名作ゲーム32本が集結!『カプコンアーケード 2ndスタジアム』で「ハイスコアを目指す」原初の喜びに震える【プレイレポ】

『マッスルボマー』『ストリートファイター ZERO3』『ロックマン ザ・パワーバトル』など32作品収録!

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名作ゲーム32本が集結!『カプコンアーケード 2ndスタジアム』で「ハイスコアを目指す」原初の喜びに震える【プレイレポ】
名作ゲーム32本が集結!『カプコンアーケード 2ndスタジアム』で「ハイスコアを目指す」原初の喜びに震える【プレイレポ】 全 30 枚 拡大写真

カプコンは、ニンテンドースイッチ/PS4/Xbox One/Steam向け『カプコンアーケード 2ndスタジアム』を2022月7月22日に発売します。

本作は同社の歴史を彩る、珠玉のアーケードゲームが遊べるコレクションシリーズの第2弾。収録タイトルには、アーケード初移植となる『アルティメット エコロジー』など全32作品が登場しており、当時のゲームの雰囲気を満喫できるだけでなく、巻き戻し機能やどこでもセーブ、豊富なカスタマイズ設定で誰でも技量に合わせたプレイが楽しめます。

本稿では、発売直前の『カプコンアーケード 2ndスタジアム』のプレイレポートをお届け。本作のこだわりぬいた「ゲームセンター感」などを紹介していきます。なお、筆者はPS4版でプレイしています。

◆珠玉のアーケード名作32タイトルが勢揃い!

本作はゲーム本体『カプコンアーケード 2ndスタジアム』(無料タイトル『ソンソン』が付属)をダウンロード後、遊びたいタイトルを単体/セットで購入していく方式。30本のゲームがセットになった「Capcom Arcade 2nd Stadium Bundle」を購入すると『ガンスモーク』も入手可能です。 

欲しいタイトルごとに単体購入(税込400円)するか、断然お得なバンドル(税込4,000円)を購入するかはプレイヤーの自由です。

収録タイトル

  • 『ソンソン』(ゲーム本体に付属)

  • 『超浮遊要塞エグゼドエグゼス』

  • 『ガンスモーク』(Stadium Bundle購入特典)

  • 『ラッシュ&クラッシュ』

  • 『サイドアーム』

  • 『必殺無頼拳』

  • 『ブラックドラゴン』

  • 『ストリートファイター』

  • 『虎への道』

  • 『1943改 - ミッドウェイ海戦 -』

  • 『ラストデュエル』

  • 『Rally 2011 LED STORM』

  • 『マジックソード』

  • 『ワンダー3』

  • 『ザ キング オブ ドラゴンズ』

  • 『ブロックブロック』

  • 『ナイツ オブ ザ ラウンド -円卓の騎士 -』

  • 『マッスルボマー - THE BODY EXPLOSION -』

  • 『アルティメット エコロジー』

  • 『ぷにっきぃず』

  • 『ヴァンパイア - The Night Warriors -』

  • 『ヴァンパイアハンター - DARKSTALKERS’ REVENGE -』

  • 『ストリートファイター ZERO』

  • 『ロックマン ザ・パワーバトル』

  • 『ストリートファイター ZERO2』

  • 『スーパーパズルファイターIIX』

  • 『ロックマン2 ザ・パワーファイターズ』

  • 『ヴァンパイアセイヴァー - The Lord of Vampire -』

  • 『カプコンスポーツクラブ』

  • 『ポケットファイター』

  • 『ストリートファイター ZERO3』

  • 『ハイパーストリートファイターII - The Anniversary Edition -』

※タイトルごとに日本版・海外版にロム変更可能(一部タイトルでは不可)

筆者としては『マッスルボマー』が遊べるのが嬉しい限り。幼い頃、近所のボウリング場に筐体があり、遊びたくて通っていた記憶があります。プレイしたのは何年ぶりかはわかりませんが、ハガーでしっかり「スクリューパイルドライバー」を出せた自分を褒めたいところです。きっとプレイ中は、“あの頃のゲーセン少年”だったと思います。

◆“夢のゲーセン”を作れる充実の設定項目!

ゲームを起動すると、前作『カプコンアーケードスタジアム』同様に、収録タイトルのキャラクターたちが所狭しと並んだイラストがお出迎え。この素晴らしいお祭りの雰囲気は、やはり長年ゲームセンターを盛り上げている老舗だからこそのワクワク感ではないでしょうか。

ゲーム選択画面はゲームセンターを模したもので、プレイ可能なタイトルがお馴染みの筐体にセットされて並べられています。本作はゲームをプレイするため“ゲームを選んで”、“コインを投入して”、“スタートボタンを押す”必要があります。こういうちょっとした機能がゲームセンターっぽさを感じさせてくれる嬉しいこだわり部分です。

また、ゲーム選択時にはゲームや画面に関する設定が可能。ディスプレイ設定では、ゲームごとに筐体を「インプレス」「ステイタス」「ミニキュート」「アップライト」に変更できるほか、画面を筐体ごと表示するか、ゲームだけ表示するかなども選択できます。走査線やモニター湾曲の表示、画面回転なども可能で、タイトルごとに自分だけの環境を作り出せます。

ゲーム設定では難易度や残機数などを変更可能。ゲームによっては「1UPに必要な点数」や「隠しキャラの表示」なども選べます。もちろんゲーム説明充実のマニュアルや格ゲーのコマンド表、コントローラー設定などもいつでも確認できますよ。

さらに、プレイを重ねていくと獲得できる「CASPO」によってプレイヤーレベルがアップし、デコレーションアイテムが入手可能。遊べば遊ぶほど、自分だけのゲームセンターをより豪華にカスタマイズできるようになります。

◆“リベンジ”も“挑戦”も自由自在な便利機能!

