「メガドラミニ2」最後の収録発表も驚きの連続! メガドライブ版が存在しなかった「幻の6本」全てに迫る開発裏話まとめ

「メガドライブミニ2」収録タイトルを明かす最後の発表が先日行われました。その番組内では、当時のメガドライブには存在しなかった作品の収録も明かされ、大きな話題に。そうした収録作について語られた裏話を、こちらでまとめてお届けします。

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「メガドラミニ2」最後の収録発表も驚きの連続! メガドライブ版が存在しなかった「幻の6本」全てに迫る開発裏話まとめ
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■『ぷよぷよSUN』がメガドラ初上陸! 拡大縮小を搭載した、まさかの『スペハリ』&『スペハリII』も

・『ふたりでぷよぷよSUN』

アーケードから始まり、セガサターンはじめ多くの機種に登場した名作パズルゲーム『ぷよぷよSUN』。メガドライブにはリリースされていないゲームですが、「メガドライブミニ」における『テトリス』のような、ユーザーに喜んでもらえるようなパズルゲームを探した結果、この『ぷよぷよSUN』に白羽の矢が立ちました。

実は、「メガドラミニ2」ディレクターの松岡毅氏(エムツー)は、コンパイル時代に『ぷよぷよSUN』のディレクターを担当した実績の持ち主。そこから、「『ぷよぷよSUN』を「メガドラミニ2」に入れたい」と奥成氏が“無茶ぶり”(本人談)したところ、松岡氏は「ルールをもう少し詰めたら、もっと面白くなるんじゃないかなと考えたことがある」と返答しました。

この時点では完成の目途がまだ立っていませんでしたが、無理を承知で開発を進めたところ、対戦モード専用という形で「メガドラミニ2」への収録が間に合いました。

しかもこの『ふたりでぷよぷよSUN』は、ただ単にメガドライブに移植しただけでなく、「太陽イン」「フェイク太陽」といった新ルールも導入。『ぷよぷよSUN』を経験済みのユーザーにとっても、新たな刺激が味わえる作品になりそうです。

・『スペースハリアーII』

当時はまだ、アーケードゲームの基板と家庭用ゲーム機の性能に隔たりがあり、完全移植は難しい時代でした。そのため、メガドライブ版『スペースハリアーII』も、アーケードで惚れ込んだユーザーにとって、やや不満が残る一面があったことは否めません。

そこで奥成氏は、満足するメガドライブ版『スペースハリアーII』を求め、「メガドライブ版に、アーケード版と同じ拡大縮小が入っていたらどうなっていただろう」と思案。その発想を現実にすべく、すでに「メガドライブミニ」に収録済みの『スペースハリアーII』に拡大縮小を加えた形で、今回改めて収録されます。

拡大縮小の導入以外は、これまでのメガドラ版『スペースハリアーII』とまったく変わらず、見た目もそのまま。静止画だと区別がつきませんが、拡大縮小を取り入れたバージョンのゲーム映像を見た視聴者からは、「ぬるぬるしてる」「動きが変わってる」といった賞賛コメントが届きました。

・『スペースハリアー』

拡大縮小を取り入れた『スペースハリアーII』に続き、初代『スペースハリアー』も拡大縮小機能を踏まえて収録。しかも本作は、32X版こそありますが、メガドライブ版は今回が初めて。初代『スペースハリアー』のメガドライブ版が遊べるのは、この「メガドライブミニ2」だけです。

ちなみに、メニュー画面の構成上『スペースハリアー』を単体で並べる余裕がなく、『スペースハリアーII』のメニュー内から選択することで遊べます。いわゆる「おまけのおまけ」といった立ち位置のため、「全収録数60本」にはカウントされていない模様です。



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《臥待 弦》

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