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ゲームをどれだけ早くクリアできるのかを競うRTA(リアルタイムアタック)。そのRTAの祭典「RTA in Japan」が、8月11日から15日にかけて開催されました。多くの有名タイトルが名を連ねる中、あの名作『エルデンリング』に並ぶほどの注目を集めた“謎のゲーム”もあったようです。
その“謎のゲーム”のタイトルは『GeoGuessr』。スマホ向けアプリもありますが、ウェブ上でもプレイできる、いわゆる“ブラウザゲー”です。
風景を頼りに現在地を探り当てろ!
内容は、「プレイヤーがGoogleマップ上で世界中のどこかへランダムで飛ばされるので、周りの風景を頼りに自分が今どこにいるかを当てる」というもの。誰でもすぐに理解できる簡単なルール、知識量や推理力の高さが問われる難易度、何度も遊べる再プレイ性の高さにより、ネット上ではカルト的な人気を獲得しています。
今回、「RTA in Japan」の種目タイトルの1つとなった『GeoGuessr』。そのプレイの配信は、視聴した時の直感的なわかりやすさと、自らも場所を推理しながら楽しめる没入感から大人気に。YouTubeに投稿された動画は、あのAAA級のタイトル『エルデンリング』の挑戦動画に並ぶ、30万回以上の再生数を叩き出しています。
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今回、「RTA in Japan」でこの『GeoGuessr』に挑戦したのはPitmanさん。『スーパーマリオワールド』『Minecraft』などのRTA記録でも有名な“RTAガチ勢”です。
“プロゲッサー”の凄さ
配信では誰さんの解説のもと、「大きな道路に出て情報を集める」「看板の市外局番から都道府県を特定する」「国道の青看板はSSR、情報の宝庫」など、『GeoGuessr』のプロ、通称“プロゲッサー”のセオリーが紹介されながら、プレイが進んでいきます。
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クリアタイムは23分48秒。日本全国からランダムに選ばれた5つの地点を、1か所5分未満のペースで特定したことになります。“プロゲッサー”の特定テクニックの凄さに、会場・ネット上双方からは、驚きと称賛の声が上がっていました。
意外なタイトルが注目を集めるところも、RTA界隈の魅力。配信を見て興味が湧いたという方は、一度プレイしてみてはいかがでしょうか。