「とこまち」「神岡家」にじホロに橋を架ける黄金コンビのいま【バーチャルタレント名鑑】

ホロライブ・にじさんじの両事務所を股にかけた名コンビを紹介していきます。

配信者 VTuber
「とこまち」「神岡家」にじホロに橋を架ける黄金コンビのいま【バーチャルタレント名鑑】
「とこまち」「神岡家」にじホロに橋を架ける黄金コンビのいま【バーチャルタレント名鑑】 全 5 枚 拡大写真

2023年もスタートして1週間ほど、ホロライブ・にじさんじ共にそれぞれ2022年末~年明けにさまざまなイベントを開催し、ファンたちを魅了しました。

ホロライブは12月31日夜に『年末ホロライブ ~ゆくホロくるホロ 2022→2023~』と題し、クイズ・撮れ高大賞・トークバラエティなどを放送、31日23時から1日にかけては『hololive production COUNTDOWN LIVE 2022→2023』でリスナーを盛り上げてくれました。

hololive sideとHOLOSTARS side、女性・男性で分けられた年越しライブは、男女混成のコラボ歌唱パートもあったりと年末最後の驚きをファンに届けてくれました。

対してにじさんじは、12月29日から31日の3日間にかけて『にじさんじユニット歌謡祭2022』を開催しました。

Day1は全編無料配信、Day2&Day3の有料ネット配信(冒頭一部は無料配信)およびライブビューイングで届けられ、特に無料配信となったDay1では関連するワードがTwitterトレンドを埋めつくすほどの盛り上がりを見せました。

年明けが終わってもその勢いはとどまらず、ホロライブは「【ホロライブ公式】#全人類兎化計画【兎田ぺこら】」を、にじさんじは「【ポーカー大会】NIJISANJI NEW YEAR CUP OF POKER 2023【にじさんじ/#NNOP2023】」などをそれぞれに配信。

にじさんじは本日1月7日~8日にも「【雀魂】新春!にじさんじ麻雀杯2023【#にじさんじ麻雀杯】」が開催されているほか、他タレントらもそれぞれに魅力的な配信を年始からスタートしているところです。

hololive production COUNTDOWN LIVE 2022?2023 -hololive side-【#ホロライブカウントダウン】

ホロライブは2017年9月に、にじさんじは2018年2月にそれぞれスタートし、両事務所合わせた所属タレント数は200人を超えており、当然これまでに何度となくコラボ配信してきました。

そんな両社タレントのコラボ配信でも、いまとなっては珍しい組み合わせ・ファンならば当然ご存知の黄金コンビまで、数週・数回に分けて記していきます。

◆それぞれを代表する歌姫コンビ「とこまち」

今回の記事でまず触れていくのは、「ホロライブ・にじさんじファンならば」ご存知の名タッグといえる「とこまち」「神岡家」についてです。

にじさんじを代表する歌姫の・戌亥とこさんとホロライブを代表する歌姫・星街すいせいさんによるコンビ「とこまち」は、おそらく両事務所を行き来するコラボという意味でもっとも濃いコンビでしょう。

【Minecraft】わたしの村、物騒なので塔がほしい【戌亥とこ/星街すいせい】

2019年6月26日に『Minecraft』でコラボした2人は、初めてのコラボとは思えないほどに小気味よいトークと話題運びでリスナーを驚かせてくれました。

共通の友人から「歌が上手くてあんスタが好きな女の子がいるんだけど?」という触れ込みで出会うことになった2人、「にじさんじの最近よくみかける和風な女」「ふーん、歌うめぇ女」というざっくばらんな初対面の印象を持っていましたが、現在まで親密な仲となっています。

お互いのライブを見て感化されることも多く、歌唱予定だった曲を変えたり、両者ともに自身のソロライブにゲストシンガーとしてお互いを選んだり、2人そろっての歌ってみた動画投稿、「とこまち」としてのオリジナル楽曲をリリースするなど、その深く濃い交流は両事務所のファンならよくご存知でしょう。

2020年10月28日から「とこまちラジオ(仮)」をスタートし、仲良し女子2人によるテンポ〇なトークを聞くことができます。現在星街さんは声優の田所あずささんとの「星街すいせい・田所あずさ 平行線すくらんぶる」でMCを務め、戌亥さんは朝6時~8時という時間帯に雑談配信をスタートすれば1万人近い視聴者(!)を集めてしまうほどで、この2人の雑談力・トーク力がうかがい知れます。

とこまちラジオ(仮) #1【戌亥とこ×星街すいせい】

2021年から星街すいせいさんがソロシンガーとして、2022年には戌亥さんがボーカルユニット「Nornis」の一員として、それぞれ躍進を果たしたことにより、ラジオは約1年前の2022年1月26日を最後に放送されておらず、それどころか2022年の1年間でコラボ配信したのは2~3度ほどです。

