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2023年4月に始まる新シリーズから、TVアニメ『ポケットモンスター』(テレビ東京系)に新たな主人公が登場することが明らかに。これまで約25年にわたって主人公を務めてきたサトシの旅は、ひと段落を迎えることになりそうです。
そこで今回はサトシの冒険を彩ってくれた、とある手持ちポケモンの思い出を回想。歴代でもっとも複雑かつ異質な運命を辿った、エイパムに注目してみましょう。
◆思い返せばややこしい設定だったエイパム
エイパムは、「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」(AG編)でゲットしたポケモン。イタズラ好きなメス個体で、サトシのことが大好きという設定でした。
最終話で「シンオウ地方」に向かう際、ピカチュウ以外の手持ちを預けていたのですが、思わずついてきてしまったほどです。
ところでエイパムといえば、ゲーム『ポケットモンスター 金・銀』から登場しているため、「ジョウト地方」出身というイメージが強いかもしれません。しかしサトシがゲットしたのは、「バトルフロンティア」挑戦中に訪れていた「カントー地方」でのこと。
ちなみに、「AG編」の主な舞台となっていたのは「ホウエン地方」。そこで「ジョウト地方」のポケモンを「カントー地方」で捕まえた…という、なかなかにややこしい設定となっています。
なお、「AG編」の終盤で仲間に加わったこともあり、サトシのエイパムが本格的に活躍したのは続編『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』(DP編)。最初はポケモンバトルに打ち込んでいたのですが、第55話で転機が訪れました。
エイパムは女の子ということもあってか、実は「ポケモンコンテスト」に興味を示していたよう。その一方で、トップコーディネーターを目指すヒロイン・ヒカリのブイゼルが戦闘向きの性格だったことから、お互いの将来を考え、交換する運びとなったのです。
◆ポケモン交換から“謎競技”への転身
大転身を果たしたエイパムですが、後にさらなるターニングポイントを迎えることに。
まず背景を説明すると、第61話でエテボースに進化し、さらなる活躍が見込まれていたものの、思うような結果が残せない…という状況でした。
そんななか、第124話で「ポケモンピンポン」なる競技の大会に出場。準決勝進出という好成績を残したことから才能を見込まれ、同種目のチャンピオンから強化選手としてスカウトを受けます。
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突然の打診にヒカリは戸惑いを隠せなかったものの、サトシと相談した結果、エテボースの意思を尊重することに。新たな道を進む決断を下したことで、別れを告げ、練習場があるクチバシティへと旅立つのでした。
まとめると、「ホウエン地方」が舞台の作中で「ジョウト地方」のポケモンが「カントー地方」で仲間入り。そして「シンオウ地方」でコンテストに目覚めてトレードされ、最終的には謎の競技を志してお別れ…という流れになります。実際にアニメを見ていないと、なにがなんだか分からないかもしれませんが…。
とはいえ、すべてはサトシとヒカリがエイパム、もといエテボースにとっての幸せを悩み抜いてのこと。最高のパートナーと過ごした時間は、幸せなものだったことでしょう。