手越祐也さん&Maikiさんのインタビューも!?FLMantisが栄光を手にした「荒野CHAMPIONSHIP – 栄光の刻」荒野王者決定戦 FINALレポート

大会テーマソングを歌った手越祐也さん&Maikiさん、優勝チームのリーダーインタビューもお届け! 「荒野CHAMPIONSHIP – 栄光の刻」荒野王者決定戦 FINALをレポート!

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手越祐也さん&Maikiさんのインタビューも!?―FLMantisが栄光を手にした「荒野CHAMPIONSHIP – 栄光の刻」荒野王者決定戦 FINALレポート
手越祐也さん&Maikiさんのインタビューも!?―FLMantisが栄光を手にした「荒野CHAMPIONSHIP – 栄光の刻」荒野王者決定戦 FINALレポート 全 29 枚 拡大写真

NetEase Gamesが開発・運営を行う人気のスマートフォン向けバトルロイヤルゲーム『荒野行動』。その日本一を決定するe-Sports大会「荒野CHAMPIONSHIP – 栄光の刻」の荒野王者決定戦 FINALが、2022年5月28日(土)、29日(日)に開催されました。

今年は2年ぶりのオフライン大会として開催され、過酷な予選を勝ち抜いた全20チーム100名の選手たちが会場に集結。YouTubeほかの配信で見守った多くのファンたちに、熱いプレイを見せつけました。

また、今回は人気コスプレイヤーのえなこさんが魔界のプリンセス衣装(1日目)&うさうさラビット隊衣装(2日目)でアシスタントMCを務めたほか、28日には「東京2020オリンピック」卓球のメダリスト水谷隼さんがスペシャルゲストとして登場。

翌29日には、歌手・アーティストの手越祐也さんとMaikiさんがスペシャルゲストとして会場を盛り上げたほか、大会テーマソング「OVER YOU」を披露する一幕も見られました。ここからは、白熱した試合が繰り広げられた本大会のDAY1・DAY2の模様をレポートしていきます。

DAY1はαD Avesが生存力を活かしてトップに

本大会の基本ルールは5人1組のチーム戦。2日間で合計12試合を戦い、試合の終盤まで生き残ることで獲得できる「順位ポイント」と、敵チームのプレイヤーをひとり倒す毎に5ポイント獲得できる「キルポイント」の合算で順位を競いました。

また、ユーザーたちによって集められた1億円分の賞金から固定で貰える金額とは別に、各チームが持っている賞金を奪い合う要素も追加。こちらは各ラウンドで脱落の早かった下位5チームが持っている賞金の10%が集められ、上位3チームにそれぞれ50%(1位)、30%(2位)、20%(3位)分配されるルールでした。

1日目のMCは柴田将平さんが担当、解説はV3さん、実況はBockyさん、ゲストは仏さんとなりました。お馴染みの「荒野行こうや!」の掛け声でラウンド1がスタート。マップは嵐の半島、横の航路で北寄り、安全地帯はマップ右上という形で始まったのですが、降下時から右上に各パーティが集まってきており、激しい戦闘が繰り広げられます。

序盤こそ物資や車両の確保に併走する姿が見られたものの、安全地帯の収縮第2段階目あたりから早くも1チーム、2チームと徐々に欠けはじめ、第4段階の収縮あたりから混戦の様相。最後は最終局面まで5人で生存していたREXと、αD Aves、Sengoku Gamingの三つ巴に。

Sengoku GamingのMametu選手がAvesのSena選手のグレネードでダウンしたところから大きく試合が動き、3チームの混戦状態となってしまいました。しかし、αD AvesがREXを殲滅している間にSengoku Gamingの2名は一時離脱して耐性を立て直しており、どちらが初戦を勝利で飾るかわからない状況に。最終的にはαD Avesがラウンド1を取り切りました。

ラウンド2は激戦野原が舞台となり、降下直後からXeNoやREJECTといったチームが戦闘を繰り広げるなど、スピーディーな試合運びとなりました。

その後、第6段階の収縮で安全地帯が殆ど遮蔽物の無いオールド街北側の地帯に寄ったことで、各チームが車を盾にしたりスモークを焚いて射線を切るような立ち回りになっていきました。

そして最後に残ったのはREXとFLMantis。REXがとどろき選手のみに対して、FLMantisはころあ選手とコーキング選手の2人となったものの、とどろき選手がそれぞれと1対1を行うような形で丁寧に立ち回り逆転。ラウンド2はREXが勝利となりました。

