
4月29日に開催されたホロライブ大型コラボ企画「ホロドロケイ」。マイクラを舞台にした鬼ごっこ企画に総勢22名が参加し、追う側・追われる側に分かれて20分×3の大激闘を繰り広げました。
主催者であるholoX(6期生) のうち3名が警察側、17名の先輩ホロメン(ホロライブメンバー)がドロボウとなって逃げ回るのですが、そこにはマイクラのコマンドをフル活用した数々の仕掛けがあり、かつてないゲーム体験をホロメンにもリスナーにも味わわせてくれました。
本稿では当日の様子はもちろんのこと、「おつかれさま」配信で語られた企画の経緯や苦労、そして全視点および関連アーカイブの全リンクをひとまとめにして「ホロドロケイ」のすべてをお届けします!
■holoX vs 先輩17名 の壮絶追いかけっこ

今回MCを務めるのはholoXの風真いろはさんとラプラス・ダークネスさん。残るholoXメンバー……鷹嶺ルイさん、博衣こよりさん、沙花叉クロヱさんの3名が警察チームとして先輩たちを追いかけます。
ドロボウチームは17名。ときのそらさん、ロボ子さん、AZKiさん、さくらみこさん、星街すいせいさん、アキ・ローゼンタールさん、白上フブキさん、夏色まつりさん、癒月ちょこさん、大空スバルさん、兎田ぺこらさん、不知火フレアさん、白銀ノエルさん、角巻わためさん、常闇トワさん、雪花ラミィさん、 獅白ぼたんさんが20分を逃げ切ります。

ルールは簡単。制限時間20分でドロボウを全員捕まえることができれば警察チームの勝ち、逃げ切ればドロボウチームの勝利となります。ただしお互いにスキルが使えますし、ドロボウチームにはミッションが課されているので、最後の最後まで何が起こるかわかりません。
当日は一部のホロメンを除いて各ホロメンがそれぞれの視点で配信をおこなっており、追う側・追われる側でさまざまなドラマが生まれていました。
たとえばスタックした時のために一発で牢屋に戻れるポーションをそれぞれ所持しているのですが、間違ってそのポーションを使って自滅してしまう者、牢屋の中に潜んで次々と仲間を脱走させていく者、ミッションを成功させて皆で喜ぶドロボウチームなど、まさに名場面に次ぐ名場面の連続。警察チームの連携も素晴らしく、スキルを使いこなしながら手際よく捕まえていくところは、さすが同期と思わせるチームプレイでした。
特に沙花叉クロヱさんはholoXの掃除屋だけあり、獲物を捕食する姿はまさに「海のギャング」ことシャチそのもの! 透明化スキルから姿を現すところは映画『プレデター』に登場するプレデターのようでもあり、ドロボウ視点で見ると恐怖しか感じませんでした。普段のポワポワとした感じとまったく異なるハンターの沙花叉さんに惚れ直したリスナーも多かったのではないでしょうか。

ドロボウ側で面白かったのは木の上に登った夏色まつりさんのムーブです。今回の企画で誰もが思い浮かべるだろうフジテレビ系列のバラエティ番組『逃走中』では、実は2004年に放送された記念すべき第1回で、参加者の保阪尚希さんが木の上に登って優勝を勝ち取るという展開がありました。今回、まさにその場面を彷彿とさせる行動を夏色まつりさんが取っており、思わぬ一致に運命じみたものさえ感じるほどでした。

以下、細かなルール説明となります。
・逃走時間は20分。警察がドロボウにタッチすると、ドロボウは即座に牢屋に飛ばされる。ドロボウは牢屋にいる仲間にタッチすることで救出可能。ただしクールタイムがあり連続で救出することはできない。
・逃走可能エリアは「そらステーション」「しけ村」「ドドドタウン」「不知火建設本社」の4つ。そこではそれぞれドロボウ向けのミッションが発生することとなっており、失敗すると該当エリアが立入禁止となってしまう。
・ドロボウ側はラウンド終了までに「holoXer(ホロクサー)」のマスクを見つけ、かぶっていないと失格。
・各エリアに関係するアイテムを発見・納品することでドロボウ側のスキルが強化される。
・スタックした場合は初期装備のポーションを使えば牢屋に転送される。
・エリアに設置されたビーコンからはランダムでドロボウ用のスキルが手に入る。
・警察側は初期装備として「女幹部」「研究者」「掃除屋」のいずれかのスキルを所持。



■風真いろは、念願の主催マイクラ企画

そもそもいろはさんは、2021年11月のデビュー配信当時からマイクラ企画を考えていたそうです。具体的な提案をするようになったのは「ホロライブ大運動会2022」でコマンドが導入されてから。競技のひとつである「モブ討伐」ができるなら「ドロケイ」もできるはずだと考えて企画書を提出しました。そしてマイクラ担当のホロライブスタッフやマネージャーさんと相談し、どの機能が実装できてどの機能が難しいかを見極めつつ、調整に調整を重ねて本番を迎えたのです。
「今回の企画で、いかにゲーム開発が大変か分かったでござる」
「おつかれさま」配信でそう語ったいろはさん。もともといろはさんはマイクラが得意で、デビュー配信でもコマンドが扱えることをアピールしていました。そんな彼女の待望の主催企画だったわけですが、実装された数々の機能を実現するために徹夜をしたり、実装したくてもできない機能があったり、ホロライブスタッフとのシミュレーションでバランス調整に悩んだりと苦労の連続だったようです。
実際、企画当日も「少しだけ待っててほしいでござる」とその場でバランス調整用のパッチを当てて臨機応変に対応してくれたいろはさん。素人目で見ても「適切なバランス」がいかに難しいかわかるほどでした。そんな状況の中、よくあれだけのものを仕上げたものです。

いろはさんにしてみれば多くの反省点があるにしても、実際のところは予定になかった3戦目をするほど盛り上がりましたし、参加募集を見落としていた湊あくあさんが「すごく出たかった」と後悔するほど魅力的な企画になっていました。過度な期待はプレッシャーになると分かっていても、やはりいろはさんには期待せざるを得ません。
なお今回の企画はすべての視点でまったく異なるドラマが生まれていたので、各ホロメンの立ち回りをアーカイブでチェックしてみてはいかがでしょうか。
本記事はインサイドのみならずyahoo!ニュースなどでも同じ記事を配信しているのですが、インサイドの記事ページでは下部リンク集にて、大会前・大会当日・大会後の全視点をリストアップしているので、ぜひ活用していただければと思います。











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