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HoYoverseは、PC/PS5/PS4/スマホ向けオープンワールドRPG『原神』にて、「カーヴェ」と「白朮」のキャラクター情報を公開しました。
カーヴェは、スメールの著名な建築デザイナー。妙論派の星とも呼ばれており、業界内で最も注目を浴びる人物の1人……なのですが、劇中ではとある理由から借金まみれになっており、後輩の「アルハイゼン」に助けられ、彼の家に居候していることが語られています。
一方の白朮は、璃月で最も有名な薬舗「不卜廬」の店主。型にとらわれない手法で薬を用い、仁心と優れた医術で世の病を癒します。また、肩に「長生」という名の白蛇を乗せています。
この2人はゲーム内にも登場済みで、いずれも「草元素の神の目」を所持。担当声優はカーヴェが内田雄馬さん、白朮が遊佐浩二さんです。
◆「カーヴェ」キャラクター情報
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「スメール学術界における主流の考え方は、時にある事実を覆い隠してしまう――才能は一部の者にとって負担になり得る、ということを。しかし、これは言い訳であるとも言える。実際もとより、運命などというものは性格によって決まるものなのだからな。…この点については、カーヴェが全力で反論しそうだが。」――アルハイゼン
・ カーヴェ
・ 天穹の鏡
・ スメールの著名建築デザイナー
・ 草
・ 極楽鳥座
■キャラクターエピソード
スメールの著名建築デザイナー。妙論派の星とも呼ばれており、業界内で最も注目を浴びる人物の一人である。
デザイナーであり、優秀な卒業生でもあるカーヴェは、教令院ではかなり名の通った存在だ。妙論派の後輩たちからは模範にすべき人物として見られている彼だが、残念ながらそのキャリアは人々が思っているほど順調なものではない。キャリア以外の面においても、ことごとく同じような状況なのだ。
肩書き、噂、名誉…これらのすべては所詮、付属品でしかない。カーヴェは常人を遥かに超えたデザイン能力の持ち主で、仕事に心血を注ぎ、美学と建築学における理想を追求している。デザイナーはあくまで施工者ではないが、すべての過程に責任を持ち、デザインの細部に至るまで、安全性や実用性をはじめとする様々な方面を再三確認しなければならない。同業者の中でも抜きんでているカーヴェはその過程において、より芸術的要素に着目すると同時に、人が使うという点を意識している。現実とかけ離れたデザインなど幻想にすぎず、実際に建築されるものは実用的な価値を持っていなければならないと、彼は思っているのだ。
さて、これほど優秀な建築デザイナーである彼が、ある一つのプロジェクトによって破産に追い込まれたというのは、実に不思議なことだ。幸いにもこの件を知る者は少なく、関係者はほとんど、暗黙の了解でこの秘密を守ってくれている。そしてカーヴェ自身はといえば、まるで傷弓の鳥のように情報が洩れるのを恐れている。彼の今の生活は、理想と比べれば雲泥の差があると言えるだろう。
◆「白朮」キャラクター情報
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「白先生、考えごとがあっても、全然言ってくれない…『死』が大嫌いなのに、いつも『死』を探究してる…よく分からない…でも大丈夫。七七、分かってるから。白先生、いい人。」――何者かによって破られた、七七のノートのある1ページより
・白朮
・遵生合和
・「不卜廬」の店主
・草
・懸壺座
■キャラクターエピソード
「璃月に不卜廬あり、その廬には白先生がいる。妙手回春で万病治すが、処方される薬は――とっても苦い!」
この童謡は緋雲の丘に広く伝わるもので、「体に気を付けなさい。医者にかかれば苦い思いをする羽目になるのだから」と子供に言い聞かせる際に親がよく使うものである。
しかし、童謡に登場する彼は子供たちに怖がられることもなく、むしろ親しみを込めて「白朮お兄ちゃん」と呼ばれている。
このような印象は、主に白朮の穏やかで礼儀正しい振る舞いと親切な語り口からくるものだ。老若男女問わず、彼と一緒にいると、いつも心地よい春風を浴びているかのような気分になれる。どれほど焦燥した患者であろうと、白朮のそのすべてを見通すような微笑みを見ると、僅かながらに心が落ち着くのだ。
だが残念なことに、白朮はどんな患者でも治せるというわけではない。例えば…彼自身はその例外である。
「不卜廬」の薬師である桂によると、白朮の体の状態は極めて悪く、患者の診察が終わるとよく自室に戻って体を休め、調息をしているという。しかしそれでも、彼が人前でその微笑みを絶やすことはない。
桂がその理由について白朮に尋ねると――「もし医者が病弱な姿を見せてしまえば、診察を受けに来た患者はどう病気に立ち向かえばいいのです?」と彼は答えたそうだ。
白朮は日々この言葉を胸に抱いている。普段見せるその笑顔の裏で、どれほど苦い薬を飲み、どれだけ辛酸をなめてきたのか、人々が知るすべはないであろう。
公式Twitterで紹介されたキャラクターは、近い最新バージョンでプレイアブル実装されるのが恒例。Ver.3.6辺りでの参戦に期待が高まります。