ラウンド3嵐の半島での戦いは、縦の航路の東寄りという形で開幕。安全地帯はサッカー場、都心新区、ラベンダー畑周辺を中心とする左上でした。第1段階の収縮時点で20チーム99名が残る形で、第2段階までどのチームも車両や物資、ポジションの確保が中心。

第5段階の収縮に入ったあたりから各チームによる激しい戦闘が展開され、ひとつ、またひとつと生き残っているチームが減っていきます。

FLHornetが20キルを獲得し、そのまま第6段階まで突入。玥下、Lazyとの三つ巴を制するかと思われましたが、最終的には玥下がこのラウンドを取り、1日目のバトルは後半戦へ。

ゲスト&実況解説によるゲームコーナーの後、ラウンド4に突入です。マップは嵐の半島となりました。

第2段階の安全地帯収縮までに全てのチームが残っているという、どのチームも事故を回避するような立ち回りでしたが、安全地帯収縮の第7段階時点でFloraとASG祝祭が対峙。

Floraが2人、ASG祝祭が4人残っており、Floraにとっては厳しい状況。最終的には人数有利を活かした連携で、ASG祝祭がFloraにチャンスを与えることなく勝利を飾る結果に。

ラウンド5は激戦野原ということで、初動から複数のパーティが物資や車両の確保を目指し同じ集落で物資の回収を行うような光景が見られました。

安全地帯の収縮第1段階で20名の選手が欠けることになり、第6段階になる頃にはαD Aves、FLMantis、REJECTが勝利を争う流れに。最後はαD Avesを殲滅したところで、秋穂選手しか残っていなかったREJECTを倒しFLMantisがラウンド5を獲得。

1日目最後の試合となったラウンド6嵐の半島では、航路はマップの中央を通る形で、安全地帯は右上に寄りました。

採石場方面になった第4段階の安全地帯収縮時点で、残りは15チーム68名。続く段階5ではそこから安全地帯が南に寄っていき、その東側の丘陵地帯にかなりのチームが集まりました。

第7段階時点でαD AvesとFLHornetの2チーム10名による天王山。両チームのチームワークが試される決戦ですが、この戦いで勝利をもぎ取ったαD Avesが1日でふたつのラウンドを獲得する結果となり、優勝への希望をより大きなものにしました。

FLMantisの活躍が注目を集めた!

手越さんとMaikiさんによる大会テーマソング「OVER YOU」のライブで幕を明けたDAY2。スペシャルゲストはαDのオーナー・超無課金さんに加え手越さん&Maikiさんとなり、超無課金さんとMaikiさんは柴田さんと会場を盛り上げたほか、手越さんはV3さん&Bockyさんと共に実況解説に参加することに。

DAY2もお馴染み「荒野いこうや!」でラウンド1が開始され、マップは嵐の半島横航路北寄りとなりました。

序盤はちょっとした小競り合いがあるものの、どのチームも物資や車両の回収、有利なポジションを確保する動き。銃声があまり響かない静かな時間が続いていき、誰一人欠けることなく安全地帯の収縮第1段階を迎えます。

このラウンドで勢いに乗っていたのがXeNoで、収縮第6段階あたりでREJECTとファイトし4名生存したまま相手を殲滅するという、圧倒的なフィジカルを見せつける場面がありました。

その勢いで、このラウンドを獲得したのはXeNo。チーム全体で24キルを獲得しており、順位ポイントの50にキルポイントの120を加えた合計170ポイントを手にしていました。この試合だけでDAY1の合計165ポイントを超える戦果となり、いきなり第4位に浮上して優勝争いに食い込みます。

ラウンド2激戦野原では、やはり展開が激化したせいか、安全地帯収縮第4段階で53名15チーム生存という各チームのメンバーに欠けが目立つ状況。

第7段階に入る時にはFLHornetが残り4名、REXが1名、討伐軍が2名の3チーム7名となりました。やはりこの盤面で4名を残しているというのは強く、人数差を活かしきってFLHornetがこのラウンドを取りました。

続くラウンド3嵐の半島は、非常に珍しい安全地帯が見られる波乱の展開。なんと81名20チームが残っていた第2段階の収縮時点で、安全地帯がリゾート地、北港、サッカー場の中心あたりの海上に位置する島が中心となってしまったのです。

そんな難しい戦闘を制したのはFLMantis。彼らは第2段階のREJECTとの戦闘で3人が欠ける事故に見舞われ、たき選手とコーキング選手の2人だけになってしまうという絶望的な状況でした。しかし、残った2人だけで北港へ向かいなんとか安全地帯中央に位置する海上の島を確保。この島がラウンド3最後の決戦の地となったのです。

