『NIKKE』が新たに提案する「バニー」×「尻揺れ」は、“Playboy Bunny”60年の歴史に新たな1ページを刻むか?

バニーガールの歴史とともに『勝利の女神:NIKKE』の新キャラクター、新コスチュームの魅力に迫ります。

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『NIKKE』が新たに提案する「バニー」×「尻揺れ」は、“Playboy Bunny”60年の歴史に新たな1ページを刻むか?
『NIKKE』が新たに提案する「バニー」×「尻揺れ」は、“Playboy Bunny”60年の歴史に新たな1ページを刻むか? 全 8 枚 拡大写真

スマホ向けシューティング『勝利の女神:NIKKE(NIKKE)』にて5月18日より、新イベント「Bunny X 777」が開催されています。本イベントを端的に言うと「バニーイベ」。バニーガール衣装を身にまとった「ニケ」たちが登場します。

そしてもちろん本作は「背中で魅せるガンガールRPG」。わりと広範囲を背中と定義する“後ろ姿”がプレイヤーに癒しを与えてくれる作品……。そんな本作と「バニーガール」が奇跡の邂逅!

バイパーにもすでにバニー衣装が用意されていたものの、バニーが中心のイベントは初めて。『NIKKE』がバニーに本腰を入れてきたと見れるでしょう。

そして、バニーガール×NIKKE=“破壊力”」という単純な理屈が成り立ちそうなイベントということで……本稿ではバニー衣装好きの筆者が、バニーガールの歴史とともに新キャラクター、新コスチュームの魅力を紹介します。

◆実は60年以上の歴史を持つ「バニー服」ー親子三世代、みんな好きかもしれない

「『NIKKE』のバニーは揺れるから凄い!」だけではバニー服に対して真摯ではないと言えるかもしれません。というわけで主題に入る前に「バニーガールの歴史」からチェックしていきましょう。バニーイベントに正面から向き合うためには、まず前提となる知識・造詣を深めて「バニーガールについて“知る”」ことが必要です。

まずは起源から。「バニーガール」とは、アメリカの成人雑誌「PLAYBOY」が運営したクラブ「PLAYBOY CLUB」にて発案された衣装で、アメリカで商標登録された正式名称は「Playboy Bunny」となります。

お披露目は1960年と古く、なんと60年以上もの歴史を持つ逸品と言えます。姿かたちに変化はなく、もはや男性の歴史にとってお馴染みといえる伝統衣装なのです。

ですので家庭によっては、親子三世代みんなが好きということもあるかもしれませんね。父親どころか、祖父がバニーガール好きという可能性だってあるわけです。ということは「最近親子での会話がないな」と感じている方には“共通の話題”である「バニーガール」で盛り上がることも理論的には可能……! (筆者は絶対にしませんが)

そんな60年前のアイデアがそのまま現代まで続いているということは「完成されたデザイン」であるという証明でもあります。過去の写真を見てみれば、さすがに服の素材こそ違えども大まかなフォルムは同じ。変化の目まぐるしいファッションの世界において、ここまで“適格”なフォルムで現在に至るまで残り続け、かつゲームで登場するたびに話題となるのは、純粋に偉業と言えるかもしれませんね。

そんなバニーガールの生みの親、「PLAYBOY」発行者・ヒュー・ヘフナー(Hugh Hefner)氏はアメリカにおける「ショービジネス」を支えた偉人のひとり。(スキャンダラスではありつつも)社会的な面でも大きく評価されています。

そして今回、『NIKKE』のアップデートにて、60年の歴史と伝統を兼ね備えたバニーガール衣装となったのは「ブラン」「ノワール」「ルピー」の3人。「ブラン」「ノワール」は新プレイアブルキャラとして登場し、「ルピー」は新コスチュームでの実装となりました。

◆双子の「ブラン」と「ノワール」ー2人の対比がバニーの魅力を引き上げる

「ブラン」「ノワール」の2人はまさしく白兎・黒兎といった風貌。見た目も性格も正反対の彼女たちですが、実は双子の姉妹とのこと!

ブランは見てわかる通りに白兎なカラーリングが実に印象的です。髪の毛から肌、衣装まで白で統一されていて、スレンダーな体系を引き立てています。彼女はアークの巨大ゲームセンター「コインラッシュ」の看板娘とあって、“ショー”に並々ならぬこだわりがある様子。実際にバーストスキル名は「ショータイム」という名称です。

そんな彼女の射撃モーションは非常にセクシー。バニーガールとしてのインパクトはもちろんありますが……それ以上に“魅せる背中”すぎて、「これは大丈夫か!?」とすら感じてしまいます。その堂々たるお尻に目を取られがちですが、粗めの網タイツが太ももに食い込んでいる姿も、バニー好きにはたまりません。

一方、ノワールは非常に大人しい性格。性格だけでなくバニーとしての魅力も別ベクトルから展開しています。肉感的なプロポーションに、ギャップのあるおどおどした性格。どちらも違った魅力を持っています。

色んな意味でインパクトの強い彼女ですが、射撃モーションは可愛らしいの一言に尽きます。くるっと丸みを帯びた背中が、実に兎らしくて愛くるしいのです。ブランが「ショーとしてのバニー」だとすれば、ノワールは「リアルな兎」な感じを醸し出しています。

対比することでバニーガールの魅力を別ベクトルから掘り下げ、その魅力を何倍にも引き上げている姉妹。実は、キャラクターの性能面でも2人が揃うと相乗効果を発揮します。ただし、単純に見栄えの面でも並べて編成したくなる“バニー姉妹”とは言えるでしょう。

◆ショー精神に満ちあふれた立ち絵が魅力!ルピーの新コスチューム「ラグジュアリーラビット」

以前にも「ルピー:ウィンターショッパー」として登場し、そのセクシーさが大きな話題になったルピー。今回もまた、セクシーなバニー衣装で登場です。彼女に関しては、立ち絵がメインと思ってしまうほどの気合の入り具合が特徴! ポールダンスを思わせるポーズで、ぬるぬると動く姿は非常に蠱惑的でたまりません。

ブラン、ノワールとの最大の違いは「太もも」。ルピーは彼女たちと違い、網タイツではなくストッキング着用タイプのバニーです。どちらが“王道のバニー姿”かと聞かれれば「王道と思ったほうが王道だよ!」としか答えようがありませんが、少なくとも、よく見られるメジャーなバニー姿を披露してくれました。

射撃モーションをよく見ると、ストッキングがわずかに伝線しています。『メガニケ』では、こういった「小さな衣装のダメージ」をしばしば表現。本当に、本作がもつ描写へのこだわりは異常とも言えるでしょう……。実に素晴らしいこだわりです。


かなり力の入ったバニーイベント「Bunny X 777」は6月1日 4:59:59まで開催。バニーガールの生みの親である、今は亡きヒュー・ヘフナー氏に多大なる感謝を抱きつつ『NIKKE』のバニーガールを堪能しましょう。

《高村 響》

多義的に面白いことが好きです 高村 響

兵庫県生まれ。子供の頃からゲームを初めとしたサブカル全般にハマっていたものの、なぜか大学にて文学研究で博士課程まで進むことに。本が好きで、でも憎い。純文学を中心とした関係性の中で生きていたが、思うところあってゲームライターに転向。その結果、研究のさなかゲームをしまくっていたことが恩師にバレつつある。 読んでくださっている皆様、どうぞよろしくお願いします。

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