「楽しみの裏には苦しみがつねにある」

「456ラジオ」では、かつての「456」は“楽しみつつ勝てる状況だった”とも回想されています。実際に2020年7月には、「ALGS Summer Circuit #2」にて日韓1位の結果を残していたことからも、その言葉に偽りはないでしょう。
しかし現在は環境とのかみ合いもあり、思うような結果を出せていない様子。さらにファンの数が爆発的に増えていくことで、エンタメと勝利の両方を求めるような圧力が生じることに。そうしたファンたちの理想について、Yukio選手は「『楽しみながら勝ってる456が見たい』っていうのは、もうめちゃくちゃ難しい」と分析していました。
ここ数年、eスポーツシーンの発展が取り沙汰されていますが、そこでは「プロチームが収益を確保することの難しさ」が大きな課題となっています。そんな中、プロチームでありながらストリーマーとしても人気を博する「RIDDLE456」の路線は、1つのロールモデルになり得るかもしれません。
しかし楽しさを追求するエンタメ路線と、プロとしてのストイックなあり方を両立するのは、やはり簡単なことではないのでしょう。
ただ、「RIDDLE456」の挑戦はまだ終わっていません。今後はL1ng選手が加入し、競技シーンでの活躍を目指していくようです。
また、Hesiko選手は9月2日に投稿した動画で今の心境を吐露。「naohiro21をマジで世界大会に連れていきたい」「俺らで敵わなかった世界をあいつに見せたい」と、リザーブとなった“相棒”と世界大会に行くことを誓っていました。
天才高校生チームとして始まった彼らの物語は、どこまで続いていくのでしょうか。今後の驚異的な活躍を見守っていきましょう。