これによってFLMantisは確保した島から他チームを迎え撃つだけで勝利が近づく幸運を手にしたものの、最後はその運に溺れることなくLazyのovA選手を落ち着いた連携で下し、このラウンドを勝利で飾りました。

そしてラウンド4……本大会も終盤戦に差し掛かりました。優勝の栄冠を手にするチームも見えてきましたが、横航路北寄りからの第1段階で安全地帯収縮が右下の甘の滝周辺が中心となったためか、早めの移動を始めるチームが多数。

段階6の収縮時点で11人4チームを残すだけとなっており、最終的にはZincとぷるぷるがやりあうことに。そしてREJECTを全滅させたあたりから勢いがついていたZincが、17キルという圧倒的な戦果を見せつけラウンド5へ。

次のラウンド5激戦野原では、FLMantisの降下地点に後からXeNoが被せに行くという展開が見られました。FLMantisはこれに気づいて降下地点をずらしたものの、物資や車両を回収するポイントがあまりなく、開幕から苦しい状況を強いられます。

また、段階3の収縮時点で72名19チームが残存していたのですが、Sengoku GamingがASG祝祭に殲滅され18位で終わってしまうという波乱の展開も。Sengoku Gamingはこの時点でまだ2000万円近い賞金を持っていたのですが、下位5チームになってしまったため、一気に200万円近い賞金を奪われてしまいました。

この他にも収縮第5段階でセントラル街方面のコの字型マンションで、XeNo、おやすみ、REX、Topの4チームによる混戦があったこともこのラウンドの注目ポイント。これを制したのがおやすみで、その勢いのまま18キルでこのラウンドを1位で通過。

本大会最終戦となるラウンド6嵐の半島は、北寄りの横航路で開幕。

ここまで良い成績を残せていなかったREJECTが、アグレッシブな立ち回りを見せていたことが見どころに。第1段階収縮からキルポイントを狙っていることが見て取れ、それがどんな結果をもたらすかも注目でした。

第3段階の安全地帯収縮に入ったところで、残りは20チーム88名生存。この段階からポジションが埋まり始めており、湖畔の別荘方面にかなりのパーティが集まりました。ここで、REJECTが南側の雪山に回って安置入りを目指すという大胆なムーブを選択。

これが功を奏したのか、第7段階収縮でREJECTもXeNo、ASG祝祭との三つ巴の最終局面にもつれ込みます。最後は、Eto選手がASG祝祭のよっぴー選手とわきるす選手との1v2を制し、優勝への希望を繋ぎました。

優勝はFLMantisか、XeNoか、αD Avesか? それとも……!?

結果発表へ移ると、まずは固定賞金プールの個人賞が発表。こちらは各受賞者に20万円ずつ賞金が贈られるもので、キル個人賞はXeNoのボビオ選手、ダメージ個人賞はZincのぶんた選手、生存個人賞はαD AvesのTakoo選手、撃破距離個人賞はSengoku GamingのCapy選手となりました。

そして総合結果の発表。注目を集めていたSengoku Gamingが総合17位でのフィニッシュになっているということで、結果を予想できなかった方も多かったのではないでしょうか。また、最終戦で意地を見せたREJECTは第4位ということで、惜しくもTOP3を逃すことに。

優勝者は手越さんから発表のあったFLMantis! 勝利が決まった瞬間、メンバーたちが互いに抱き合い喜びを分かち合っており、大会を見守る多くのファンに感動を届けてくれたことでしょう。

そんなFLMantisには優勝賞金の1500万円が贈られ、リーダーのころあ選手が今までやってきたことを結果に出せて嬉しいとコメント。また、元々所属していたFLHornetが先にプロになり、そんな状況で練習を重ねていたことも明かしました。

また、各チームの最終的な総合成績も発表。FLMantisは635ポイントで唯一600ポイントを超えており、異論を挟む余地のない優勝と言えるはずです。なお、第2位はXeNoの595ポイント、第3位はαD Avesの585ポイントとなりました。


久しぶりのオフライン開催となった「荒野Championship」。来年もさらに熱い戦いが見られることに期待しつつ、『荒野行動』を今後も熱く、楽しくプレイしていきましょう!

以下より、大会終了後に行ったFLMantis・ころあ選手へのインタビューと、大会テーマソング「OVER YOU」の手越さん&Maikiさんへのインタビューをお届けします!

