ただのパズルゲームと侮る筆者を待っていたのは、頭を使う本格積み木ゲームだった―モンスト最新作『タワーオブスカイ』先行体験会参加レポ

2月20日、株式会社MIXIが都内会場で『タワーオブスカイ』のメディア向け先行体験会を開催しました。

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ただのパズルゲームと侮る筆者を待っていたのは、頭を使う本格積み木ゲームだった―モンスト最新作『タワーオブスカイ』先行体験会参加レポ
ただのパズルゲームと侮る筆者を待っていたのは、頭を使う本格積み木ゲームだった―モンスト最新作『タワーオブスカイ』先行体験会参加レポ 全 8 枚 拡大写真

みなさん、幼い頃に積み木をやった経験はありますか?器用さ・集中力・バランス感覚を磨ける知育玩具として知られるあの積み木です。

スマートフォンゲームとして、さらには大人となった現在でも、積む楽しさと崩れてしまうんじゃないかというドキドキ感を必死になって楽しめる、そんな積み上げタワーパズルRPG『タワーオブスカイ』が、MIXIよりリリース予定、事前登録受付中です。

『タワーオブスカイ』は『モンスターストライク』シリーズの最新作で、六角形のブロックを上へ積み上げていくパズルゲーム。オンライン対戦機能も備えつつ、パズルが苦手な人でも難なく遊べるよう設計されています。

インサイド編集部は、本作のメディア向け先行体験会に参加し、実際にゲームをプレイしてきました。

本体験会に参加する前は、「『モンスト』シリーズ最新作ということだけど、パズルだしなあ」と難色を示していましたが、実際にプレイするとすぐに後悔、もとい手のひらを返すことに。ただ積んでいくだけではない本作の魅力を紹介していきます。

◆物理法則が作用することで難易度アップ!単純なものほど難しい

筆者は静岡県静岡市在住。今回の発表会は渋谷で開催されましたが、そこまではいつも通り相棒のバイク・スズキSV400Sでひとっ飛び。

「澤田さんは静岡出身ですか? 私もですよ!」

筆者にそう声をかけたのは、『タワーオブスカイ』のプロデューサー寺田康太氏。何と、今回のゲームは筆者と同郷の人物によるもの。いやー、こういう方面でもしぞーか人が大活躍しているとは!

駿河の同胞が手掛けた『タワーオブスカイ』は、モンストファンではない人でもすぐに遊べるパズルゲームです。

六角形のブロックで構成された様々な形の造形物を、土台に置いて積み上げていくというルール。『テトリス』や『ぷよぷよ』のように同じ色のブロックを揃えて消していく……というわけではありません。ブロックは基本的に消えることはなく、ひたすら上へ上へと積み上げていきます。

25m区切りでモンスターを攻撃するアクションが生まれるという仕組みで、モンスターに完全勝利するにはとにかくブロックを積んでいく必要があります。文字で書くと「何だ、それだけか」と思われてしまいますが、ブロックには常に物理法則が与えられているため、下手に積むと倒壊して土台からブロックがこぼれてしまいます。

これ、やってみるとかなり難しい!

もちろん、ここで言う「難しい」とは「上手に積み上げていくのが難しい」という意味で、操作自体は極めて単純。スライドでブロックを移動、タップでブロックを回転、下フリックでブロックを落下。たったそれだけのアクションで成立しているゲームですが、どうもこの世には「単純なものほど難しい」という法則があるようです。

綺麗に積まないとあとで倒壊する危険性が出てきますが、腕木状に組まれたブロックの集合体はなかなかどうしてややこしい形で(このあたりはテトリスみたいな感じ)、どうしてもゴチャゴチャしたタワーになりがち。

また、テクニカルなブロックの積み方・落とし方をしていくと、「トリック」というスコアが加算されていきます。フィギュアスケートでジャンプが得点になるのと同じく、技術点をもらえるというわけです。

トリックには、隙間にピタッとはめる「フィット」、ブロックを回転させながら落とす「ローリング」などがあります。トリックの数値を増やしていくと、攻撃で敵に与えられるダメージが増えていき、モンスターを倒しやすくなります。

「ただ積み上げる」だけでなく「頭を使ってより技巧的に積み上げる」という部分は、何となく麻雀に通じる部分です。わざわざ静岡から上京して、本当に良かった。これ、面白い!

◆素早く積んだり、積める幅を広げたり……積み方は人それぞれ

『タワーオブスカイ』は「積み木のような要領で遊ぶことができるパズルゲーム」というコンセプトで開発されました。

積み木ほど、それぞれの個性や性格が反映される玩具はないかもしれません。まったく同じ形の積み木を使っているのに、それを触る人によって最終的な形状がまったく異なります。『タワーオブスカイ』もプレイヤーによって積み方に違いが現れ、それが「盛り上がり要素」になっていきます。

最初は土台の端にブロックを集中させるのか、それとも土台全面に均等に置いていくのか。他人のプレイを見ると「おお、その手で来たか!?」と思わせる場面が多々あり、時には歓声すら上がります。

単純な操作と奥深いゲーム性。『タワーオブスカイ』は、ゲームにとって最も大切なものを備えているようです。それ故に、「ごく普通の小学生が『タワーオブスカイ』で大人を敗北させる」「スマホを習いたての高齢者が『タワーオブスカイ』でスマホ教室の講師に一泡吹かせる」というような場面も想像できます。

そして、このゲームを筆者と同郷の人物が作ったことが非常に誇らしい!

◆友達みんなで遊べるゲーム

老若男女、そしてゲームプレイの経験を問わず誰でも遊べるゲームというものは意外と多くない気がします。

特に長く続いているシリーズは、ナンバーを重ねる毎に内容が「古参のファン向け」になりがち。しかし『タワーオブスカイ』はその限りではなく、家族や友達みんなで1台のスマホを囲みながら遊ぶこともできます。

これから落とすブロックがどのような形で着地するのか、高さが100mへ到達するまでにどのような戦略を立てるのか、モンスターを倒すのにどれだけ時間をかけるのか。遊び方は千差万別で、もしかしたらどこかのプレイヤーが「必勝法」を開発するかもしれません。

『スペースインベーダー』の「名古屋撃ち」のように、『タワーオブスカイ』の「名古屋積み」なる手法が考案されるかも……?


『タワーオブスカイ』は課金要素があるとはいえ、基本無料でプレイできます。配信日は2月28日、配信プラットフォームはiOSとAndroid。記事執筆時点(2023年2月21日)では事前登録を受け付けています。

また、今後はモンストとの様々なコラボやイベントも実施予定とか。今後の成長が期待されるタイトルです!


《澤田 真一》

ゲーム×社会情勢研究家です。 澤田 真一

「ゲームから見る現代」をテーマに記事を執筆します。

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