『ストリートファイター6』新要素「ドライブシステム」を体験!攻撃と防御が“紙一重”で交差する読み合いが、ひたすらアツい

『ストリートファイター6』を実機で体験!その触り心地をレポートします。

ソニー PS5
『ストリートファイター6』新要素「ドライブシステム」を体験!攻撃と防御が“紙一重”で交差する読み合いが、ひたすらアツい
『ストリートファイター6』新要素「ドライブシステム」を体験!攻撃と防御が“紙一重”で交差する読み合いが、ひたすらアツい 全 14 枚 拡大写真

◆“攻守”共有のゲージ管理がひたすら熱い

さて、ここまで「ドライブシステム」について紹介してきました。攻撃にも防御にも大活躍な同システムですが、だからこそ覚えておかなければならない要素があります。それは、“攻撃も防御も、同じドライブゲージ”を共有しているということ。

前述したオーバードライブやドライブラッシュを繰り出せば、ゴリッゴリに相手を攻め立てられます。しかし攻めにドライブゲージを使いすぎると、いざ守勢に回った際に各種防御手段が使えず、苦しい展開に追い込まれる場面も起こりそう。

さらに、『ストリートファイター6』ならではの驚くべき仕様をもう一つ。本作では、前作に存在した、中攻撃以上の通常技をガードした際に発生する「白ゲージ」、及び必殺技(CA)をガードした際に発生する「削りダメージ」が存在しません。その代わりに、相手の攻撃をガードするとドライブゲージが削れてしまいます。

ドライブゲージが枯渇すると「バーンアウト」状態となり、一定時間ドライブシステムに関わる全ての技が使用不可能に…!“攻撃”と“防御”の両翼をもがれたといっても過言でないほどの、大ピンチになります。

この状態で相手の必殺座をガードすると体力ゲージが削れてしまい、”削りKO”の対象に。加えて、バーンアウト中は相手のドライブインパクトをガードできず、特殊やられ状態にされてしまいます。

このようにドライブゲージの管理は、『ストリートファイター6』において非常に重要な要素となるでしょう。

ちなみに、画面下に配置されているのが「スーパーアーツゲージ」。技をヒットさせると増加し、ゲージを消費すれば強力なスーパーアーツが使用できます。ゲージは最大3本までストックでき、次ラウンドへの持ち越しも可能。

各キャラクターは複数のスーパーアーツを持ち、技によって消費本数も様々。ゲージ消費3本かつ体力低下状態の時のみに使えるクリティカルアーツが、最もド派手な演出で威力の高いものになっていました。

◆初心者でも遊びやすく!実況モードは、思ってた以上にアガる!

格闘ゲームにおいて、どうしても初心者の壁になるのがコマンド入力。近年は簡易入力を取り入れるタイトルが増えており、『ストリートファイター6』においても、ついにワンボタンで必殺技が繰り出せる操作方法「モダンタイプ」が導入されました。

ボタン配置もパッド操作を考慮したスタイルに一新。「アシストボタン」を押しながら攻撃ボタンを連打すれば、それだけでコンボが繋がります。もちろん、従来の操作方法である「クラシックタイプ」も健在であり、このあたりは好みに応じて好きなタイプを使えば良いでしょう。

発表時にユーザー間で大きな話題になった「自動実況機能」も体験できました。プロゲーマーが大会で活躍する際に耳にする、あの実況の雰囲気がしっかりと味わえます。格ゲーは展開が早い場面が続くこともありますが、実況がそこに遅れることなく付いてきてくれるのは、素直に凄い。AI技術は、ここまで進歩しているのかと感激します。

そして、実況と付随する形で付いていたのが、「応援モード」です。これはその名の通り、設定した側のプレイヤーを実況者が応援してくれるというもの。「練習したこと、ちゃんとできてるよ!ミスを恐れず、技を出していこう!」なんて声を掛けてくれます。これも、実際に聞くとめっちゃ嬉しい…!「自己肯定の高まりが、成長に繋がる」なんてことが、本当に起きるかもしれません。

自己肯定感がモリモリ上がる「応援機能」。褒められて伸びるタイプのプレイヤーは、ぜひONにしましょう。

また、ゲーム内では「実況」以外にも、「解説」という枠も確認。ここも実況同様、キャスターを選択できそうな雰囲気でしたが、体験したバージョンでは空欄になっていました。ここは続報に期待したいところ。

そのほか、コマンドリスト画面でその技の動きが視聴できたり、相手の隙にこちらの攻撃が確定した際に「PUNISH COUNTER」が表示されたりと、他メーカーの格ゲータイトルでユーザーに好評だった要素が確認できました。このあたりはゲームの遊びやすさに直結するため、ありがたいです。

◆攻撃と防御は紙一重!刹那を掴み、試合に勝利せよ

『ストリートファイター6』をプレイしてもっとも新鮮に感じたのは、“攻撃”と“防御”が絶妙に混じり合ったドライブゲージの管理でした。攻撃と防御は、常に紙一重。そのリスクを飲み込んだうえで、オーバードライブやドライブダッシュを使って攻め立て、勝利へ至った時の達成感はきっと格別なのでしょう。

とはいえ、今回の初プレイではそんな高等なことはできるワケもなく。ひたすらドライブインパクトをパッカ~ン!と当てて、脳汁ブッシャァ~!を味わっていたら、体験時間があっという間に終わってしまいました。本当は、もっといっぱい調べることがあったはずなのに…。完全に仕事を忘れてました。

「ドライブインパクト」がカウンターヒットすると、演出がより派手に!パッカ~ン!

言い換えれば、それくらいキャラを動かしているだけで楽しかったのです。この原稿を書いている今も、「もっと遊ばせてよおお」と涙を流しています。

正当進化と革新を併せもった『ストリートファイター6』は、2023年発売予定です。

なお編集部は別記事にて、本作の開発スタッフにインタビューも実施しています。こちらは『ストリートファイター6』の柱となる別モード「ワールドツアー」や「バトルハブ」についても詳しく伺っています。ぜひご覧ください。

※画面は開発中のものです。


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《ねんね太郎》

また、お会いしましたね ねんね太郎

ゲームセンターとテレホーダイが生み出す濁流に、満面の笑みで身投げした雑食系ゲーマー。油断すると余裕で半日は寝てしまうため、スヌーズ機能が欠かせない。ゲーム以外の趣味は、モノを捨てること。

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