本作はあの頃のゲームセンターの雰囲気”を再現しているだけではありません。敵にやられてしまったときなどに便利な「リワインド(巻き戻し)」やゲームスピードの変更、いつでもセーブ/ロード(スロット数:32)など、誰でもゲームを楽しめる便利機能が搭載されています。

また、すべてのゲームでプレイヤーが無敵になる「無敵プレイ」も配信されます。無敵プレイ適用時のゲームプレイは実績などを獲得できませんが、「難しくてクリアできなかった思い出のゲームのエンディングがどうしても見たい!」苦手なあの敵のパターンを覚えたい!」など、ゲームの研究や幼き頃のリベンジのためには非常に便利な機能です。

もちろんこれらの機能は、ゲームを簡単にするだけではありません。例えばオプションのゲームプレイ設定で難易度を上げ、ゲームスピードを早くすることで、今まで誰も遊んだことがない衝撃の“新しい高難度のゲーム”を作り上げて挑戦することもできるのです。

また、ゲームごとにさまざまな条件でハイスコアに挑む「スペシャルチャレンジモード」も用意されています。チャレンジ内容は最高速でゲームに挑むなどのほか、縦スクロールシューティング『1943改 - ミッドウェイ海戦 -』では「ゲームを上下入れ替えで遊ぶ」といった超高難度ルールも。下に進んでいくゲームは、なかなか新鮮で楽しめますよ。

「スコアアタックモード」では、各ゲームごとにオンラインランキングで全国のプレイヤーとスコアを競うこともできます(リワインドやスピード変更は使用不可)。ゲームをやり込める各種機能を駆使して腕を磨き、全国の猛者相手にハイスコアで挑むのも本作の醍醐味です。

◆「ハイスコアを目指す」という原初の喜び

筆者は今回のプレイレポで、本体の付属タイトルでもある『ソンソン』を思い切り遊びました。『ソンソン』は1984年に稼働した、「西遊記」の世界観をモチーフにした横スクロールアクション。1986年にはファミコン版が発売されるなど、これまで何度も移植されている名作です。

『ソンソン』のルールはとてもシンプルで、強制スクロールするステージ内で上下に移動しながら登場する敵を倒し、天竺を目指すというもの。筆者はこれまでファミコン版しかプレイしたことがなく、それでも懐かしいな、と思いプレイしました。そして、プレイしていくほどに「ハイスコアを目指すこと」という、ゲームの原初の楽しみをあらためて学んでいきました。

ゲーム内でスコアを稼ぐためには「敵を倒す」「アイテムを取る」ことが必要です。ステージ内には「スモール・フーズ」と呼ばれるスコアアイテムが落ちていて、複数取るごとにさらに「ジャンボ・フーズ」「Pow(敵をジャンボ・フーズに変える。つまりスコアを稼げる)」などのアイテムが出現、より大きなスコアを獲得できます。

また、敵の中には「群れを全滅させると追加ボーナス」「倒さなくても進めるけど高スコア」などの敵も存在。ステージによって登場する砦を素早くクリアすれば得られる弥七や、ステージ内に隠されたタケノコなどの隠しスコアアイテムもあります。

ハイスコアを稼ぐためには、いかにして敵を多く倒し、アイテムを拾い、死なずに進み続けるかというプレイが求められます。『ソンソン』を繰り返し遊んでみると、危険を覚悟で欲張らないとスコアを稼げない、移動できる6レーンへのアイテムや敵の絶妙な配置を感じました。

『ソンソン』は(序盤であれば)レーン移動を駆使して敵を避けることは難しくありません。しかし、逃げるだけではスコアは稼げませんし、敵の攻撃が激しくなっていくゲームでスコアでの1UPは重要です。おのずとプレイヤーは危険に身を投じ、ギリギリのラインでひとつでも多くのアイテムを、敵を求めるようになるのです。敵の攻撃をギリギリで避け、Powで一気に逆転したときの喜びと快感は特筆ものです。

この瞬間がたまらない!

かつてゲームセンターでコインを投じ、ギリギリのハイスコア争いをしていた先輩ゲーマーの方々には脱帽する思いです。『カプコンアーケード 2ndスタジアム』では連射機能がありますが、それも無かったんですよね。偉大な人々の足跡を、今こうして少しでも自分なりに追えるというのは、本シリーズの素晴らしい部分だと思います。


『ストリートファイター ZERO3』『マッスルボマー』『ザ キング オブ ドラゴンズ』など、歴史を彩る名作たちを、自分なりの「ゲームセンター」でプレイできる本シリーズ。各種チャレンジモードはもちろん、友達とオフラインでの対戦/協力プレイにも対応しているため、あの頃の懐かしさを共有するなんて楽しみ方も。

なお、ゲーム本編と追加タイトルのほか、画面をカスタマイズできる「ディスプレイフレームセット」も配信されます。各タイトルのキーアート壁紙32種セットはバンドルの予約購入特典のほか、後日有料で配信。カプコン人気キャラ集合壁紙など8種セットは、2022年8月4日まで無料配信されます。詳細は公式ページをご覧ください

『カプコンアーケード 2ndスタジアム』は、ニンテンドースイッチ/PS4/Xbox One/Steam向けに2022月7月22日発売予定です。

"ワンダー3" is a registered trademark of TEZUKA PRODUCTIONS CO., LTD.
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カプコン ファイティング コレクション -Switch
¥4,290
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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