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2016年11月に発売された「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」を皮切りに、レトロハードがミニ化して復刻する動きが活発になりました。その中でも特に大きな注目を集めたのが、「メガドライブ」のミニ化です。
まずは2019年9月に、42タイトルを収録した「メガドライブ ミニ」が登場。これだけの数を収めながらも、価格は6,980円(税別)と同系統のゲームハードと比較してもお得感が高く、セガファンを中心に高く評価されました。
そして2022年10月には、「メガドライブミニ2」をリリース。価格は9,980円(税別)に上がったものの、収録されたゲームは圧巻の61本。また、メガCDのタイトルを収録するなど、その内容も大きくパワーアップしました。
どちらもすでに完売しており、今のところ再販の予定もありません。その売れ行きだけでも人気のほどが窺えますが、その中でもどの収録タイトルが購入者の心を掴んだのか。その実態に迫るランキング結果が、3月24日に行われた配信番組「発表! 全メガドライブミニ2メガ投票」にて発表されました。
「メガドライブミニ2」購入者を対象に、様々な項目のアンケートを実施。その結果が番組内で明かされましたが、今回は「メガドライブミニ」と「メガドライブミニ2」のランキング結果をお届けします。番組を見逃した方は、こちらでその内容をチェックしてください。
■「メガドライブミニ」タイトルランキング
1,327票が集まったこのランキングでは、対象となった「メガドライブミニ」収録タイトルのうち、上位20位が発表されました。本機に収録された時点で厳選された珠玉のタイトルばかりですが、その中でも特に人気を集めた作品をご覧ください。
【「メガドライブミニ」タイトルランキング 上位20位】
1位『ダライアス』
2位『テトリス』
3位『バンパイアキラー』
4位『ガンスターヒーローズ』
5位『武者アレスタ』
6位『魂斗羅 ザ・ハードコア』
7位『幽☆遊☆白書 ~魔強統一戦~』
8位『ファンタシースター ~千年紀の終りに~』
9位『モンスターワールドIV』
10位『ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌』
11位『スーパーファンタジーゾーン』
12位『コミックスゾーン』
13位『シャイニング・フォース 神々の遺産』
14位『大魔界村』
15位『サンダーフォースIII』
16位『ランドストーカー ~皇帝の財宝~』
17位『重装機兵レイノス』
18位『魔導物語I』
19位『レンタヒーロー』
20位『アリシアドラグーン』
結果を見ると、やはり強かったのは1位『ダライアス』と2位『テトリス』。この2作品は、どちらも当時のメガドライブにはリリースされておらず、「メガドライブミニ」のために開発された“新作メガドライブソフト”とも言える存在です。
そうした開発陣のこだわりぶりや、当時描いていた夢が令和に実現した感慨深さなども手伝い、高い人気を集めた模様です。もちろん、出来栄えが優れていた点も順位を押し上げた大きな理由でしょう。
『ガンスターヒーローズ』や『武者アレスタ』は当時から高い評価を博していましたし、『バンパイアキラー』は長年にわたって移植などが行われず、プレイする機会を得るのが非常に難しいタイトルでした。ベスト5入りも納得の面々です。
対戦格闘の新たな息吹となった『幽☆遊☆白書 ~魔強統一戦~』や、人気RPGシリーズの集大成的な『ファンタシースター ~千年紀の終りに~』など、当時も話題となった作品の多くが上位に食い込む形となりました。