ピクミンがいる星は人類滅亡後の地球?ちょっと怖いけど気になる『ピクミン』シリーズのミステリー

かわいらしい生き物たちの印象が強いゲームですが、実は“闇”を感じさせる設定も…。

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『ピクミン3 デラックス』公式サイトより
『ピクミン3 デラックス』公式サイトより 全 7 枚 拡大写真

2023年7月21日に、ナンバリングタイトル4作目が発売される予定となっている『ピクミン』シリーズ。独特でかわいらしい世界観によっていまだに人気を博していますが、そこにはさまざまな“謎”が残されています。

今回はファンの間で行われてきた考察の中から、少しゾッとするような説を紹介していきましょう。

◆文明を築き上げた人類はどこへ…?

まずご紹介したいのが、ピクミンたちの星にまつわる都市伝説です。公式サイトやオープニング映像では「この星」や「PNF-404」の名で呼ばれていますが、かねてよりファンのあいだでは、「人類滅亡後の地球ではないか」と囁かれてきました。

というのも、PNF-404で収集できるお宝は、どれも既視感があるものばかり。牛乳瓶の蓋やサイコロ、バドミントンのシャトルなど、地球に存在するアイテムが数多く登場するのです。

また『ピクミン2』に登場する地上エリアのひとつ「ねむりの谷」では、マンホールや横断歩道らしきものも確認できました。

よく見ると画面右側に「横断歩道」、中央部分に「マンホール」のようなものが…。

同作の公式サイトにも「お宝はどうやら、過去にこの星に存在した文明の遺産と思われる」などと記述されていることから、少なくともPNF-404にはかつて文明が栄えていたと見て間違いありません。

では仮にPNF-404が地球だったとして、文明を築き上げた人類はいったいどこへいってしまったのでしょうか。プレイヤーのあいだで有力視されているのは、“放射能”による人類滅亡説です。

2001年に発売された初代「ピクミン」には、ガイガーカウンターとよばれる放射線測定器が登場。そのパーツを手に入れた際に「突然ガーガー鳴り出して、ちょっとうるさい計測機」との説明文が表示されました。

鳴り出すということは、つまりPNF-404は放射能に汚染されているということ。人類は放射能によって滅亡したか、惑星を離れざるを得なくなったのではないでしょうか。

またゲーム内に登場する原生生物は、どれも姿形が変わった生物ばかり。ここにも放射能の影響を見て取れるかもしれません。公式が言及していない以上、いまのところ推測の域を出ませんが…。

◆全てのカギはアメニュウドウが握る?

そしてもうひとつ、「ピクミン」シリーズ屈指の謎とされるのが、アメニュウドウの正体です。

アメニュウドウとは『ピクミン3 デラックス』のラスボス的ポジションで登場する、原生生物らしき液状の生命体。身体の穴は「心の傷によって空いたもの」とされており、キャプテン・オリマーに対して異様な執着心を見せていました。

身体の穴は心の傷?その意味も謎のまま…。

ただ、オリマーに危害を加える様子はなく、むしろ彼を奪われるたびに取り返そうとします。その姿は、必死にオリマーを守ろうとしているように見えるほど。

そういった一面もあってか、植物学者のブリトニーも「キャプテン・オリマーのことがよほどお気に入りなのね。…いえ、もしかしたら種族を超えた愛なのかもしれないわ」とレポートに書き記していました。

結局アメニュウドウの正体については作中で語られておらず、ネット上では「人々の執着の残留思念」「地球に置き去りにされた生物たちのなれの果て」、はたまたオリマーに異様に執着していた点から、「死んだピクミンの思念体」などと囁かれています。

ちなみにオリマーのレポートによると、アメニュウドウの心の傷を紐解くことは「この惑星の生命の進化と歴史を解明する糸口になる」とのこと。もし最新作でアメニュウドウの正体について言及されれば、同時にPNF-404の正体も明らかになるかもしれません。

はたして今回紹介した謎は、いつか解明されるのでしょうか。来たる「ピクミン4」の発売を待ちましょう!


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《サワディ大塚》

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