『ウマ娘』新育成シナリオ「豊食祭編」を先行プレイ― 野菜収穫に畑作り、料理作り!"いっぱい食べる推し"は強い

『ウマ娘』新シナリオ、「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭編」を先行プレイしました!

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『ウマ娘』新育成シナリオ「豊食祭編」を先行プレイ― 野菜収穫に畑作り、料理作り!
『ウマ娘』新育成シナリオ「豊食祭編」を先行プレイ― 野菜収穫に畑作り、料理作り!"いっぱい食べる推し"は強い 全 32 枚 拡大写真

劇場版アニメ『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』が同作ファンだけでなく、多くのアニメファンにもヒットを飛ばしている『ウマ娘 プリティーダービー』。2024年6月26日には新育成シナリオ「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭」(以下、豊食祭編)が公開予定です。

今年2月23日に公開された開発者レターにあったように、育成シナリオの追加ペースがこれまでの半年に1度から4ヶ月に1度ペースへと変更となったため、サイクルが早まります。

ウマ娘たちは前回の「U.A.F.編」でアスリートな一面を見せてくれましたが、今回のシナリオ「豊食祭編」では、そのタイトル通りさまざまな食事を食べつづけ成長していくストーリーとなっています。

本記事では、新シナリオ公開に先駆けて催されたメディア向け体験会でのプレイレポートをお届けします。

※記事中の画像は開発中のものであり、表記される数値などは実際に収録されるものと異なる可能性があります

◆野菜収穫!畑作り!料理作り!"いっぱい食べる推しは強い!!"

新シナリオ「豊食祭編」は、前回シナリオ「U.A.F.編」とすこし似通ったポイントがあります。

まず、トレーニングにはスピード/スタミナ/パワー/根性/賢さの5タイプがありますが、それぞれにんじん/にんにく/じゃがいも/唐辛子/いちごの5つの野菜とリンクしており、練習コマンドを選ぶことでそれぞれの野菜を収穫していきます。

例えばスピードコマンドはにんじんとリンクしていて、コマンドを選ぶとにんじんが手に入ります。これが友情トレーニングとなると、他の野菜の獲得量も微量ながら増えます。

ここで得た野菜の収穫数とは別に、畑Ptもゲット可能できます。「食材を生み出すには畑から」という言葉通り、畑Ptを使って野菜Lvを上げていくと、収穫できる野菜の収穫数・保管上限数も上昇します。

野菜を収穫して、必要な数が集まれば、いよいよ料理作り!1年目となるジュニア級では作れる料理に限りがありますが、クラシック級・シニア級と進級していくにつれ、作れる料理もどんどんと増えていきます。

また、前回のシナリオ「U.A.F.編」がそうであったように、今回の「豊食祭編」では半年に1度「試食会」という定期イベントがあります。収穫した野菜を使って料理をつくっていくと、お料理Ptが加算されていき、一定のポイント以上になると試食会が大満足の評価で終わります。

ここまでの話は、以下3つの点にまとめられます。

  1. 練習コマンドが収穫できる野菜とリンクしている。とにかく野菜を収獲する

  2. 野菜とともに畑Ptが貯まるので、畑Ptを使って畑を耕し、豊穣の畑にしていく

  3. 半年に1度の「試食会」を大満足の結果にするために、料理を作って一定水準までお料理Ptをあげていく

さらに料理を作るたびにお料理Ptをグイグイとあげていき、大成功率をあげていくところもミソです。料理を単なる"成功"ではなく、"大成功"として作ることで、スキルヒントが獲得できます。大成功率は最初は0%ですが、10%、20%とあがっていくので、100%になる前に大成功するパターンもあります。

なお料理を作るたびにクッキングゲージもあがっていき、クッキングゲージがマックスとなった状態で料理を作ると確定で大成功します。この場合、クッキングゲージはリセットされ、ゼロからまたゲージを貯めていく流れになります。

重要な点の1つ目としては、1度のコマンド選択ごとに野菜を収穫できるわけではなく、4ターン分ごとにまとめて収穫するという点です。つまり、4ターン全体で練習をスピード→根性→賢さ→スピードと踏んだ場合、にんじん・いちご・にんにくを4ターン目終了時にゲットできるという流れになっています。

そのため途中で作りたい料理の野菜が足りなくなった場合、数ターン待たないと野菜が収獲できず、料理が作れない状態になってしまいます。

重要な点の2つ目としてあげたいのが、料理を作る・食べる際はターンを消費せず、続けざまに練習コマンドを選ぶことができる点です。例えばスピード練習が友情トレーニング状態だった場合、スピードトレーニングアップ効果のある料理(ポトフなど)を作って食し、そのままスピード練習へといけます。

ここで野菜Lvが高いと、体力回復やトレーニング効果アップなどのバフ状態が強化されて練習に繋げられるので、シナリオ終盤は野菜Lvを上げてから料理を食べて練習をしつづけ、一気にステータスをあげていくということも可能です。

また練習以外のコマンド、休み・お出かけ・レース・保健室のコマンドでも食材を収穫できるようになっているため、「食材を収穫するためには練習コマンドだけを選ばなければいけない」という状況はありません。

