歴代「GOTY」作品、覚えてる? 今年の「GOTY」発表前に受賞作を振り返り-『ゼルダの伝説』から2,000万本級の大作まで

12月8日(日本時間)開催の「The Game Awards 2023」に向けて、過去6年分のGOTYを紹介します。

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歴代「GOTY」作品、覚えてる? 今年の「GOTY」発表前に受賞作を振り返り-『ゼルダの伝説』から2,000万本級の大作まで
歴代「GOTY」作品、覚えてる? 今年の「GOTY」発表前に受賞作を振り返り-『ゼルダの伝説』から2,000万本級の大作まで 全 8 枚 拡大写真

■2019年受賞作:『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』

数々の高難易度アクションゲームでコアゲーマーをうならせたフロム・ソフトウェアが、2019年に戦国の世を舞台とする剣戟アクション『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』をリリース。近年手がけた作品群の中では珍しい世界観だったが、その描写も冴えわたり、2019年のGOTYを見事射止めました。

同社の作品は“死にゲー”と呼ばれて語られることが多いのですが、本作もその系譜に名を連ねており、幾度も死を繰り返しては敵の動きを覚え、その果てに勝利と生を掴み取る醍醐味がクセになる作品です。

特に気持ちがいいのは、敵の体勢(体幹)を崩し、致命的な一撃を食らわせる「忍殺」。これが決まれば、恐ろしいボスでもそのHPを大きく削れます。逆を言えば、崩してからの「忍殺」が上手く決められなければ、苦戦は免れません。

高難易度アクションゲームの多くは、敵の出方を見てから、その隙を狙って攻撃を食らわせるスタイルでした。しかし本作は、絶え間なく攻め続けることで、体勢を崩させやすくなり、「攻めの高難易度アクション」を実現。その新たなゲーム性も評価され、2019年を代表する1作となりました。


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■2020年受賞作:『The Last of Us Part II』

1年の間隔を空け、SIEが『The Last of Us Part II』で2020年のGOTYを再び制しました。本作はタイトルからも察しがつく通り『The Last of Us』の続編で、時間経過はあるものの物語的にも直接繋がっています。

今回の主人公は、前作でジョエルと共に旅をしたエリー。ジョエルとエリ―は旅の最中で互いに少しずつ歩み寄り、その後も不器用ながらかけがえのない関係を育んでいきました。しかし、その日常は奪われ、エリ―は自ら戦いの道へと身を投じます。

そうした物語の裏側を描くのが、もうひとりの主人公アビーです。なぜエリーと対立し、ふたりは戦いを繰り返すことになるのか。過酷な時代だからこそ浮き彫りになる人間の感情と、そのぶつかり合いを雄弁に描き、『The Last of Us Part II』は大きな話題となりました。


2021年の受賞作はまさに快挙! そして、2022年は納得の受賞作が

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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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