「メガドラミニ2」最後の収録発表も驚きの連続! メガドライブ版が存在しなかった「幻の6本」全てに迫る開発裏話まとめ

「メガドライブミニ2」収録タイトルを明かす最後の発表が先日行われました。その番組内では、当時のメガドライブには存在しなかった作品の収録も明かされ、大きな話題に。そうした収録作について語られた裏話を、こちらでまとめてお届けします。

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「メガドラミニ2」最後の収録発表も驚きの連続! メガドライブ版が存在しなかった「幻の6本」全てに迫る開発裏話まとめ
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■『パーティークイズMEGA Q』のバージョン違いを2つも収録!? 飯塚隆氏の“幻の1作”も

・『パーティークイズMEGA Q 2022』

「メガドライブミニ」に収録された『パーティークイズMEGA Q』は、キーマンのひとり・宮崎浩幸氏が思い入れを持つ作品のひとつ。ですがクイズゲームという性質上、当時の問題はどれも古くなっており、令和の時代に遊ぶゲームとして難しい一面もありました。

そこで宮崎氏が奮起一番し、3000問以上のクイズ問題を全てひとりで新規作成。見た目やシステムは『パーティークイズMEGA Q』とまったく同じですが、その問題を全て差し替えた『パーティークイズMEGA Q 2022』となり、今回シークレット枠としての収録が決まりました。

・『パーティークイズSEGA Q』

上記の『パーティークイズMEGA Q 2022』に刺激された奥成氏や開発陣が、ならば自分たちもと立ち上がり、なんとセガに関する問題のみで構成された『パーティークイズSEGA Q』も製作。

ジャンルから問題まで全てセガ尽くしという、「ひたすらセガに特化した」超マニアックなバージョンのMEGA Qとして、改めて収録されます。難問揃いなので、自信のあるセガファンは一度挑戦してはいかがでしょうか。

・『でびとぴー』

本作の収録を発表した瞬間、視聴者の反応は控えめで、大きく盛り上がることはありませんでした。それもそのはず、このゲームは当時世に出ておらず、一般ユーザーがまったく知らなかったためです。

この『でびとぴー』は、ソニックシリーズを統括する飯塚隆氏が、新人研修時代に作ったアクションゲーム。プログラマーと飯塚氏の2人だけのチームで製作したため、飯塚氏自身がドット絵も描いたという非常に稀有な作品です。

製作期間は1か月とかなり短く、その時点では非常にシンプルなゲームでした。しかし社内での評判が上々で、「あと2か月やるから製品として仕上げてみろ」と上司からの通達が。その結果、ステージ数やボス戦、サウンドや簡単なストーリー、さらに2P対戦モードなども追加され、製品化に見合うクオリティまで磨き上げられました。

ですが、実際に販売されることはなく、本作はそのままお蔵入り。一般ユーザーに知られることもないまま30年が経過しましたが、今回「メガドライブミニ2」への収録という形で見事復活。飯塚氏のファンならずとも、気になる1作です。



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《臥待 弦》

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