不朽の名作が勢揃い!スイッチで遊べる2022年発売のRPGゲーム5選を一挙振り返り

今回のピックアップはリメイク・リマスターが多めのピックアップで、特にPSP世代の方に刺さるんじゃないかなぁと思っています!

ゲーム Nintendo Switch
不朽の名作が勢揃い!スイッチで遊べる2022年発売のRPGゲーム5選を一挙振り返り
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今年も残すところあと僅かとなりましたが、読者の皆さんにおかれましてはこの一年どんなゲーム生活を満喫されましたでしょうか?対人ゲームに闘志を燃やしたり、王道ストーリーに涙したり、いくつもの名場面が思い出されるかと思います。今回は2022年に発売された作品の中からRPGにテーマを絞り、話題の新作から忘れられない過去の作品まで、今年1年を振り返っていきます。

『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン -』

『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン -』は2022年12月13日(火)に発売された新作RPGです。本作は2007年にPSPにてリリースされた『クライシス コア ファイナルファンタジーVII』にグラフィックのHD化やフルボイスなどを追加したリマスター版。15年の時を経て蘇る名作を心待ちにしていたプレイヤーも多いのではないでしょうか。

『ファイナルファンタジーVII』といえば主人公のクラウドを思い浮かべますが、本作はその7年前の前日譚であり、ソルジャー・クラス2ndのザックスをメインに物語が展開していきます。セフィロスやエアリス、ティファといった核となるキャラクター達を交えて語られるストーリーは涙なしには見れません。
また、本作は戦闘面がコマンド方式ではなくアクションという点も歴代シリーズとは異なるポイントです。遊技機を彷彿とさせるスロットシステムはそのランダム性からよりバトルを盛り上げてくれますし、マテリア装備による戦略性も健在です。プレイ感としては『ファイナルファンタジーVII リメイク』のアクションモードに似ているのではないでしょうか。

リメイク版と言えば原作からのパワーアップもみどころの一つですよね。冒頭でも記述した通りグラフィックのHD化はもちろん、使用している3Dモデルが全て一新したため原作当時からとてつもない進化を遂げています。ファンの方にとってはこの美麗な映像だけでも購入意欲を掻き立てられるかもしれません。メニュー画面のUIや操作性も現代ハード機向けに改善されており、ゲームそのものの快適さも増していて正統派進化を感じ取れますね。
15年前に原作をプレイした世代の方はもちろん、『ファイナルファンタジーVII リメイク』で初めて触れた方にとって、その感動は特別なものになるに違いありません。


『タクティクスオウガ リボーン』

シミュレーションRPGの金字塔として名高い「タクティクスオウガ:」シリーズの最新作『タクティクスオウガ リボーン』は、2010年に発売された『タクティクスオウガ 運命の輪』をベースに作られたリメイク版です。こちらも過去に原作が発売済みの作品ではありますが、いまなお熱烈なファンが多数存在する不朽の名作の名に相応しい作品となっています。

本作のストーリーはなんといっても重いの一言に尽きるでしょう。民族紛争というハードなテーマを元に描かれるストーリーは、序盤から裏切りに断罪、ドロドロとした政治の話など見ていて辛くなるような展開が続きます。それでいてプレイヤーの選択肢しだいで物語の結末が大きく変わるマルチエンディングなので、戦闘以外でも頭を悩ませることでしょう。
それと同時に紹介したいのが目玉システムでもある「運命の輪 W.O.R.L.D.」。クリア後に解放される時間跳躍のシステムであり、本来なら存在するはずのなかった出来事を過去に戻ってもう一度やり直せます。「もしもあのとき、別の選択をしていたなら……」を実現でき、それと同時に各ルートや登場キャラクターのコンプリートもできるため、やり込み要素のひとつですね。

戦闘システムは画像の通りオーソドックスなシミュレーションRPGですが、リメイクにあたりシステム面で大小さまざまな変更点が加えられました。AIの一新、UIの変更、バフカードや偵察機能の追加など、ゲームの難易度はそのままに総じて遊びやすさが上がっており、初めて本シリーズに触れる方でもとっつきやすくなっています。特にキャラクターのステータス面を含め、特定のユニットで敵のほどんどが倒せるような「無双ゲー」にならないよう調整されている点が素晴らしく、より楽しく悩めるようになったと感じました。
シリアスなストーリー展開に加え、比較的難易度高めのバトルと、やや人を選ぶ作品ではありますが、やりごたえと没入感はピカイチです。


タクティクスオウガ リボーン -Switch
¥4,473
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『ゼノブレイド3』

前作から5年ぶりの新作となる『ゼノブレイド3』は「命」をテーマにしたアクションRPGであり、シリーズ通しての集大成といえるでしょう。ナンバリング作品ではあるものの共通しているのは世界感がメインで、物語的には直接の続編ではないため過去作をプレイしていなくても安心して遊べます。

ゲーム開始直後のストーリーで、プレイヤーは主人公達に訪れる衝撃的な事実を目の当たりにするでしょう。本作の舞台となるアイオニオンと呼ばれる広大な世界では2勢力がはるか昔から戦いを繰り広げており、両勢力の民は生まれながらにして兵士となります。しかし彼らの寿命は10年であり、たとえ他者の命を奪って生き永らえたとしても、そう遠くないうちに死んでしまうのです。主人公ノアはそういった人々を看取る「おくりびと」の役割であり、本作がいかにストーリーに力をいれているか垣間見れますね。
10年の寿命の中で兵士として戦うことを義務付けられた人間と、現場から離れた場所であぐらを掻いている人間とで大きな格差が存在する描写などから、まるで現代の社会構造を表しているように感じます。

