剣戟ACT『アルタイル ブレイカー』がPSVR2で見せた進化―“新要素”すら忘れてしまう“没入感”に驚愕【プレイレポ】

PSVR2版『アルタイル ブレイカー』が、PSVR2と同時にリリースされました。最新のVR機器で楽しむ剣戟アクション、その魅力に迫ります。

ゲーム PS5
剣戟ACT『アルタイル ブレイカー』がPSVR2で見せた進化―“新要素”すら忘れてしまう“没入感”に驚愕【プレイレポ】
剣戟ACT『アルタイル ブレイカー』がPSVR2で見せた進化―“新要素”すら忘れてしまう“没入感”に驚愕【プレイレポ】 全 11 枚 拡大写真

最新のVR体験を提供する「PlayStation VR2」(以下、PSVR2)が、2023年2月22日に発売を迎えました。PS5の世界をさらに広げるPSVR2に、大きな期待を寄せている人も多いことでしょう。

しかし、PSVR2の体験を味わうには、対応するゲームソフトの存在が不可欠。PSVR2を購入しても、遊ぶゲームがなければ魅力ある体験は味わえません。

PSVR2の発売と同時にリリースされる専用タイトルはいくつもありますが、そのひとつ『ALTAIR BREAKER(アルタイル ブレイカー)』に触れる機会に恵まれたので、今回はそのプレイ体験をお届けします。「これから、PSVR2でどれを遊ぼうかな」と悩んでいる方は、この記事を判断材料のひとつにどうぞ。

■VR空間で“剣戟アクション”の刺激と醍醐味を提供

Thirdverseが放つ『アルタイル ブレイカー』は、VRの中で迫力満点の剣戟を楽しめるマルチプレイアクションゲームです。最大4人までの協力プレイに対応していますが、ソロでも最後までクリアは可能。協力した方が強敵が倒しやすくはありますが、ひとりでもしっかり遊べるので、それぞれのスタイルに合わせて楽しめます。

また本作は、一足先にMeta Quest 2版やSteam版がリリース済み。そのため、ゲーム性はすでに確立されています。ですが、本記事で初めて『アルタイル ブレイカー』を知る人も多いと思うので、まずは本作のゲームシステムに軽く触れます。

『アルタイル ブレイカー』は一人称視点ですが、攻撃を繰り出す自分の手は見えますし、R1ボタン(武器)やL1ボタン(盾)を押し続けると、その間はずっと武具が表示されます。目に見えるのでVR空間内でも間合いが測りやすく、助かります。

また「超絶剣戟アクション」と名乗る通り、“単に剣を振るだけ”に留まりません。武器を振るう基本的な攻撃に加え、上段に構えることで与ダメージが増える溜め攻撃や、下方向から斬り上げることで敵を浮き上がらせたりと、通常攻撃だけでも戦況に応じて様々な選択が用意されています。

しかも、浮かせた後に敵を注視し続けると自動的に追従するので、そのまま空中で連続攻撃を放ち、華麗に追い打ちを決めましょう。こうした攻撃を状況に応じて使い分ければ、戦いを有利に進めることができます。

こうした基本的な攻撃のほかに、R2/L2ボタンを押しながらコントローラを振ると、その方向にショックウェイブが発生。ショックウェイブは射程が長く、遠くにいる敵にも当たるため、遠近を使い分けるのも重要なポイントです。

さらに、武器を持ったまま横にかざし、反対の手を武器に添えると「剣舞状態」となり、広範囲に強力な連続攻撃が可能になります。いわゆる必殺技のような存在なので、ここぞという場面で惜しみなく繰り出したいところ。

そして左手では、盾を持つことができ、敵の猛攻はこれで防ぎます。敵の攻撃は事前にその軌跡が視覚的に描かれるので、攻撃予測のラインに合わせて盾を構えればOK。軌跡と盾のおかげで、敵の攻撃も怖れる必要はありません。

しかし、敵は複数いることも多く、また手ごわい相手だと強烈な攻撃も繰り出すことも。そうした場合は、全方位からの攻撃を防ぐ「バリア」で凌ぎましょう。ただしスタミナを消費するので、常にバリアを張るわけにはいきません。

またスタミナは、剣舞状態やショックウェイブの発動にも用いられるので、攻防のいずれに、どの程度のスタミナを割くのか。それを見極める判断力と、リアルタイムに戦い続ける反射性。これらを両立しつつ勝利を目指すのが、『アルタイル ブレイカー』の醍醐味です。



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《臥待 弦》

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