地獄の60分! ハプニングだらけの「ぺこマリ3D凸待ち」で何が起きた!? 当事者が語る抱腹絶倒配信の裏側【#ぺこマリ凸待ち】

「2度とこんな配信はできない!」。カオス×カオス×カオスで笑いを誘った、ホロライブ所属の宝鐘マリンさん&兎田ぺこらさんによるハプニングだらけの3D凸待ち配信。その裏側を「関係者」が語る……。 #ぺこマリ凸待ち

配信者 VTuber
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「モバイルモーションキャプチャー機材『mocopi』でオフコラボはできるのか!?」

ホロライブ3期生・宝鐘マリンさんの素朴な疑問に端を発するコラボ配信企画は紆余曲折の末にとんでもない事態に!

2月18日に配信された宝鐘マリンさんと兎田ぺこらさんによるコラボ企画は、3Dモデルを使用したただの雑談企画で終わらず、ハプニングにハプニングが重なる予想外の展開で盛り上がりました。

配信に出演したホロライブ所属アイドルたちが口を揃えて「もうこんな配信は2度とできない」とまで言い切る奇跡の一夜は、はたして裏側でどのようなことが起こっていたのか!? 当日の様子とともに、その後の個人配信で語られた裏側の一部をまとめます!

▲問題の配信「【おうち3D凸待ち】mocopiに敗北したぺこマリ【ホロライブ/宝鐘マリン・兎田ぺこら】」のアーカイブ本編。

■NPCと化したアイドルが闊歩し、「かなたドリル」が炸裂した自由すぎる空間

ソニーが1月にリリースしたばかりのモバイルモーションキャプチャー機材「mocopi(モコピ)」は、超小型であるばかりか、屋外でも使用できる手軽さでVTuberの間で話題になっています。

現在、その機材を各VTuberが色々と試している段階なのですが、まだまだ単独配信にとどまっており複数人で同時使用するコラボ企画は研究中。そのためマリンさんは、対面で共演する「オフコラボ企画」にてmocopiを使用したフルトラッキング企画を実施しようとしました。

しかし同プロダクション所属の雪花ラミィさんに協力してもらったテストの結果、まだ研究する余地があるからと一旦断念。その代わり、コラボ相手である兎田ぺこらさんのスケジュールを抑えてしまったこともあって、従来の配信で使用している簡易的な3D配信で、いわゆる凸待ち企画(ゲストの乱入待ち企画)を実施することになりました。それが後に「地獄企画」となってしまうことなど知る由もなく……。

▲テストの様子その1。

ちなみに簡易的な3D配信とはいわゆる「おうち3D」と呼ばれるものです。本来は設備が整ったスタジオを借り、フルトラッキング(全身の動きを3Dモデルに反映させる技術)で配信するところですが、それでは手間がかかってしまいます。そこで個人でも気軽に3D配信できるよう簡易的なモデルが作られました。それが「おうち3D」です。

▲思うような企画ができず号泣するコントからスタート。

マリンさんの号泣でスタートした本企画は、企画変更して落ち込むマリンさんをぺこらさんが慰める形で進行。ぺこらさんがマリンさんに振り回されつつ、「もうコンビ解散だわ!」とツッコミを入れるなど同じ3期生として息の合ったかけあいを披露しました。

▲雪花ラミィさんを迎えたものの特にやることがなく、あらかじめ設定されていたモーションで遊ぶことに。

そこへ登場するのは、第1の凸者(乱入者)である5期生の雪花ラミィさんです。

企画変更によりオンラインでのコラボとなった本配信で、ラミィさんはマリンさんやぺこらさんと同じく「おうち3D」で参加。マリンさんとぺこらさんの若干ハメを外した様子と、誰も来そうにない雰囲気から、どこか腰が引けたノリで即離脱しようとします。

直前までホロライブ運営の公式チャンネルに出演していたラミィさんはマリンさんに拝み倒された形で登場したわけですが、心配して駆けつけたにもかかわらず都合のいい「2番目の女」扱いされ「つれぇよ!」とキレ味確かなツッコミを炸裂。ぺこらさんはそれを慰めるかたわら、「ラミィちゃん合体しよ!」とじゃれあいました。

▲「ラミィちゃん合体しようよ!」

企画として成立しているか若干不安そうなマリンさんですが、ぺこらさんは「普段3D配信をしないから新鮮」「楽しいぺこよ」といつもと変わらぬ様子。さりげない気遣いが優しいです。

▲ラミィさんに続いて博衣こよりさんが登場。

続く凸者は6期生の博衣こよりさんです。

すでにmocopiを配信で取り入れていたこよりさんは、今回唯一のmocopi使用者としてコラボに参加。自然な動きを見せつけてぺこらさんを驚かせます。

面白いのは、今回こよりさんはオンラインでコラボに参加したことです。オフコラボではBluetoothの干渉の問題があり多人数での同時配信は難しいとされていますが、オンラインならスムーズにコラボできることが証明された様子。しかしスムーズだったのは途中まで。こよりさんが横になろうとした瞬間、とあるハプニングが起きて、そのままフリーズしてしまいました。その理由については後ほど……。

