『モンハンNow』狩りの最長時間は“75秒”、ペイントボールの復活など、現実世界のハンティングは一味違う!【発表会まとめ】

人気シリーズ「モンスターハンター」と位置情報を組み合わせ、新たなハンティング体験を提案する『モンハンNow』。従来の魅力を受け継ぎつつも、本作独自の要素なども盛り込まれています。そんな話題作の発表会で明らかになったポイントを、まとめてお届けします。

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『モンハンNow』狩りの最長時間は“75秒”、ペイントボールの復活など、現実世界のハンティングは一味違う!【発表会まとめ】
『モンハンNow』狩りの最長時間は“75秒”、ペイントボールの復活など、現実世界のハンティングは一味違う!【発表会まとめ】 全 10 枚 拡大写真

『Ingress Prime』をはじめ、位置情報を活用するゲームなどで活躍を続けるNianticが、4月18日に新たなタイトルを発表しました。その名は、『Monster Hunter Now』(以下、モンハンNow)。ゲームファンならば察しがつく通り、カプコンが手がけた世界的な人気シリーズ「モンスターハンター」を題材とした作品です。

従来のシリーズ同様、この『モンハンNow』でもプレイヤーはハンターとなり、様々なモンスターと戦います。ですがその舞台となるのは、プレイヤーたちが暮らす現実世界。位置情報をもとに、プレイヤー本人がいる周囲のマップ上にモンスターや素材獲得ポイントが出現し、スマートデバイスを通してハンティングを行います。

位置情報と「モンハン」を結びつけ、現実世界で“一狩り”が楽しめる『モンハンNow』。その刺激的な組み合わせに多くの人々が驚きましたが、さらに見逃せない内容が本作の発表会(同日開催)で明らかになっています。

■『モンハンNow』が提案するハンティングの新たな形

この発表会には、Niantic CEOを務めるジョン・ハンケ氏や、ゲームディレクターの菅野千尋氏、エグゼクティブディレクターの野村達雄氏が登壇したほか、カプコン側から「モンハン」シリーズのプロデューサー・辻本良三氏なども加わり、刺激的なハンティング体験をスマートデバイスで手軽に楽しめる『モンハンNow』について、その意欲や特徴などを直接語りました。

辻本氏はこの『モンハンNow』を「『モンスターハンター』の作品のひとつ」と明言。その上で「今までになかった、全く新しい『モンスターハンター』です」と説明し、シリーズにおける『モンハンNow』の位置づけや独自性の高さに対する自信を露わとします。

続いて菅野氏は、本作を「現実の世界を舞台にハンターライフ体験ができる」と表現し、ゲームの概要に触れました。まず、この世界が本作におけるフィールドとなり、場所によって「森林」や「沼地」に変化し、その環境に応じたモンスターや素材がプレイヤーの周囲にポップする模様です。

本作はスマートデバイスでプレイするため、「モンハン」らしさを継承しつつも、そのゲーム性はデバイスに合わせて変化。その変革の代表的な例として、「タップ&フリックを中心としたシンプル操作」「片手(操作)でも格好良いハンティングアクションが味わえる」「即座のマッチング」などを挙げました。

また、挙げられた特徴の中で特に見逃せないのが、狩猟時間と新機能について。一回の狩りにかかる時間を「最大75秒に設定」とし、「モンハン」のメインシリーズと比べて大胆なほど短縮。「濃密な狩猟体験をぐっと凝縮しました」との発言から、どこでも手軽に遊べるプレイ感の提供を目指したことが窺えます。

そして、直近かつ主流の「モンハン」シリーズ作では出番が絶えていた「ペイントボール」が、本作で久々に復活。従来の使い方とは少し異なり、“ペイントボールでモンスターをマーキングすることで、一定期間内なら好きなタイミングで戦えるようにする”、といった新機能を担う役目として登場します。

しかもこのペイントボールは『モンハンNow』を起動していなくても、すれ違ったモンスターに向けて、オトモが自動的に投げてマーキングしてくれます。例えば、出勤や登校中にすれ違ったモンスターがペイントボールで自動的にマーキングされ、昼休みに同僚や友達と一緒にマーキングされたモンスターを狩る、といった遊び方もできます。

スマートデバイスを身に着けて移動するのは、多くの方にとってもはや日常的な動作のひとつ。その生活様式のまま、モンスターと戦う機会を自動的に得て、ちょっとした時間の合間に一狩りできる。この新たな楽しみ方を、ペイントボールが実現してくれます。

■質疑応答を通して、より詳しく語られた『モンハンNow』

『モンハンNow』の概要や特徴が語られた後、本作についてより深く迫る質疑応答が行われました。メディア陣からの質問に登壇者が応じ、そのやり取りの中で『モンハンNow』の実態が更に明かされます。

まず登場モンスターに関しては、正式リリースの段階では本作独自の新モンスターは「おそらくいない」と説明。「まず、馴染みのあるモンスターに触れていただきたい」と、その意図を明らかにしました。ただし、良質なアイディアが出てきた等の場合、「その可能性はゼロではない」といった示唆もありました。

登場モンスターの種類は、具体的な数を「まだ公開できない」としたものの、「これまでのシリーズに登場する、色んなモンスターに出てきて欲しいなと思っています」とも述べ、アップデート型のコンテンツとして徐々に増えていくといった想定を付け加えました。

同じ狩りに参加できる最大人数は、従来の作品と同様に4人まで。無論、ソロプレイも可能です。ハンティングの募集をかけたり、他のプレイヤーが提案した募集に参加することで、マルチプレイを楽しめます。

プレイヤーが使用できる武器種は、既存作にある全武器種ではなくその一部になる模様。また、「ゲームが進んでいく中で、武器種を追加していきたい」との考えを明かします。なお、発表会後に実施された先行プレイでは、片手剣・大剣・太刀・ライトボウガンが確認できました。

そしてサービスの提供形態は、基本無料で遊べるFree to Playスタイル。初期費用なしで始められるので、気軽に触ることができそうです。また課金要素については、一例として「ゲーム内アイテムの購入」が挙げられました。


発表されたばかりなので、詳細はまだ明かされていない部分も多いものの、早くも話題を集めた『モンハンNow』。正式サービスは今年の9月を予定しており、本格的に楽しめるのはまだ少し先の話になります。

ですが、クローズドベータテストが4月25日に始まるので、まずはそちらに参加し、本作が持つ魅力の一端に触れてみるのもお勧めです。クローズドベータテストの参加希望者は、出来るだけ早く専用サイトで登録を済ませましょう。

(C) 2023 Niantic. Characters / Artwork/ Music (C) CAPCOM CO., LTD.


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《臥待 弦》

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