よーし、今週はゲームイベントいっぱいだ!でもいつ寝たらいいんだ!……ということで筆者はここ、アメリカはロサンゼルスで「Summer Game Fest」に参加しておりました。その流れで、今回「Ubisoft Forward」などのユービーアイソフト主催のイベントにもご招待いただき、大変貴重な体験を得るに至りました。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
本稿では先ほどの配信で発売日が発表されたレーシングゲーム『ザ クルー』シリーズの最新作『ザ クルー:モーターフェス(The Crew Motorfest)』を会場で30分ほどプレイした試遊レポをおとどけします。操作はコントローラにて行いました。
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これまでアメリカの広大な土地を舞台に展開してきた本作ですが、今回はなんとハワイはオアフ島が選ばました。プレイしてまず感じたのは、コンパクトにまとまったことで、視界に入る自然の景色や建物などの人工物といった情報の密度がぐっと上がったこと。
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そこへ朝昼晩という時間経過にダイナミックな天候変化が合わさったおかげで、より迫力のあるドライブを楽しむことができました。最新のスーパーカーを操りニトロブースターでさらに加速するもよし、街中を流して他の車輌にちょっとこすってごめんねするもよし(警察車両に追われることはありませんでした)、とにかくプレイバリューの幅はさらに広がっていると感じます。
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デモ版ではダイジェスト的に「プレイリスト」と呼ばれるゲームモードを一通り触れた後、そのうちの一つをピックアップしてじっくりプレイするという流れでした。プレイリストはそれぞれ、ストリートレースの「Made in Japan」、悪路を爆走する「Off-roading」、サーキットでフォーミュラカーなどを走らせる「Motorsports」、クラシックカーの運転が楽しめる「Vintage Garage」、そして読んで字が如くのランボルギーニ祭りなレースモード「Lamborghini」。
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どのプレイリストも個性豊かでしたが、一番特徴的だったのは「Vintage Garage」だったと個人的に感じます。というのもこちらのプレイリスト……50~80年代を舞台にしてはいますが、ただクラシックカーを走らせるだけのレースじゃあ御座いません。
例えば、他プレイリストでは使えたマップ機能とGPSが封じられ、ニトロブーストも使用不可に。さらにラジオから流れてくる曲や、画面の色調もどこか時代を感じさせるよう演出が入っており、まさに名前の通り「ヴィンテージ」を楽しむことに主眼をおいたレベルデザインになっています。
そこへクラシックカーらしく、やや重く調整された車の操作性も相まって、本プレイリストはこういったジャンルのゲームにおいて、オンリーワンな遊び心地だと感じます。とはいえ流石に何もかもUIや補助を取っ払ってしまうとカジュアルゲーマーには厳しいものがあるとのことで、道路にガイドラインや目的地のアイコンなどは表示されます。
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なおデモ版で体験した「Vintage Garage」では、さらにユニークなゲームルールが選択されました。それはなんと手元に表示されたポラロイド写真に映った景色からチェックポイントを割り出し通過せよ、というもの。接近すると無線通信が入ったり、わかりやすいランドマークがチェックポイントに選ばれたりと、優しい心遣いはあるものの、地図を片手にドライブをする楽しさというのが体験できる素晴らしいチャレンジでした。
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ところで本作のレベルデザインは、シミュレーションとカジュアルレースゲームの中間くらいで、カーレース初心者でも遊びやすいプレイフィールでした。加速に夢中でカーブで曲がりきれずコースから飛び出してしまった、そんなときはリワインドボタンを押すことで好きなタイミングへ時間を巻き戻すことができます。直前の十数秒まで時間を遡ることが可能で、何度でも使用できるのがありがたい……!
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担当してくださった現場スタッフの方曰く、もちろん設定によって調整はシミュレーション寄りに調整も可能なものの、どちらかと言えばドライビング体験をプレイヤーに楽しんでもらえるようなものになっているとのこと。例えば、より良い車両を入手するために難しいレースの勝利してゲーム内通貨を稼がなくては……といったプレイヤーへの強制は極力無くすようにしているそうです。
強制をしない、という点においては、プレイヤーに対しても自由に行動できるよう選択肢を用意しているとのこと。例えば、本作は基本的にレースやチャレンジといったモードをクリアすることで進行しますが、NPCも運転するマップを自由に走り回るフリードライブを楽しんでも、同様に経験値などが貯まるようデザインされているそうです。
もちろんレースに勝利するのは引き続き有効なゲームの進め方で、これに加えてミニチャレンジ、例えば「一度も他の車やオブジェクトに接触しなかった」などを達成すると、さらに報酬上乗せといったものがあります。どのような形であれ、車で走り続ける限りゲームが進行できるというのは素晴らしいですね。
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他にも、本作はカスタマイズに多くのバリエーションが用意されています。アンロックなどの要素はあるものの、プレイヤーの分身であるアバターキャラクターや車の外装は自由自在に変更可能。なおナンバープレートの文字や数字といったカスタマイズについては、現時点では導入予定は無いものの、チーム内で話題には上がる要素とのことでした。
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収録される乗り物の種類など、まだまだ気になる部分は多くありましたが、残念ながらあっという間に30分が経過してしまい試遊はここで終了。とはいえ、開発者の方々にインタビューを行う機会も頂けたので、その他詳細についてはまた別の記事でまとめていきたいと思います。
最高のドライビング体験が楽しめる『The Crew Motorfest』は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Amazon Luna向けに2023年配信予定です。
※UPDATE(2023/6/15 16:40)筆者注:本文中における「アメリカ、欧州などの広大な土地を舞台に展開してきた本作」という部分、本作は過去シリーズにて欧州を舞台にしたことはなく、正しくは「これまでアメリカの広大な土地を舞台に展開してきた本作」となります。誤った情報の掲載ならびに混乱を招いてしまったことを、謹んでお詫び申し上げます。