▲動けなくなったこよりさん。次の凸者を待つまでの間、こよりさんは表情だけでコミュニケーションを取ろうとします。

3人目の凸者は5期生の桃鈴ねねさんです。

「ねね直立不動から動けない……」……切なそうな声で訴えかけるねねさん。どうやらこの時から配信環境が重くなっていたようで、次々と予想外のハプニングが発生してしまいます。

▲3人目は桃鈴ねねさん。画面横には、ラミィさんから提供された立ち絵が飾られています。
▲やはり乱入しようか迷っていた天音かなたさんも合流。

まずはクリスマス衣装から変更することができず、直立不動のまま困り果てるねねさん。すでにハプニングに見舞われていたため凸待ちに参加しようか迷ったそうですが、そんな状況でも一緒に盛り上げようとしてくれます。

そこへ4人目の凸者である4期生の天音かなたさんも登場。出現地点がねねさんと同じところだったことで身体が重なり、早くも現場はカオスな状態になりました。さらに5人もいたことで重くなったのか、マリンさんとぺこらさん以外は挙動がおかしくなりはじめます。

……ようやく歩き回れるようになったものの、歩きだしたまま止まらなくなるねねさん。

……カメラが思うように動かせず悪戦苦闘するマリンさん。

……突然空中に浮き上がると、ドリルのように回転しだすかなたさん。

……歩き去っては、時々思い出したように画面を横切るねねさん。

……寄せては返す波しぶき。

▲NPCと化し、無言で現れては歩き去るねねさん。かなたさんは空中でドリルを継続中です。

システム上のトラブルなのか、それともわざと不具合っぽく振る舞っていたのか、もはや分からないカオスな状況のままマリンさんの配信は終了。mocopiがうまく使えるようになったら、ぺこらさんはマリンさんから「I’m Your Treasure Box *あなたは マリンせんちょうを たからばこからみつけた」(通称「マリ箱」)の振り付けを教わる約束をしましたが、はたしてその約束が果たされるのはいつの日でしょうか。

■個人配信で語られた「裏側」

マリンさんの配信の裏側について、テストを手伝った雪花ラミィさんは自身の雑談枠で当日のことを語ってくれました。

ラミィさんがマリンさんから連絡を受けたのは配信日の前日のこと。当日昼からmocopiのテストをするから付き合って欲しいとのことでした。その日、ちょうどラミィさんはホロライブ運営の公式チャンネルに出演する予定があったのですが、お昼の時間帯なら動けるということで快諾。mocopiを使用したオフコラボのテストをしたそうです。

▲テストの様子その2。

ただしその場ではまだオフコラボは時期が早いということで、夜の配信本番では3D凸待ちに企画を変更。ラミィさんも出て欲しいとマリンさんにお願いされました。その後、マリンさんは不安に思ったのか、LINEやツイートでもラミィさんにSOSを発信。公式配信を終えたラミィさんが気になって配信中の番組を覗いたところ、思った以上に「ヤバい空気」が感じられ尻込みしたそうです。

しかも、いつもなら凸待ちの呼びかけに行列を作るほどのホロライブメンバーは、この時なんと立候補者ゼロ! 実はこの時、ホロライブID(インドネシア)所属のクレイジー・オリーさんによる大型コラボ企画が配信されていたので出るに出られない状況だったようですが、それにしてもタイミングが悪すぎました。

そんなこともあって思い切って飛び込んだところ、予想以上のカオスが待ち受けていたのです。

▲海に向かって「思ったよりもグッダグダー!」と叫ぶ雪花ラミィさん。
▲裏側が語られた「【ゲリラ】お昼寝前に雑談するっちゃ【雪花ラミィ/ホロライブ】」アーカイブ本編。

mocopiで唯一参加した博衣こよりさんは、途中でフリーズしてしまったのはセンサーのひとつが外れてしまったからだと説明してくれました。

mocopiはセンサー6点方式となっており、頭、両腕、両足の5点はベルト、腰はクリップで固定することになっています。しかし横になった際に腰のセンサーが外れてしまい、それでフリーズしたようでした。

これはこよりさんの『リングフィットアドベンチャー』配信でもまったく同じポーズで発生していたのですが、今回はコラボということもあり、復帰に手間取ってしまいそうだったので断念したとのことです。

▲固まってしまったこよりさん。

mocopiはベルトやクリップでセンサーを固定するので、手軽な分、暴れたり激しく動き回ったりするとセンサーがズレることがあるようです。配信中にセンサーが外れるとどうなるか、意外とあるようでない良い実例でした。

その後、こよりさんはフリーズしたまま表情変化のみで配信に出演しており、ぺこらさんと表情ジャンケンをするなど随所で企画を盛り上げてくれました。

意外な形でmocopiのオンラインコラボの実験ができた今回の企画。今後mocopiを使ったオンラインコラボをしたいとそれぞれ語っていましたし、製品としてもアップデートされてより便利になっていくことでしょう。

マリンさんはもちろんのこと、今後VTuberたちがどのような形でフルトラッキング3D配信を行っていくか楽しみです。

▲こよりさんが裏側を語った「【Minecraft】holoXアジト作り!!入口を作る予定~~~!!【博衣こより/ホロライブ】」アーカイブ本編。
▲『リングフィットアドベンチャー』にmocopiで挑んだ「【3D/リングフィットアドベンチャー】mocopiを使って全身トラッキング!こよの動き、丸見え…!?【博衣こより/ホロライブ】」アーカイブ本編。

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《気賀沢昌志》

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