バトルはコマンド方式。通常攻撃はキャラクターが自動でやってくれるのですが、特殊な攻撃技である「アーツ」の発動タイミングは自分で決めるという一風変わったシステムです。アーツにはアタッカー・ディフェンダー・ヒーラーとそれぞれに役割があり、コンボやチェインを決めて大ダメージを与えるのがキモになってきます。フィールド探索からシームレスで戦闘が始まる点や、見ていて飽きないド派手な演出などまるでMMORPGを遊んでいるかのような気分に浸れますね。
オープンワールドかつ前作『ゼノブレイド2』に比べマップが5倍以上広いということからも覗えるように、とにかく大ボリュームでサブクエストや探索を含めたらプレイ時間は100時間は固いでしょう。腰を据えて大作RPGを遊びたい人には、うってつけの作品ですね。


Xenoblade3(ゼノブレイド3)-Switch
¥4,380
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』は、少年少女の葛藤とそれを取り巻く大人の姿を描く大人気RPG「ペルソナ」シリーズのナンバリング第5作目『ペルソナ5』の完全版といえる作品です。新キャラクターに新イベント、過去作のBGMが使用されるなど、その完成度はさらなる高みへと昇華されています。

高校生として暮らす日常感と、心の怪盗団として世直しをする非日常感がマッチした本作は大まかに分けて2つのパートを繰り返して進んでいきます。ひとつは学校に通いつつプレイヤーの好きな毎日を送る日常パート。主人公のステータスを底上げしたり、友人との友好度をあげたりと、戦いに備えながら数多く用意されたイベントを楽しむ時間です。ただし、物語はカレンダーの進行とともに進むため、施設の利用やイベント発生は実質行動回数に制限がかかっており、それなりのステータスを目指すのであれば計画的な行動も視野に入れる必要があります。
こういったストーリー進行の流れに『ペルソナ3・4』のシステムが名前を変えて引き継がれている部分も多いので、プレイ済みの方であればイメージが付きやすいのではないでしょうか。

本作にとって重要なもうひとつのパートに、怪盗団としてダンジョンを攻略するRPGパートがあります。バトルはコマンド方式で、敵味方それぞれウィークポイントが設定されているので弱点をついて戦うのが基本戦術となります。そして、「ペルソナ」シリーズで忘れてはならないオシャレなBGMやスキルカットインといった演出は今作も健在です。総攻撃が決まった時のフィニッシュシーンでは専用イラストとともに決め台詞が横文字で並べられていて、まさにファッショナブルなカッコ良さがテンションを上げてくれます。
収集要素も多く、エンド回収・コープ集め・2周目以降からでないと作れないペルソナがいるなどやり込み要素もバッチリです。前作からアニメや派生作品など以前より知名度が上がった「ペルソナ」シリーズ、新規で遊ぶならぜひ本作がおすすめです。


ペルソナ5 ザ・ロイヤル - Switch
¥6,309
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』

今が旬の大人気RPGといえば間違いなく『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』でしょう。2022年11月18日(金)に発売された本作は、『ポケットモンスター ソード・シールド』以来3年ぶりの新作で、シリーズ初のオープンワールド方式や完全シンボルエンカウント、フリーシナリオなど新たな試みが多数存在します。

新しい冒険の幕開けということで、新規ポケモンが既存の進化を含め100匹程登場するのですが、そのいずれも可愛らしい、かっこいいデザインで草むらを探索するたびにワクワクします。特にグラフィック面では、動物系ポケモンの毛並みや金属系ポケモンの光沢感、爬虫類ポケモンの鱗などかなり細かく描かれていて、より近くに存在を感じられたのではないでしょうか。 
また、近年の「ポケモン」シリーズは以前にましてストーリーに力を入れている傾向があり、本作もその例に漏れません。詳しい内容はネタバレになってしまうので控えますが、人間とポケモンの絆を描いた物語や、いじめ問題といったものも扱っており、プレイする年齢層が上がってきた影響か深い内容のものが多い印象でした。

なにはともあれ、ポケモンの花形といえば対戦ですよね!今作の目玉システム「テラスタル」はバトル中に一度だけポケモンのタイプを変えられるというシステムであり、タイプ相性がものをいう本シリーズにおいてその影響ははかり知れません。テラスタル中のポケモンはタイプ一致の技の火力が上昇したり、タイプ変更の効果を受け付けないなどの効果が挙げられます。前作の「ダイマックス」ほど直接的なステータスの向上こそありませんが、その分もちものや技構成などプレイヤーの創意工夫が生かせる環境になったのではないでしょうか。     
2022年12月から公式のレート対戦も開始され、早くも盛り上がりを見せている本作。今から世界大会が待ち遠しいですね。シリーズを重ねるごとに育成難易度も下がっていく傾向にあるので、新規で始める方もぜひチャレンジしてみてください。


ポケットモンスター スカーレット -Switch
¥5,673
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ポケットモンスター バイオレット -Switch
¥5,673
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

以上、2022年に発売されたRPGの中から選りすぐりの作品を5つ紹介しました。皆さんの印象に残っている作品はありましたか?今回は多くの人が知っているメジャータイトルを執筆しましたが、あまり知られていないマイナータイトルの中にも名作は数多く存在します。ゲームをプレイするときは新たな発見と感動にワクワクしながらプレイしたいですね。


ニンテンドープリペイド番号 9000円|オンラインコード版
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《おべ》

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