トライブリゲード」モンスター1体を手札に加える。


「鉄獣戦線」は獣族・獣戦士族・鳥獣族などで構成されたリンク召喚を特徴とするテーマ。「墓地から獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを除外して、獣族・獣戦士族・鳥獣族リンクモンスターを特殊召喚する」共通効果によって、強力なリンクモンスターを「鉄獣戦線」モンスターの効果で次々と繰り出せる柔軟性が魅力です。

通常のデッキだと場に出ているモンスターを素材にリンクモンスターを召喚しますが、「鉄獣戦線」はモンスター1体から巻き返しが図れるテーマと言えるでしょう。

◆まさに“旅団(ブリゲ―ド)”のように現れるリンクモンスター!

●「鉄獣戦線 徒花のフェリジット」

獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。(1):自分メインフェイズに発動できる。手札からレベル4以下の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターしかリンク素材にできない。(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローし、その後手札を1枚選んでデッキの一番下に戻す。


「鉄獣戦線 徒花のフェリジット」は軽いコストで出すことが出来る「鉄獣戦線」リンクモンスター。自身と、自身の効果で場に出したモンスターを素材にして、次のリンク召喚に繋げられる優秀なサポートカードとなっています。

ただでさえリンク召喚の敷居が低くなる「鉄獣戦線」ですが、「徒花のフェリジット」を経由することで「凶鳥のシュライグ」などを出しやすくなります。

●「鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ」

獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、または自分フィールドにこのカード以外の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。フィールドのカード1枚を選んで除外する。(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。除外されている自分の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターの数以下のレベルを持つ獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体をデッキから手札に加える。


「鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ」は特殊召喚時に場のカードを除外できる「鉄獣戦線」のエースモンスター。1ターンに1度ではありますが、相手ターンでも獣族・獣戦士族・鳥獣が特殊召喚された場合にも除外発動が可能と、かなり強力な除去効果を持っています。

(2)の効果によって他のリンクモンスターの素材とした際、“除外されている”獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを回収することもできます。「凶鳥のシュライグ」は攻撃力も3000と高いですが、本領は敵陣を崩してから「アクセスコード・トーカー」や「王神鳥シムルグ」などに繋ぎ盤面を制圧することでしょう。

●鉄獣から離れ、「王神鳥シムルグ」の効果で相手を封じるコンボも!

「王神鳥シムルグ」

鳥獣族モンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。このカードはリンク素材にできない。(1):このカード及びこのカードのリンク先の鳥獣族モンスターは相手の効果の対象にならない。(2):このカードが戦闘で破壊される場合、代わりに自分フィールドの「シムルグ」カード1枚を破壊できる。(3):自分・相手のエンドフェイズに発動できる。使用していない自分・相手の魔法&罠ゾーンの数以下のレベルを持つ、鳥獣族モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚する。


「烈風の結界像」

(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いは風属性モンスターしか特殊召喚できない。


鉄獣戦線テーマの共通効果は「鉄獣戦線のみ」ではなく縛りが緩いことも強みのひとつ。それを活かして鳥獣族リンクモンスターである「王神鳥シムルグ」を出すことによって相手に強烈な縛りをかけることが可能です。

正確にいえばシムルグの効果によって召喚した「烈風の結界像」効果。エンドフェイズにデッキから「烈風の結界像」を特殊召喚することにより、お互い風属性以外を特殊召喚できない状況に持っていきます。ついでシムルグの(1)の効果で「烈風の結界像」を守る事も可能に。コンボが決まれば、相手プレイヤーが何もできずにターンエンドという状況も発生。かなり強靭な防御布陣を構築できます。

もし「鉄獣戦線」相手取るなら、やはり「シムルグ」「烈風の結界像」コンボを警戒しましょう。“対象をとらない”形で場のモンスターを破壊できる「サンダーボルト(制限カード)」や「ライトニング・ストーム」、または「灰流うらら」でデッキからの「烈風の結界像」特殊召喚を防ぐことがお勧めです。


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《高村 響》

多義的に面白いことが好きです 高村 響

兵庫県生まれ。子供の頃からゲームを初めとしたサブカル全般にハマっていたものの、なぜか大学にて文学研究で博士課程まで進むことに。本が好きで、でも憎い。純文学を中心とした関係性の中で生きていたが、思うところあってゲームライターに転向。その結果、研究のさなかゲームをしまくっていたことが恩師にバレつつある。 読んでくださっている皆様、どうぞよろしくお願いします。

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