そして重要な点の3つ目としてあげたいのが、シナリオ毎に決められているステータス上限値について。これまでさまざまなシナリオが追加されてきましたが、各シナリオごとにスピード/スタミナ/パワー/根性/賢さ5タイプのステータス上限値が決まっています。

顕著な例で言えば、育成シナリオ「Make a new track!!」(クライマックス編)ではスタミナの上限値が1900(!)と設定されていますが、じつは今回の「豊食祭編」では1000(!!)と低めに設定されているのです。

この点を知らずにプレイすると、「さて、長距離の子を育成しようかな……」と思って「豊食祭編」シナリオを選んでしまうと、開始早々プレイの目標を変えなくてはならない場合もあります。「豊食祭編」の特徴としてしっかりと頭に入れておくべきでしょう。

筆者がプレイした感覚としては、育成システムが大きく変わった「U.A.F.編」に比べて新たに気にすべき点も少なく、スッとプレイに慣れました。体験会の短い時間の間でしたが、筆者は最後の試食会である「大豊食祭」では"大満足"の上にある隠された評価を引き出すこともできたのです。

  1. とにもかくにも野菜を集める!

  2. 友情トレーニングに合わせ、料理を食べてトレーニング!

  3. 野菜Lvをマックスにして野菜の保管数に気をつける!

この3点に気をつければ、大きなミスも無くプレイできるかと思います。


◆理事長・秋川やよいの想い そして"いっぱい食べる推しが好き"を地でいく映像の数々

新育成シナリオ「豊食祭編」は前回の「U.A.F.編」とおなじく「URAファイナルズ編」に+αとして進んでいく、育成ウマ娘それぞれの育成ストーリーに「豊食祭編」のシナリオが絡んでいく内容となっています。

今回のシナリオにおいて、その中心にいるのはトレセン学園理事長・秋川やよいです。ゲームスタート時から登場している彼女は、「ウマ娘を支えたい」という人一倍強い想いのもとで様々な活動をしてきました。

これまでのイベントやシナリオを思い返せば、彼女はトレセン学園の理事長業務としてさまざまな施策を打ってきました。「アオハル杯」「トゥインクルスタークライマックス」「U.A.F.」といったこれまでのシナリオで登場してきた新規レース/大会は、彼女以外の人物が開催しようとしていた姿をみて、サポート・助力を図っていくという構図でした。

少女のようなルックスながら思い切りの良い言葉遣いと含蓄深い言葉でウマ娘たちを諭しつつ、その反面、気持ちの強さがゆえに様々な施策を打とうと私財を使いすぎる一面があり、ことあるごとに駿川たづなに注意されてきた秋川理事長。

こういった一面を長く見ているせいか、秋川理事長をどこかコミカルかつギャグ要素が強めな存在だと感じているトレーナーもいるはず。そんななか、秋川理事長本人の言動がコアとなった新シナリオは、ようやく彼女自身にスポットライトを当てた内容となっています。

彼女が大事にしているのはズバリ、"食"。

どのような食べ物を食べるか?によってウマ娘の成長が変わると感じてきた秋川理事長は、じつはタイミングを見て学園内にある畑に足を運び、さまざまな改良を重ねて最高の畑作り・食材づくりに力を注いでいたことが、冒頭で明らかになります。

そんな彼女の努力や気持ちが実り、これまでにない畑づくりに成功した秋川理事長は、学園内のウマ娘たちに開放し、「この畑から食材を作って、よりよい食事を取り、各々の体作りに繋げてほしい」と紹介。ここから本シナリオはスタートするのですが、クライマックスにつれ、秋川理事長がいかにウマ娘たちの安全や活躍を第一に捉えているかが伝わってくる内容となっています。

また、今回のシナリオが"食"をテーマにしているということで、農作業や料理するミニキャラ、食事シーンがすべて新作アニメーションとして制作されています。

ネットカルチャーには"いっぱい食べる君が好き"というミームがありますが、まさにそれを体現しているかのようなコミカルなシーンも数多く描かれています。腹ペコなイメージの強いあのウマ娘たちももちろん登場しており、まさに"いっぱい食べる推しが好き"という人には、嬉しいシーンが満載。

サービス開始から4年目となり、ネクストフェーズへと突入した『ウマ娘 プリティーダービー』。今回の新シナリオはその変化を楽しむにふさわしいといえるでしょう。

イベントの詳細は、特設サイトからもご確認ください。

© Cygames, Inc.


《草野虹》

福島・いわき・ロック&インターネット育ち 草野虹

福島、いわき、ロックとインターネットの育ち。 RealSound、KAI-YOU.net、Rolling Stone Japan、TOKION、SPICE、indiegrabなどでライター/インタビュアーとして参加。 音楽・アニメ・VTuberやバーチャルタレントと様々なシーンを股に掛けて活動を続けている。 音楽プレイリストメディアPlutoではプレイリストセレクター(プレイリスト制作)・ポッドキャストの語り手として番組を担当している。

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