ころあ選手へインタビュー!

――優勝を決めた今の心境をお願いします。

ころあ今でも手の震えが止まらないくらいです。このために1年間頑張ってきたので、本当に嬉しいですね。自分たちのチーム名が呼ばれた瞬間は、一瞬思考が止まってしまって……ようやく頭が回った頃には自然と立ち上がっていました。本当に今回の大会はオフラインで良かったと思います。

最初はチームメンバーとの間でも言葉が出なくて、とりあえず抱きしめあったのですが、ひとり泣いている人がいて、自分ももらい泣きしそうになりました。

――今回の大会は長かったと思います。何か不安はありましたか?

ころあ今日(※DAY2)の3戦目で第1位に躍り出て、そこから僕たちは他のチームから逃げ続けなければ行けない状況になったので、怖かったです。とはいえ自分たちのやりたいゲームプランはできていて、臨機応変に他のチームの立ち回りに対応できたんじゃないかなって思います。

最後の方で上位チームがランキングから隠されましたが、3チームくらいまでわからなくなったときに、他チームに順位を抜かれているか抜かれていないかわからなくなってしまって、ずっと震えていました。後ろから追いかけてくる他チームのプレッシャーが凄かったんです。

でも僕たちが優勝したということは、これからその恐怖をもっと味わうことになるんだろうなと思っていて。なにせ他のチームは今の僕たち以上を目指すということなので、だったら僕たちはもっと高みに昇りたいと考えてます。

――今回の大会に際して、特に意識して試みていた動きはありましたか?

ころあ今回の大会以外にも、週に3回ほど「3大リーグ」と呼ばれる大会があるのですが、その直前のミーティングで自分たちのプレイを振り返ってから試合に臨んでいました。そこをしっかりやっていたからこそ、今回も臨機応変に対応できたのかなと感じています。

――ころあ選手はかつてFLHornetに所属していたそうですが、今回の結果でようやくスタートを切れた感覚はありますか?

ころあやっぱりFLHornetが先にプロになっていたので、やっと同じ土俵に立てたのかなと思っています。これからは追い越す勢いで頑張っていきたいです。

彼らは僕にとって「もっと上手くなりたい、負けちゃいけない」と思える相手です。僕が抜けた瞬間に彼らがプロになったので“僕が足を引っ張っていたせい”みたいに言われることがあって、ずっと見返してやろうと思っていました。今回の大会で結果を残せて本当に良かったです。嬉しいです。

――今回獲得した賞金の使い道は考えていますか?

ころあ今も専門学校に通いながら活動を続けているのですが、僕のために働いてくれている母に恩返しがしたいと思っていて。だから、賞金を獲得できる結果になって本当に良かったです。

母にはこの勝利をまだ報告していないのですが、大会自体はずっと見てくれていて。LINEが来ているとは思うのですが、怖くてまだ見られていません。リア友からも通知が滅茶苦茶来ているみたいなのですが、全部まだ確認できていないですね。

部活とか勉強だと応援してくれると思うのですが、ゲームだとまだそういう風潮ができていないじゃないですか。そんな中でも応援してくれているので、嬉しいですね。本当にゲームでも稼げる時代だというのは夢があると思います。

――ゲーム歴は何年くらいなのでしょうか?

ころあ3歳くらいのときに、旧型のニンテンドーDSから始めました。小さい頃はやっぱり「1日〇時間まで!」とか「夜になったらダメ!」みたいな制限をかけられてしまうものですが、ゲーム機の隠し場所を見つけて遊んでいました。結局バレて怒られましたが(笑)。

『荒野行動』のリリース時は中学3年生くらいだったのですが、まだ携帯を持っていなかったので、友達の携帯を借りてちょくちょくプレイしていたことを覚えています。

――FPSはやっぱり心理戦ですよね。メンタル面ではどのようなポイントが重要と考えていますか。

ころあ気持ちは絶対大事だと思います。オフラインはその分隣にいるチームメイトに励ましてもらったり、それを受けて自分もチームメイトに応えたい、安心させたいと思えますし。

僕は元々リーダーではなかったのですが、元々のリーダーが3ヶ月間の謹慎処分になってしまって、その期間は僕が代わりにチームをまとめてオーダーをすることになりました。

その期間でオーダーの辛さを知り、この3ヶ月間は「耐え」だと思いましたね。3大リーグとかも下位になると予選を勝ち上がってきたチームと入れ替えになってしまうのですが、絶対に落ちないぞと決意していました。まあ、一度落ちてしまったのですが……。

――今日は興奮して眠れないかもしれないですね。携帯の通知も鳴りやまないかもしれないですし。試合が終わったこの後、まずはどんなことをするつもりですか?

