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バトルロイヤルゲーム『Apex Legends』のランクマッチにおいて、上位750名にしか与えられない「Apexプレデター」の称号。今シーズンのスプリット1も多くの猛者たちがしのぎを削っていたのですが、そこでなにやら異常事態が発生していたようです。
今までになく跳ね上がったボーダーライン
「Apexプレデター」の称号を手にするには、「マスター」ランクに到達した上で、ポイントを積み重ねることが必要。さらに、スプリット終了時に上位750名までのボーダーラインを超えていなければなりません。
ボーダーラインはシーズンによって変動し、たとえば前シーズン「エスケープ」のスプリット1は約17,500ポイント、スプリット2は約22,000ポイントがボーダーだったと言われています。
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そして今シーズン「デファイアンス」では、そのボーダーがさらに上昇。4月6日に終了したスプリット1は、過去をはるかに上回る約45,000ポイント。単純計算で、ブロンズ4からマスターまで4回たどり着ける数字と言い換えれば、その過酷さが伝わるかもしれません。
プロ選手に立ちはだかる“時間”という壁
ここまでボーダーが跳ね上がった理由としては、ランクポイントの仕様変更が関わっているという説が有力。簡単に説明すると、キルよりも順位でもらえるポイントが重視されるようになったのだそう。
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その影響も相まって、マスターランクに到達する人口が以前よりも増加。そして上位プレイヤーにとっては、「プレデター/マスター帯」のランクマッチでポイントを稼ぎやすくなったため、長時間プレイすればするほど盛れる…といった状態だと考察されています。
結果としてボーダーが上がったため、「プレデター」になるにはプレイスキルだけではなく、プレイ時間も重要な条件に。そうなるとスクリムなどの練習があるプロ選手は、むしろランクを維持しにくくなったのかもしれません。
実際に、これまで「プレデター」常連だったトッププロですら、ランクマッチを諦める人がチラホラ。“魔王”の二つ名で知られる「Crazy Raccoon」所属の猛者・Ras選手ですら、スプリット1では苦戦を強いられていたようです。最終的にはボーダーを超えたものの、「危なかった」と呟いていました。
現在はスプリット2が始まっていますが、今後ランクマッチの環境はどのように変わっていくのでしょうか…。