■PS4『ダイイングライト:ザ・フォロイング エンハンスト・エディション』:1,089円(70%OFF)
ここまでボリューム面も考慮し、広大な世界が舞台の作品をピックアップしましたが、ある程度限られた範囲を濃く探索するタイプのオープンワールド作品もいいものです。本作は、封鎖した都市で生存と脱出を目指すサバイバルACT『ダイイングライト』と、大型DLCがセットになったタイトルです。
今や様々なサバイバルACTゲームが登場し、それぞれが持つ特徴を押し出してしのぎを削っています。そんな同ジャンルの中で、『ダイイングライト』が掲げた独自性は、荒れ果てた都市を縦横無人に飛び回るパルクールアクション。遮蔽物の乗り越えに始まり、建物の壁を駆け上がり、屋根から屋根へと飛び移り、時にはフックアクションで空中移動も繰り出します。
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感染したゾンビの集団を、パルクールアクションでやり過ごす心地よさは、『ダイイングライト』ならではの味わい。大型DLCの「ザ・フォロイング」だと平地が多くなるため、パルクールアクションの機会はやや減るものの、バギーなどの新要素で本編と異なる刺激が楽しめます。他の作品と比べてやや狭いものの、本編+大型DLCは十分過ぎるほどのプレイボリュームです。中古市場は、安くとも1,000円後半が多いので、コスパ的にも問題ありません。
■PS4『ブラッドステインド: リチュアル オブ ザ ナイト』:2,411円(60%OFF)
最後はガラッとジャンルを変え、メトロイドヴァニアの『ブラッドステインド: リチュアル オブ ザ ナイト』はいかがでしょうか。2Dの横スクロールアクションながら、探索の楽しさががっつり盛り込まれており、こちらも相応に遊びごたえのある1作です。
メトロイドヴァニアは、『メトロイド』と『キャッスルヴァニア』(悪魔城ドラキュラ)の特徴をそれぞれ併せ持つゲームを指す単語で、当初はユーザーコミュニティの中から生まれた造語でした。しかし、このカテゴリーが持つ魅力の大きさに惹かれる人が増え、次第にこのカテゴリーを意識して作るクリエイターが増え始め、今やひとつのジャンルとして確立しています。
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そして、このジャンルに強い影響を与えた『キャッスルヴァニア』のひとつ『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』などを手がけた五十嵐孝司氏が、2019年に作り上げた作品がこの『ブラッドステインド: リチュアル オブ ザ ナイト』です。濃密な『キャッスルヴァニア』体験を堪能したい方は、こちらも候補にどうぞ。
ただし、プレイ体験とセール価格のバランスを考えると十分お得ですが、中古市場だと同等か場合によってはもう少し安くパッケージ版が買えます。DLにこだわらない人は、中古のパッケージ版も悪くありません。
今回は、長く愛された人気タイトルの中から、特にコスパの良いタイトルを中心に選んでみました。いずれも、クリアまで何十時間も没入できるタイトルばかり。お得に長く遊びたい人は、ぜひご一考ください。
なお、いくつかのタイトルは「PlayStation Plus エクストラ」で遊べるゲームカタログに含まれています。各タイトルを購入する代わりに、「PlayStation Plus エクストラ」へ加入し、期間内に遊びつくすのもひとつの手です。