ころあ疲れてはいるのでわからないですね。本当に携帯もずっと通知が止まらないですし(笑)。まずはメンバーと一緒にご飯を食べに行くので、僕たちのコーチであるV3さんに奢ってもらってどこかに行こうかとみんなで話しました。

――ご自宅に帰ってから『荒野行動』をプレイしますか?

ころあどうですかね、疲れてできないかもしれないです(笑)。この大会の翌日にFENNELのオフラインイベントがあるのですが、ファンとの交流に何人かのメンバーが参加します。ファンのみなさんと喜びを分かち合うためにも、優勝したいとイベントに参加するメンバーとは話していました。2位とかだと微妙な空気になりそうだったので、優勝できて本当に良かったです。

この強気なイベント日程からは、運営の人たちからの「勝てよお前ら!」「勝てるよな?」みたいなメッセージも感じていて。当日ファンの人たちから祝福の言葉をかけられたりしたら、泣いちゃうかもしれません。本当は涙は見せたくないのですが、今日ステージに上がった時も涙腺が限界に近かったですね……。

――最後に今後の意気込みや、ファンのみなさんに注目して欲しいところについてお聞かせください。

ころあ歴代で2連覇を果たしている“ちーむえーけー!!”という高い壁があるので、僕らはそれを乗り越えないといけないと思っています。2連覇と言わず3連覇、それ以上を目指して頑張ります。今の結果に慢心せずまた上を目指していきます!

――大会が終わった直後にそういったコメントができるのは素晴らしいと思います!

ころあそれはFENNELのおかげだと思います。こういう取材やインタビューの場を結構用意してくれたんです。本当は人前で話すのは苦手で、赤面症なのですぐ顔が赤くなってしまうんです。顔は今でも赤くなってしまうのですが、しっかり喋れるようになったので本当に感謝しています。

――プロゲーマーを目指す方へのアドバイスをお願いします。

ころあゲームもスポーツも努力が絶対に必要で、それが報われないことがたくさんあります。それでもめげずに続けたら絶対に結果に繋がると思うので、みんなも頑張って欲しいです。

でも闇雲にプレイするだけではダメなので、時には練習の方向性を変えたり、チーム競技ならみんなで支えあって頑張れたらどんな人にもチャンスがあると思います。

――ありがとうございました!


手越さん&Maikiさんにインタビュー!

――今回は選手が100名集まる会場での久々のオフライン開催となりました。大会を振り返っていかがでしたか?

手越まだオフライン開催ができていた初年度の大会をプライベートで観に行きました。そのときは選手がステージにいて、各スポンサーや観客のみなさんも客席にいて、ライブみたいな感じでしたね。

そこから新型コロナウイルスの影響でオンライン開催がメインになっていったのですが、僕らもライブとかで人前に立つときに感じるのですが、やっぱりステージに立った時に誰かが居るって気持ちに差が出るんです。

選手たちなら他の選手の存在だったり、会場の緊張感でしょうか。だから今回も、いつも通りにやっているつもりでも、活躍できなかった選手もいたんじゃないかな。やっぱりみんなが顔をあわせた時の緊張感とプレッシャーは、オフラインの形態じゃないと味わえないと思います。来年は初年度みたいな会場で、チームメンバーや応援団、ファンのみなさんの声援がある状態で開催できたら嬉しいです!

――手越さんも来年はいちプレイヤーとして……!?

手越毎晩2時間はプレイしていますし、素人の中では抜群に上手い自信があります!実は今回の大会でも、荒野仲間とエントリーしようなんて話が出たんです。僕の全国ツアーが重なってしまい断念しましたが、MC兼選手みたいな参加をワンチャン狙っていましたよ(笑)。

一同:(笑)。

――Maikiさんは今回の大会を見ていて、どのようなお気持ちになりましたか?

Maiki僕は手越さんと比べたらガチ勢ではないので、プロの方が集まる空間についていけるか最初は不安でした。でも、実際の試合で選手たちのドラマを見て、最後に優勝する姿を見て、この大会の主題歌を作らせてもらえて良かったと感動しています。eスポーツ業界にこれまで携わったことが無かったのですが、今回を機にもっと見てみたいと思いましたね。

――『荒野行動』のプロチームも増えて、これからはもっと違った戦いが見られそうです。今後はどんな戦いを見たいですか?

