◆いちいちクランキーコングが…
お次は、1994年に発売されたスーパーファミコン専用ソフト『スーパードンキーコング』の説明書。『ぷよぷよ』のような言葉の切れ味はないものの、代わりに“元祖ドンキーコング”ことクランキーコングが至るところで口を挟んできます。
冒頭では物語のプロローグが4ページにわたって綴られているのですが、その途中には「まだ、こんなものを読んどるとは、なんとヒマなお方じゃ!」と頭を抱えるクランキーコングの姿が…。
さらにコントローラーの操作説明でも「おやおや、こんなにくだらんものは見たことがないぞい。よいゲームに説明なんぞいらんわ!」と口を出し、マップ画面の説明では「こんな言葉信じるものか!」「あっちこっちに行ったが 2カ所しかわからんかったし、おまけにひどいところじゃった!」と憤慨していました。
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挙げ句の果てには公式も「彼にうんざりしたら、さっさと出かけましょう」とアドバイスを送っているのですが、当の本人はお構いなし。「わしにうんざりじゃと?キミは運がいいよ、わしはこの退屈なマニュアルを楽しくするためにおるんじゃからの!」と前向きに捉え、クランキーコングのツッコミはその後も続いていきます。クランキーコングに説教されたい人は、一読の価値アリ!