■原作にいなかった新キャラが、クラウドたちの旅路を助ける
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『FF7 リメイク』は、物語に新たな側面が加えられるなど、リメイクによる進化とも異なるいくつかの「変化」が盛り込まれています。例えば、謎めいている「フィーラー」が存在するだけでも、大きな違いと言えるでしょう。
こうした物語上の変化は、『FF7 リバース』にも訪れるのでしょうか。その一旦とも思えるのが、今回発表されたキャラクター陣にも見て取れます。
チョコボファームにいた「グリングリン」など、原作に登場したキャラがリメイクされた姿なども公開されましたが、同時に全くの新キャラも発表されました。
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そのひとりが、カームにある宿屋のオーナー「ブロード」。指名手配犯となったクラウドたちの逃亡を手助けする人物と紹介されています。しかも、神羅カンパニーとの確執がある模様。その行動や理由は、単なる一住民では済まない重みを窺わせます。
そしてもうひとり、アンダージュノンの村長を務める「ロドナー」も、『FF7 リバース』で初登場するキャラクターです。村長という立場だけでなく、警備主任も務めていますが、このロドナーもクラウドたちを助け、村に迎えてくれます。
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ジュノンと海底魔晄炉を建設した影響によって、故郷である漁村が寂れてしまい、その一件を機に反神羅感情を高めたロドナー。こうした反発は各地に広がっているのでしょうが、軽くない立場にありながらもクラウドたちを手助けするのは、それだけ反神羅感情が膨らんだ証拠なのでしょう。ブロードと同様に、気になる人物です。
原作にはいなかったこのふたりが、『FF7 リバース』の物語にどれだけ影響を及ぼすのかはまだ分かりませんが、こうした人物が増えるほど、物語に新たな要素が増えていきます。その結果、大筋の展開すら揺るがすのか否か……。物語が大きく動く中盤部分を描く『FF7 リバース』だけに、関心が高まります。