胡桃のあさん、平岩康佑さんの出演が決定! eスポーツに挑む高校生ゲーマーのリアルな青春映画『PLAY!』完成記者会見【TGS2023】

東京ゲームショウ2023にて、eスポーツを題材にした映画「PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~」の完成記者会見が開催。映画企画・プロデュースの広井王子氏、チーフプロデューサーの古賀俊輔氏が映画についての想いを熱く語りました。

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胡桃のあさん、平岩康佑さんの出演が決定! eスポーツに挑む高校生ゲーマーのリアルな青春映画『PLAY!』完成記者会見【TGS2023】
胡桃のあさん、平岩康佑さんの出演が決定! eスポーツに挑む高校生ゲーマーのリアルな青春映画『PLAY!』完成記者会見【TGS2023】 全 15 枚 拡大写真

筆者は昨年から『ストリートファイター』シリーズのeスポーツリーグである「ストリートファイターリーグ」を見るのが趣味のひとつとなっています。毎週開催される試合の裏側には、選手の情熱と、鍛錬が垣間見え、素晴らしいプレイには思わず声をあげて立ち上がりそうになる自分がいます。

そんなeスポーツの世界が、なんと映画になるようです。9月21日から開催されている「東京ゲームショウ2023」GALLERIAブースにてeスポーツを題材とした「PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~」の完成記者会見が行われました。鈴鹿央士と奥平大兼のW主演で、『ロケットリーグ』のeスポーツ大会に挑む高校生の青春を描きます。

記者会見では、映画企画・プロデュースの広井王子氏、チーフプロデューサーの古賀俊輔氏に加え、MCとしてゲームキャスターのOooDa氏が登壇。本作は徳島県に住む実在の高校生をモデルにしています。不登校の高校生が、eスポーツ大会に出たいがために、仲間を集めようとするのですが、そのポスターを張るために学校に行くことになるというエピソードを聞いて、広井氏は「いける」と思ったそうです。

広井氏は初期のプロットを担当

ゲームにはそういう力がある。傷ついたり、人とトラブルを抱えたりしても、ゲームというひとつの夢中になるものがあることによって外に出ることができるじゃないか。それはだからここ(サブタイトル)に書いてある、勝つとか負けるとかじゃないのよ!」と熱く語り「これは映画になる」という確信を持ったと伝えました。

リアルな青春を描くために大変な苦労があったと語る古賀氏

古賀氏は脚本を作るにあたって、モデルとなった当時高校生だったチームに丁寧に取材をしたと語りました。すると、ゲーム話題は一致するのに、お互いのプライベートについてはほとんど知らないことが新鮮だったと言います。友達なのに、相手のことを全く知らないというのは、信じられないと思う人もいるかもしれませんが、それもまたひとつのリアルです。古賀氏はそういった彼らの青春を「そういうものは、ちゃんと入れよう。おじさんたちの青春にしちゃいけない」として、途中で脚本を大きく変えたことを明かしました。

胡桃のあ氏
平岩康佑氏
劇中のゲーム映像を撮影するために尽力したkokken氏とWave氏
MCを務めるOooDa氏の出演も発表

さらに、新たに公開されるキャストとしてVTuberの胡桃のあ氏、eスポーツキャスターの平岩康佑氏、『ロケットリーグ』のゲーム監修・指導としてkokken氏、Wave氏を発表。そして、登壇しているOooDa氏の出演も発表されました。

東京ゲームショウ限定特報映像より
東京ゲームショウ限定特報映像より
東京ゲームショウ限定特報映像より
東京ゲームショウ限定特報映像より

最後に、東京ゲームショウ限定の特報映像も公開。出演が発表されたOooDa氏も初めて見るということで、感慨深い様子をのぞかせました。

記者会見に登壇した広井氏と古賀氏から、eスポーツの興奮や、徳島のゲーマー高校生のリアルな青春、そしてゲームそのものを映画の中で描くことに対して、妥協せず、真摯な態度で挑んでいることが強く伝わる記者会見でした。「PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~」は2024年春全国公開予定です。

《田下広夢》

毎週金曜ゲームイベントしてます 田下広夢

1984年5月、埼玉県生まれ。2006年からゲームを専門とするライターに。毎週金曜、ゲームを持ち寄って遊ぶイベント「ゲームルーム」開催、2022年で10周年を迎える。メギド72攻略ブログ「メギド部!」運営。イシイジロウ氏主催のゲームクリエイター人狼会所属。たまにゲーム業界解説でテレビやラジオなどに出演したり、YouTubeなどの人狼ゲーム配信にも登場。2021年からインサイドで執筆。

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