『Fate/Samurai Remnant』に登場するのは『FGO』の「邪ンヌ」……じゃない!? その真名疑惑や「ギル」「武蔵」の意外な関わり方に迫る

『Fate/Samurai Remnant』が、待望の発売日を迎えました。新たなサーヴァントがお披露目される一方で、『FGO』でもお馴染みの面々も登場します。顔なじみのサーヴァントがどう関わるのか、その実態や疑惑について迫ります。

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『Fate/Samurai Remnant』に登場するのは『FGO』の「邪ンヌ」……じゃない!? その真名疑惑や「ギル」「武蔵」の意外な関わり方に迫る
『Fate/Samurai Remnant』に登場するのは『FGO』の「邪ンヌ」……じゃない!? その真名疑惑や「ギル」「武蔵」の意外な関わり方に迫る 全 21 枚 拡大写真

※本記事は、序盤となる第1章までの内容に触れます。ご注意ください。

『Fate』シリーズに連なる新たなゲームタイトル『Fate/Samurai Remnant』(以下、Fate/SR)が、ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/PC(Steam)向けに、本日9月28日より発売を開始しました(※Steam版は9月29日発売)。いち早くプレイしている方もSNSなどに見受けられますが、ほとんどの人は今晩や今週末から本格的に遊び始めることでしょう。

マスターとサーヴァントが運命共同体となり、7人7騎が争い合う「聖杯戦争」。『Fate』シリーズの多くで描かれた過酷な戦いは、今回その名が変わり、「盈月の儀」として執り行われます。

この「盈月の儀」には、シリーズ初登場と思われるサーヴァントも参加する一方、『Fate/Grand Order』(以下、FGO)をはじめとする他作品で活躍しているサーヴァントたちも、その立場を新たにしながら姿を見せます。

例えば、シリーズ作品にたびたび顔を出す「ギルガメッシュ」、『FGO』で一躍人気を博した「宮本武蔵」に「ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕」などが代表的なところ。もちろんこの他にも、見覚えのあるサーヴァントたちも本作に参戦しています。

ですが前述した3人は、それぞれ立場や関わり方が異なっており、中には拭いきれぬ疑問を抱かせるサーヴァントもいます。そこで今回は、『FGO』でもお馴染みの面々が、『Fate/SR』にどのような形で絡んでくるのか。実際にプレイした経験を元に、皆様に紹介します。

まだ発売されたばかりなのでネタバレに配慮し、第1章までの範囲に限らせていただきますが、「宮本武蔵」や「ギルガメッシュ」の関わり方や、「ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕」に対する拭いきれない疑惑などを、こちらでご確認ください。

■『FGO』とは違い、敵対関係にある「宮本武蔵」

『Fate/Samurai Remnant』発表直後から注目を集めていた「宮本武蔵」。『Fate/SR』の主人公・宮本伊織は、武蔵の養子として育ち、剣の手ほどきも受けていました。そのため、親子でありながら、師匠と弟子の関係でもあります。

……といっても、伊織を育て、導いたこの世界の武蔵は男性です。一方で、本作に登場するサーヴァントの武蔵は女性。この違いについては作中で語られており、彼女は「宮本武蔵が女」だった世界からやってきた人物です。

その女性武蔵がこちらの世界に来た後、人理へと刻まれてしまい、“女性の宮本武蔵”がサーヴァントとして召喚可能となりました。ちなみにその状況は、『FGO』でも同一です。

そのため厳密に言えば、この世界で伊織を育てた武蔵と、今回現界したサーヴァント「宮本武蔵」は、同一の存在ではありません(元々、英雄とサーヴァントは全く同じ存在ではありませんが、それは別の話として)。しかし伊織は、女性の武蔵に対しても「あなたは師匠その人です」と断言。また武蔵の側も「ちょびっとズレがあるけど同一人物みたいなもの」と語っており、自分の愛弟子として伊織に接しています。

──といった部分だけ見ると、死別した師匠と弟子が再会を果たした奇跡の邂逅、といった風に感じられるかもしれません。しかし残念ながら、宮本武蔵は他のマスターと契約を結んだサーヴァント。伊織と武蔵は、「盈月の儀」において刃を交える、敵同士の関係にあります。

『FGO』ではプレイヤー側に立ち、いくつもの難所を共に乗り越えてくれた頼もしいサーヴァント。しかし本作では、プレイヤー側の伊織ではなく、マスター・高尾太夫と契約しています。作品を変え、今回は敵対する関係になった宮本武蔵との戦いは、かなり過酷になることでしょう。



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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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