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サウジアラビアの政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」が2022年5月18日に提出した大量保有報告書にて、任天堂の株式を5.01%(約650万株)保有していることが明らかになりました。
EDINETに提出された報告書によると、PIFは2022年5月時点で任天堂の株式を6,509,100株を保有しており、その目的は純投資とのこと。同ファンドでは、そのほかカプコンの株式5.05%、コーエーテクモホールディングスの株式5.03%、ネクソンの株式9.14%(いずれも2022年時点)を取得していることも各届出資料から明らかになっています。(スクウェア・エニックスの株式も2020年時点で4.32%保有している。)
PIFは2020年Q4にエレクトロニック・アーツ、アクティビジョン・ブリザード、テイクツー・インタラクティブ3社の株式約30億ドル(約3200億円)分を取得しており、日本のみならず北米のゲーム企業にも積極的に投資を続けています。5月17日に発表された2022年Q1のデータによると、テイクツー・インタラクティブの株式を買い増していることも明らかになりました。
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なお、PIFの会長でもあるサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン・アール=サウード皇太子が運営するMiSK財団は、完全子会社のElectronic Gaming Development Company(EGDC)を通じ『THE KING OF FIGHTERS』シリーズなどで知られるSNKの株式の96.18%を保有しています。