
国内のみならず、世界中で愛される日本のRPGゲーム作品。これを巡ってファンの間で、「日本3大RPGといえば?」という議論が展開されることもしばしば。
そこでインサイドでは先日、読者へ向けて「あなたがイメージする日本3大RPG作品」についてアンケートを行いました。果たして長年に渡って行われてきた論争に終止符は打たれるのでしょうか…。さっそく見ていきましょう。
5位『ゼノ』シリーズ 10票

有名ゲームクリエイター・高橋哲哉氏によって生み出された名作RPG『ゼノ』シリーズ。1998年に発売された『ゼノギアス』から始まり、そこから『ゼノサーガ』、『ゼノブレイド』とそれぞれ独立したシリーズが展開されています。
アンケートの中で特に多くの票が集まっていたのは、2010年から任天堂によって発売されている『ゼノブレイド』シリーズ。オープンワールド型のフィールドとシームレスな戦闘が特徴で、2022年7月には最新作となる『ゼノブレイド3』の発売が予定されています。
【読者の声】(一部抜粋)
・近代RPGとして洗練されたゲームデザイン、グラフィックであるから。
・マンネリ化したJRPGの当たり前を見直して伸び続けているシリーズだから。
4位『テイルズ オブ』シリーズ 11票

バンダイナムコエンターテインメントが誇る『テイルズ オブ』シリーズが第4位にランクイン。1995年に発売された『テイルズ オブ ファンタジア』以来、20年以上に渡ってファンに愛され続けています。
シリーズ独自の戦闘システム「リニアモーションバトルシステム」により、RPGでありながらアクションゲームのような操作感を実現。また、アニメ的なキャラクターデザインやアニメーションつきの主題歌も同シリーズの大きな特徴と言えるでしょう。
【読者の声】(一部抜粋)
・全部のシリーズをやったわけじゃないですが、何故か記憶に残るゲームです。
・この時代の機械でもここまでやれるんだと言う頑張り感と、操作性のむずさ(笑)
・気軽に遊べるから。
3位『ポケットモンスター』シリーズ 22票

第3位に輝いたのは、2021年で発売から25周年を迎えた『ポケットモンスター』シリーズ。作中世界に息づく不思議な生き物「ポケモン」を巡って繰り広げられる物語は、大人から子どもまで幅広い世代に愛され続けています。
第1作目の『ポケットモンスター 赤・緑』は携帯ゲーム機「ゲームボーイ」用ソフトとして発売されていますが、当時は決して主流のハードとは言えなかったそう。しかし、同作の通信交換や対戦機能というプレイヤー同士の繋がりを意識したシステムが認められ、爆発的なヒットを記録しました。
【読者の声】(一部抜粋)
・RPGといえばやっぱりこれ。
・歴史の長さと知名度の高さと安定した面白さ。
・広義的に見ても狭義的に見ても、知名度、技術共に偉大なRPゲームであるから。
・ターン制のRPGとしては日本どころか世界でもトップをひた走るシリーズなので。
・老若男女問わず知名度もナンバーワン。アニメもずっと継続して放送されており新規獲得もばっちり。
1位『ファイナルファンタジー』シリーズ 60票

「日本3大RPGといえば?」というテーマにおいて、外せないのが『ファイナルファンタジー』シリーズ。発売されるハードのポテンシャルを最大限に生かした美麗なグラフィックが大きな魅力の一つであり、世界中のゲーマーを虜にし続けています。
また従来のRPG作品といえば、主人公になりきってプレイするのが主流。しかし、『ファイナルファンタジー』シリーズでは1人1人にキャラづけが徹底されていることや積極的に喋るため、まるで舞台を観劇しているかのような没入感をプレイヤーに与えてくれます。
ナンバリングタイトルとしては『ファイナルファンタジーXV』まで展開済み。既に次作『ファイナルファンタジーXVI』の発売が決定していますが、リリース時期は今のところ未定となっています。続報を楽しみにしていましょう!
【読者の声】(一部抜粋)
・常に挑戦し、驚きと新しい喜びを提供してくれる。
・最新作が最高傑作を地で行く名シリーズ!最新作のFFXVI最新パッチも期待を裏切らない出来!
・世界的にはドラクエを凌ぐ成功を収めた作品シリーズである。こちらもドラクエともに欠かせません。
・ドラクエの永遠のライバル RPGの二大巨頭の一角 グラフィックは常に最先端
・JRPGとして世界でも認識され、映像化なども含め多角的な展開を常に狙っていて意欲的なので
1位『ドラゴンクエスト』シリーズ 60票

そして『ファイナルファンタジー』シリーズと同率で1位に輝いたのは、やはり『ドラゴンクエスト』シリーズ。1986年に第一作目が発売されて以来、約35年に渡って愛され続けている世界的人気のゲームタイトルであり、当時家庭用ゲーム機では初となるオリジナルタイトルのRPG作品とされています。
その大きな特徴を挙げるとすれば、ずばり“王道”であるということでしょう。基本的な話の軸は、勇者に選ばれた主人公がその世界を支配する魔王を倒しに行くという、いわば「日本昔ばなし」的なスタイル。ある意味、そうしたシンプルさがファンのハートを掴んで離さないのかもしれませんね。
また、スライムやキラーマシンに代表される個性豊かなモンスターたちも魅力の一つ。彼らを仲間にして戦わせることができる外伝作品『ドラゴンクエストモンスターズ』のシリーズも、本編に負けずとも劣らない人気を誇っています。
【読者の声】(一部抜粋)
・和製RPGといえばドラクエという印象。どのナンバリングも印象的ですが、特にVは一人の人生を体験できる作品。
・ドラゴンクエスト。当たり前でしょ。
・日本にRPGを広めた功績が大きいから
・JRPGの基礎を偉大な作品。未だ続く面白さ。
・みんなほぼ答えると思うくらい有名だからです。
5位『ゼノ』シリーズ 10票
4位『テイルズ オブ』シリーズ 11票
3位『ポケットモンスター』シリーズ 22票
1位『ファイナルファンタジー』シリーズ 60票
1位『ドラゴンクエスト』シリーズ 60票
『ファイナルファンタジー』と『ドラゴンクエスト』が同率かつ、同票で1位を獲得した本アンケート。少し出来過ぎな気もしますが、やっはり日本のRPG作品を語る上で、この2大巨頭を外すわけにはいかないのでしょう。その一方で、3つ目は読者によって意見が分かれていた印象。まだまだこの論争は続きそうですね(笑)
ここから先は、惜しくも5位圏内から漏れてしまったRPG作品を読者の声と共に一挙紹介していきます。