VTuberの天開司さんが「神域リーグ」への出場を辞退することを表明。これをきっかけにSNSでは、麻雀関係者やストリーマーの間で「自覚なき打牌批判」を含むさまざまな声が挙がっています。
◆モチベーション低下により出場辞退
「神域リーグ」は、天開司さんがオンライン麻雀ゲーム『雀魂』にて行う、プロ雀士とストリーマーによるリーグ戦。2022年から開催されており、今年も4月にドラフト会議が行われる予定です。
今回の発表で天開司さんは、プレイヤーとしてドラフト志望をしないと説明。その理由として「競技としての麻雀へモチベーションが保てなくなったから」とし、さらに同時に公開した動画ではコメントによる打牌批判が大きな要因であったことが示されています。なお、天開司さんはプレイヤーとしての出場はないものの、実況として携わっていくとのこと。
◆打牌批判をやめるよう呼びかける声も
麻雀牌の打ち方を批判する「打牌批判」について天開司さんは、神域リーグ2024発表当時から「神域リーグにおいて選手の打牌に関する批判は迷惑です」と言い切り、「神域リーグに興味はあるけど攻撃的なコメントがあるから参加できないという方も多く、無視できない大きな被害だ」と、やや強めの注意喚起をしていました。
今回の天開司さんの出場辞退を受けて、Xでは自覚なき打牌批判を控えるよう呼びかける声が広がっています。
神域リーグに2年連続出場している「ななしいんく」の因幡はねるさんは「私は段位戦を配信でやらなくなった」と投稿。配信の打牌に関する検討をまとめられたり、勝手に牌譜をみて検討して送り付けられたりといった被害があったことを明かしています。
また、あゆぴんの名でも知られるプロ雀士の朝倉康心氏は、「プロとして覚悟していても、多方面からさまざまな角度で批判がくると精神がやられる」とし、悪意があるわけではない打牌批判について「気付かないうちに演者を傷つけてることに気付いてやめてくれるような世界がこないかな」とコメントしています。
攻撃的な批判はもちろん、良かれと思って打牌に意見することもストリーマー側から意見を求めている状況でない限り、極力書き込まないことが賢明です。