■ゲーム進行の自由度には、大きな違いが
『ペルソナ』シリーズにおける学園生活の過ごし方は、プレイヤーが決定できる範囲が大きく、自分なりの日常を送ることができます。一方で、起きる事件や異変、挑むダンジョンなどは順番が決まっており、目の前にあるものをひとつずつ片づけていくのが基本です。
『メタファー:リファンタジオ』は、主軸となるストーリーはあるものの、その合間合間にやれることが多く、攻略の順番やそのやり方はプレイヤーに委ねられています。
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番組内でも、「いきなりこのダンジョンにいくのか、こっちのクエストをやってレべリングしてから行くのか」「プレイしていて“これが正解”というのが、いい意味で持てないRPG」と、その自由度の高さが示唆されていました。
■コマンドRPGだけに収らない、ユニークなバトルシステム
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ベースがコマンドRPGという点は、『ペルソナ』と『メタファー:リファンタジオ』はいずれも共通しています。ですが、『メタファー:リファンタジオ』の場合、倒し方が分かっているような格下の敵は、フィールド上で倒すこともできます。
このシステムも詳細はまだ明かされていませんが、公開済みの映像を見ると、フィールドにいる敵をアクションゲームさながらの動きで倒すシーンを確認できます。もちろん、コマンド入力で戦うRPGらしい戦闘も用意されており、この2つの手段で戦うことができる模様です。
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フィールド上で敵を倒すシステムは、「格下との敵には時間を費やさず、爽快にプレイして欲しい」「先が気になるストーリー、カスタマイズ、どうやって攻略するか、そういう部分に時間を使って欲しい」といった思いが導入したとのこと。この点は、『ペルソナ』とは一味違うプレイ体験が楽しめそうです。
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発売時期がしばらく先なので、まだ詳細な内容は明かされていないものの、その概要を少しずつ見せ始めている『メタファー:リファンタジオ』。全く新しい試みもあれば、『ペルソナ』シリーズの経験を活かしたゲーム性も垣間見えます。
その全容が判明するのはしばらく後になるでしょうが、2024年を代表するゲームの1本になるのは間違いなさそうです。アトラスの新たな挑戦を、その目で見届けましょう!