とはいえ2人の仲が離れたというわけではないようで、12月中旬の約8か月ぶりとなった2人コラボでは「全然久しぶりじゃない」「一番しゃべった、一番会うたし、一番過ごした。直近数か月で」「私たちこんなに一緒にいるのに、コラボしてないんですね…」と開始早々に暴露。

年明けに星街さんが突発で行なった逆凸配信にも登場した戌亥さん、今年はより多く配信したい!と意気込みを語っており、事務所を越えた繋がりが、2023年にもホロライブ・にじさんじの両事務所のファンを魅了してくれるはずです。

【スプラトゥーン3】久しぶりのとこまちでビッグランを走り回る【戌亥とこ/にじさんじ】

この2年で音楽シーンへと活動フィールドを広げた戌亥さんと星街さんは、最近ファンになった方ならば誰もが知る2人かもしれません。ですが彼女らと同じくらい長きにわたってタッグを組んでいる名コンビと言えば、椎名唯華さんと猫又おかゆさんの「神岡家」でしょう。

◆言わずと知れた名コンビ!「神岡家」

椎名さんは2018年8月2日、猫又さんは2019年4月6日とそれぞれデビューしました。イラストレーターの神岡ちろるさんがデザインを担当したお2人であり、椎名さんが姉、猫又さんが妹という構図になります。

ちなみに先日Neo-Porteから2期生としてデビューした絲依といさんも神岡さんがデザインを担当しており、彼女はいわば三女にあたります。

椎名さん・猫又さんは「にじさんじゲーマーズ」「ホロライブゲーマーズ」という肩書き・ポジションをもつ2人。そんな2人のコラボ配信ならば、専らゲームをバチっとプレイする……ということは実はほとんどありません。

2人は神岡さんからもらった「神岡家のきまぐれにゃじお」という名のラジオ配信を続けており、まったりしつつ笑いの絶えない雑談ラジオでリスナーを楽しませています。

独特かつやんわりとした関西弁・すこし気だるげな口調でどこまでもマイペースな性分の椎名さん、マジメな性格ながらものんびりとした口調でイタズラ好きという側面をもつおかゆさんの2人。

初対面となった雑談配信の時点から、「動物で言えばナマケモノじゃないかな?」とお互いに口をそろえていた2人は、会話を雑につづけても「オッケー」と許容できる器量・波長が互いにピタリだったようで、知り合ってからもう3年が経過していますが、配信外でも会話する・オフコラボで直接会って配信するなど事務所を越えた繋がりとなりました。

他の配信で話していた椎名さんの軽口をコメントを通じて真に受けてしまったおかゆさんに、椎名さんがツッコんで笑いを取る、そんな流れも数年近く続けており、彼女らの距離感がうかがい知れるはず。

ホロライブ・にじさんじそれぞれのメンバーについて、普段の配信内・プライベートでおこったエピソード、前後数か月で開催されたイベントについてなどなど、二大事務所で活動する2人だからこそ語ることは尽きません。

【生配信】椎名さんにまさかの妹が!!?猫と対談【椎名唯華/にじさんじ】
【 #神岡家? 】神岡家の気まぐれにゃじお 第23回【椎名唯華と猫又おかゆ】

運営への提出物は割と早めに出すように心がけているおかゆさんと、最近は改善してきたとはいえ「遅刻魔」「煽り癖」などを筆頭にした素行不良なクズエピソードに事欠かない椎名さん。普段の言動が真逆の2人がこうも仲が良いとは、にじさんじ・ホロライブを昔から知る人ならば感慨深くなるはずです。

2019年7月にラジオがスタートしてから1~2か月ほどのペース・持ち回りでラジオ配信をしていましたが、2022年5月を最後に約7か月以上に渡ってラジオ配信はストップしている状態。

それはにじさんじ・ホロライブの両事務所がそれぞれの道を征き、かなり多忙を極めているのが主な理由になるでしょう。またどこかのタイミングでひょっこり配信してもらえれば…と再演があることに淡い期待を寄せていきたいですね。

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《草野虹》

福島・いわき・ロック&インターネット育ち 草野虹

福島、いわき、ロックとインターネットの育ち。 RealSound、KAI-YOU.net、Rolling Stone Japan、TOKION、SPICE、indiegrabなどでライター/インタビュアーとして参加。 音楽・アニメ・VTuberやバーチャルタレントと様々なシーンを股に掛けて活動を続けている。 音楽プレイリストメディアPlutoではプレイリストセレクター(プレイリスト制作)・ポッドキャストの語り手として番組を担当している。

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