“Z世代の三高”を考えてみた―バーチャル世界でのモテ要素は、「高スコア・高ランク・高コミュ力」?

「高学歴・高収入・高身長」を指す“三高”。「Z世代」ではどんな要素がモテ要素になるのか、考えてみました。

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“Z世代の三高”を考えてみた―バーチャル世界でのモテ要素は、「高スコア・高ランク・高コミュ力」?
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モテたい―そう思ったことはありませんか。

モテる条件としてバブル期に生まれた言葉、“三高”。三高とは、「高学歴・高収入・高身長」という3つのモテ要素を指しています。

今や時代と共に変化し“三低”や“三平”と呼ばれているようですが、インターネットと共に育った「Z世代」の三高はどうでしょう。

最近はインターネットを使った「オンラインゲーム」も増えており、特に『Apex』や『VALORANT』といったFPSでは、仲間との連携が必須。そのため、見ず知らずの人とチームを組み、ボイスチャットでコミュニケーションを取ることも少なくありません。

外見は見えず、分かるのは声だけという刹那的な出会い―そんな中で、どんな人が“モテる”のか。今回は、Z世代且つ女性である筆者の考えも交えて、ゲームにフォーカスした「Z世代の三高」について考えてみました。

◆高スコア―俺より強い奴に会いに行く

誰しも、ゲーム内で良い戦績を残せると嬉しいもの。しかしそれまでの道は険しく、始めたての頃は右往左往する方も多いはずです。そこで頼りたいのが、自分よりもゲームの上手い人。つまりは、自分よりもスコアの高い人です。

試しに、SNSにて #apex男子 でリサーチしてみると、高スコアのリザルト画面や華麗な戦闘シーンをアップしている人たちが。そこに「教えてほしい!」という #apex女子 たちが足を運び、新たな出会いが…なんてことも考えられますね。

いつの時代でも、尊敬できる人にはついついときめいてしまうもの。おそらく女性たちは、高スコアな人というよりは、自分が尊敬できる人に惹かれているのだと思います。

◆高ランク―没頭する姿の魅力

ゲームのやり込み度を示す一つの目安として、「ランク」や「レベル」が存在します。例外はあるものの、高ランクの人は、そのゲームをやり込んでいる可能性が高いです。

「海の事は漁師に問え」と言われるように、何事もその道の人に聞くのが吉。高ランク・高レベルの人に教われば、ゲームのノウハウを習得できること間違いなしです。

特に最近は、「何かに没頭している人」に魅力を感じる女性も多いそう。“高ランク”という事実は、ゲームに没頭した結果生まれたものです。その熱心で一途な姿に、ついついキュンとくる人も多いはず。

◆高コミュ力―初対面での会話スキル

昨今では「ネトゲ婚」という言葉があるように、ゲームで出会った人と友人・恋人の関係を築くムーブメントも起こっています。ゲーム内でのコミュニケーション手段は「声」。そのため、相手を把握するには「活発な会話」が必要不可欠です。

ストリーマーによる『Apex』の配信には、「突然しりとりを始める野良」や「歌を披露する野良」など、ズバ抜けたコミュニケーション能力を持つ野良達が登場。“自然体”でいてくれる男性は、女性にとっても“自然体”でいられる相手のはずです。

「永遠に喋り続ける野良」が現れた「橘ひなの」さんの配信

今や恋愛するにあたって、外見やスペックではなく、“一緒にいて楽しいか”や“自然体でいられるか”が重視されるようになっています。バーチャルな世界でも同様に、スコアやランクに拘わらず、一緒に楽しくゲームできる人に惹かれるのでしょう。


勿論、スコアやランクが「高いから良い」「低いからダメ」ということはなく、自分なりにゲームを楽しむことが一番大切です。女性たちはランクやスコアの高さというよりも、男性の“自分なりに何かを楽しむ姿”や“何かに夢中な姿”に魅力を感じているのかもしれません。


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《おおなっぱ》

地球生まれです おおなっぱ

2001年8月生まれ、香川県育ち。大学では文芸、評論、ジャーナリズムを専攻中。小学生の頃、執筆関係の仕事に興味を持ち、サイト等を通して作品を複数掲載。初めてプレイしたゲームはマリオギャラクシー。好きなゲームはFE、ゼルダ、モンハン、NieRなど。好きなうどんはしっぽくうどん。日々勉強中です。

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