手越シーズン1からプレイして色々なイベントに携わってきましたが、このゲーム自体が大きくなるほど大会の規模も大きくなっていると思います。

僕自身もプレイしていて、「もっとこういう部分がこうだったら良いのにな」とか「ここが凄い」と思うことがあるので、運営さんにいちユーザーとして意見を言うことがあります。やっぱりゲームも常に進化していかないといけない部分があって、ユーザーのみなさんが飽きてしまったり、やめてしまったりすることを防がないといけないんです。

もっともっと『荒野行動』が人気になって、もっともっとユーザーが増えて欲しいので、これからもそのお手伝いができたら嬉しいと思っています。

――オフラインの良さに触れられましたが、オンラインにも良さがあると思います。今後の開催はどちらの形態が良いと考えていますか?

手越『荒野行動』に限らずですが、タイトルの規模が大きくなるほど会場に集まる必要があることから、オフラインだと限界が出てくるんじゃないかな。やっぱり選手たちの住む県や国は違ってきますし、まだ若い人たちも多いので、彼らに負担はかけたくないじゃないですか。

会場までの旅費や宿泊費を所属チームが負担するのか、個人で出すのかみたいなところも出てきますし。ある程度のレベルまではオフラインで見られたら視聴者的にも嬉しいですよね。それで決勝のひとつ前の大会くらいから選手たちを集めて、決勝からファンのみなさんにも会場入りしてもらえたら理想ですよね。

世界的に有名なタイトルを見ていると、これからのeスポーツには期待できますよね。「でっかいスクリーンでサッカーの試合を観る」ようなところまで、成長していきそうで。僕らの小さい頃は「ゲームしている暇があるなら勉強しなさい」と言われましたが、そんなジャンルがスポーツとして認められつつあって、今では有名大学に進んだ方よりお金を稼げたりするんです。

そういう実力さえあれば通用する夢のある業界だと思うので、オンラインとオフラインで共存しながらやっていけるのが理想だと思います。

Maikiほとんど同意見ですね。僕らは音楽をやっている人間ですし、ライブが最高だと思っているので、オフライン開催はなくしたくないんですよ。でもオンラインだと普段繋がれない相手に音楽を届けられる、ゲームなら離れた相手と対戦できるみたいな利点があるので、共存してやっていけたらいいんじゃないかなって思います。

――FLMantisが優勝し、今後注目されていくチームになると思います。今後改革者となっていく彼らに意識して欲しいことなどはありますか?

手越あえて指摘するとしたら、アピールの仕方がまだちょっと足りないところでしょうか。サッカー選手や芸能人でも、ひと昔前の人たちって派手なんですよ。だからと言って練習をしない訳ではないので、ショーや芝居は素晴らしいものになるんです。

最近は真面目であれっていう風潮が強いと思うのですが、僕は真面目と地味ってちょっと違うと感じていて。小さい子たちは見た瞬間にわかる華やかさに憧れるものだと思いますが、その対象が今ではアイドルやスポーツ選手ではなくYouTuberになっている。

そうやって誰かに目指される、憧れるって大事だと思うんです。でも現状はプロゲーマーの方たちのアピールはまだまだ足りていない。

やっぱりeスポーツもその流れの中で注目されてきたエンターテインメントだと思うので、ファンが集まって、オフラインイベントに来てくれて、そうやってファンとのコミュニケーションを大切にして、注目してくれる人が増えていくことで収益が安定していく。そうなることで選手のプレイ環境も良くなっていくじゃないですか。

存続させるためには収益化しなきゃいけないんです。そのためにも周りを巻き込みながら大きくファンを増やさないといけないですし、そこがダメだと収益が減っていってしまう。

後はオフラインが必要になるほど、メンタルが大事になってきます。僕もいろいろなゲームをプレイしてきたので、中には知り合いに世界を舞台に戦うプレイヤーがいたりします。でも普段は超強いのに、本番になると勝てなかったりするんです。だから、やっぱり精神面なんですよ。

人前に立てば立つ程、否定的な視聴者がつきますし、そこに負けない、大一番で普段通りの力を出せるメンタルが必要なんです。最近では色々なチームでそれを鍛えているようですし、いざというときに折れない心を磨いて欲しい。

Maiki表に出るみなさんに華やかさがあったほうがいい、という点は同意です。そういうアピールを自由にできれば個性が出てくるし、選手としての華がでるのかなって。ゲームにもそういう機能がついたら面白いですね。

――本日はありがとうございました!

《井の上心臓》

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